丹沢・世附川系、サルウツ沢、湯の沢、無名沢3本
3月16日(土)くもりのち晴れ。遡行図
今日もしつこく世附川沿い。
いつものように浅瀬に車を置き、歩きはじめる。
今日はいつもと比べて大分車が少ない、そろそろ釣りも人段落ついたのか、それとも桜が一気に咲いたので
花見に鞍替えしたのかぁ。
天気はくもりなので申し分ない。
秋から少し痛めているつま先が少し痛いが、我慢をして歩く。歩いていると足が慣れ、普段どうりに歩ける。
今年になって、どうしても我慢できないときがあり、整形外科に行っているが、医者は疲労性の尿酸がたまっただけ、痛みは腰の神経からきている
としかみてくれない。けっこう痛くてまともに歩くのが大変なときがあるのだが。そのわりには毎週のように丹沢を歩いているけどね。
最初に目に付いたのは、夕滝上流100Mくらいのところに合流している無名の沢。
以外と水量がありそうなので入ってみる。
少しゴーロを歩き、最初に出てくるのが3M階段状の滝、次に2段4Mの滝、滝らしい滝はこれだけだった。
また出会いまで戻り、林道を歩く。
湯の沢橋まで歩き、沢に入る。
最初の堰堤にある沢名を見るとサルウツ沢とある。
あれ、湯の沢ではないのか?。
地図上での湯の沢の位置は、たしかにここではない。
とにかく入ってみよう。
堰堤を4つ越すと、沢は狭くなり、右に曲がっている。
傾斜も急になり、なにかありそうな雰囲気になる。最初に出てくるのは3M滝、ここは右を巻く。
少し行くと今度は左に曲がっている
狭いゴルジュになっていて、2M、3Mの段瀑になっている。
この上は明るく開けていてもうなにもありそうもない、ここから引き返す。
また出会いの橋まで戻る。
サルウツとはどういうふうに書くのだろう、猿を打つからさるうつかなあ、と思いながら林道を先に進む。
次に本命の湯の沢らしき沢に入る。
水量はサルウツ沢よりないが、出会いから滝があり、その上も階段状になっている。
最初は3M滝、横を登り、次に出てくるのはF1、5M滝、
その上にも滝が見える。
ここは左尾根から大きく巻き、滝を見ながら登る。
上の滝はそんなに大きくなく、2Mくらいの滝なので、そのまま尾根を登り沢に出る。
上は広くゴーロになり、しばらく何も無い。
沢の水が白く濁りだし、温泉の硫黄分がまざるようになってきた。
ああ、これではっきりした、ここが湯の沢なのだ。
あの湯の沢橋の名前は、間違ってつけたのか、それともだいたいの見当でつけたの、かよくわからない。
まあどうでもいいか、よくあること。
沢の濁りは登るにつれ、どんどん濃くなる。
はたして温泉らしきところがあるのか、興味津々になってきた。
2M滝を越し、中流域のあるところから上は濁りがなくなった。
その付近になにかあるのかよく見たが、噴出しているとか、湧いているとか、変化はなにもない。
水も冷たいし、結局のところ何も分からず自然消滅してしまった。
しばらく上を歩いてみたが、沢床は浅くなるばかりで変化がなく、適当なところでUターン。
植林帯の獣道を歩くと顕著な仕事道にでる。
そのまま植林帯の中を下ると、入渓した沢の100M上くらいの林道にでた。
あと、なにか沢がないかなあ、と山百合橋まで歩く。
橋の手前に小沢があり、上が急そうなので入ってみる。
入るとすぐに10Mくらいの滝があるが、倒木に埋まり、水量も少ない、また水の多い時に見よう。
ここで今日の予定は終ったので、林道を浅瀬に戻るが、なにか物足りないし、滝の索引に載せられそうなのは一つしかないし、
時間もあるし、他にないかなあ、と考えながら浅瀬まで歩く。
そうだ、まだ少し未調査のダム近く右岸の谷を覗いてみよう。
まだ登るかもしれないので、着替えもせず、すぐ車を走らせ、橋を渡り舗装の林道に行く。
橋を渡ったところですぐ右に沢があるのに気づき、車を止め、沢を見に行く。
水量はあるので少し入って見る。
ゴーロを200Mくらい歩くと、3Mの斜瀑があり、横にアルミの梯子がある。
それを利用して登ると、沢は二俣に分かれ、左右とも奥に滝が見える。
右の滝は結構大きそうだ。
かもしかが2匹、こちらの気配をさっして、あわてて上に上って行く。
久しぶりのかもしかとのご対面だ、丹沢にきて2回目、以外と少ない。こりゃ気分がいい。
取水パイプを支える、鋼ヨリ線を伝って登り、堰堤の鉄梯子を上る。
正面に立派な15M直瀑。こんなに近くにあるなんて、橋がすぐ下に見える。
ここの写真を撮り、左俣の滝を見に行く。
こちらは2段8Mの滝、おしむらくは水が少ない。
しかし、右の直瀑は今日一番の収穫だ、やっぱり見に来て良かった。
出会い近くには、骨だらけの鹿の死骸が二つ、無残に転がっている。ハンターが撃った鹿だろうか?。
車に戻り、ダム手前の橋の右ゲートの前に車を止め、歩いて散策してみる。
いくつか小沢もあり、水量のある時は面白そうな沢もある。
空も晴れ渡り、気分爽快だ、この辺はいずれまた探索しよう。
車――――夕滝上流の沢――林道―――サルウツ沢―――林道――――湯の沢―――林道――――無名沢―――車―――無名沢と散策―――車
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