年末・里の滝巡り


12月29日(金)〜12月31日(日)。
今年(18年)1年は、丹沢の滝の整理という意味で、再度滝を確認しながら写真を撮り歩いた。
印象に残る滝を111とし、丹沢の滝その1(53P)と丹沢の滝その2(56P)に分け、2冊の写真集を作成した。
パソコンで編集しながら、両面プリントし、エプソンの簡単ファイルで製本したもので、限定2冊、用紙代、インク代、製本キット代を含めると一冊、約5000円くらいになってしまう。
来年は、神奈川県里の滝を三冊目に加え、神奈川の滝の完成としたい。
とりあえず里の滝一覧表は作成したが、再度写真を取り直さないといけない。
幸にも、比較的新しい写真が半分ほどあり、それほど時間はかからない予定だ。
年末年始の休みに入ったので、里の滝を回り始める。この前の大雨で、この時期になっても、比較的水量は多い。
まずは、上荻野にある、無名の滝へ行く。
大厚木CCの打ちっぱなしがある駐車場にそっと車をとめ、歩きだす。
この道は市道のため、堂々と歩けるのだが、ゴルフ場の中を歩くため、ゴルファーが打つ球の行方に要注意だ。
道の脇にCCが用意してくれたヘルメットがあり、”登山者は被って通行を”と注意書きがある。
ヘルメットは被らなかったが、球の方向を見ながら、早足で通過、本コースでは、ティーグランドで打っているので4人目が打ち終わるまで待ち、 ここも下をすみやかに通過。 カートで降りてくるゴルファーには変な目で見られてしまう。
このティーグランド奥から、山道に入る。この入口にもヘルメット置き場があり、”被ったヘルメットは、ここに置いて行って下さい”と書いてある。
目指す滝は、ここから2,3百M入った右の沢にある。思っていた通り、水量はこの前よりは多く、立派な滝に見えた。
滝前は倒木があり、少し整理しないと写真が撮りにくい 小枝のみを払い、なんとかアングルを確保した。落差を再確認するが、やはり6Mくらいだ。
さて、帰途はまたゴルフ場内の通過、市道には打ちっぱなしで打たれた球がゴロゴロしている。ティー近くまでくると一安心、車に戻り、次の滝へ行く。
次は、大釜弁財天の滝と大沢奥にある20Mの滝を見る予定。
荻野から美登利園の横を抜け、飯山街道に出、清川村から、七沢方面へ曲がる。
広沢寺から弁天の森キャンプ場への道に入る。途中、弁天岩では、クライミング練習のパーティーが二組、へばりついていた。
大釜弁財天の滝上に車を止め、アングルを探しながら、川を渡る。釜下横には、意味不明なサンダルと濡れたワイシャツが干してあった。
この滝の落差は、はかりにくい。くの字に曲がった上部を含めると、20Mくらいか。
まあ、滝らしいところは、最下段の6Mくらいなんだが。
車をさらに奥に進め、終点にある弁天の森キャンプ場駐車場に止める。今はひっそりとして、管理人も含め誰もいない。 車止めのある林道を、さらに終点まで歩いて行く。
夏であれば、川遊びや、ミニ遡行が楽しめそうな流れも登山道下に見え、結構面白そうな場所だ。
いつもはあまり水のない五段の滝も滝らしく見える。
この道は、すりばち広場に抜けるとあるので、以前巨木の森から降りてきた尾根道にぶつかるのだろう。
大沢を渡る木橋の上からが、この沢の見所。滑滝が続いて見え、綺麗なところだ。
沢沿いを歩くと、4Mのスパッと落ちた滝が出てくる。この滝左を巻いて行くと、大沢の奥にある20M滝が見えてきた。
水量もほどほどにあり、三段のいい滝だ。丁度滝行しようとすれば、バッチシ絵になりそうだ。
落ち葉がくるくる廻っていい感じ。今日はこれでお終い、帰って掃除を手伝わないと。
翌日早朝、鎌倉方面に出かける。稲村ガ崎横で日の出を迎える。
朝焼けの中から登る太陽は美しい。鎌倉を過ぎ、葉山にある不動滝を最初に見に行く。
葉山から横須賀方面の県道に入り、葉山町木古場につく。昔行ったイメージで、不動滝の信号を右折して細い道に入ったが、滝が見つからない。
さて、どうしたものか、少し下にローロンがあったのを思い出し、朝食ついでに地図を覗きにいく。地図を見ると、もう少し下の方だった。
信号の200Mくらい手前、コスモ石油のスタンド横を曲がり、道なりに登って行くと、滝不動尊のノボリが見え、車一台くらい止められるスペースが丁度ある。
滝はすぐ道横に落ちていた。やはり、以前より水は多い。こんな水がどこから、沸いて落ちてくるのか不思議なところでもある。
次に目指す滝は、朝比奈切り通しにある”三郎の滝”。
鎌倉に戻り、鶴ヶ丘八幡宮前を右折、金沢方面へ向かう。十二所神社近くの信号を右折し、滑川を渡る。
道なりに川沿いを進むと、未舗装になり、山になる。車を止め少し歩くと、三郎の滝がひっそりと落ちていた。
左に行く道は、歴史に残る朝比奈切り通しだ。丁度、マウンティングバイクで2名の若者が登っていくところだった。
次は今泉にある陰陽の滝。
北鎌倉から鎌倉街道を走り、砂押橋の信号を右折、鎌倉CCを目指し、川沿いを走る。
CCへ行く道を分け、真っ直ぐ寺の駐車場に車を止める。滝はお寺の中にあり、入口にある地図を見ていけばすぐにつく。
以外と滝らしい滝、雄滝は4M、雌滝は2Mほど、沢が分岐するところで、10Mくらいの間隔で落ちていた。
今まで、落差、水量共あまりなく、滝として一覧に加えるのは躊躇していたが、今回この2滝を追加する。
さて、今日もこのくらいにして帰らねば、引き続きお掃除だ。
翌31日早朝、平塚市土屋にある2滝を訪ねる。
最初に霊園先の田んぼのあぜ道奥にある”駒ヶ滝”へ行く。滝前は大きな倒木で荒れており、少しかたずけないと、写真がうまく撮れない。
まずは、小枝を折り、じゃまな倒木を引っ張り出す。やっとどうにか撮影できるようになった。
それでも倒れた木を枕にしての撮影だ。これらをかたずけるにはチェーンソーが必要だ。
さあ、日の当らないうちに次の尼ヶ滝まで行かなくては。
県道に戻り、500Mくらい中井寄りに走ると、グランド下へ入る農道がある。
少し入った先に車を止め、滝音がする方向へ向かって田んぼのあぜ道を歩く。
入口には、畳の横ひものような切れかかったロープがあったが、あぶなくて使えない、ロープを出し、沢床に降りる。
滝は目の前、相変わらず濁った滝壷の中に尼ヶ滝は落ちていた。
さあ、今日もこれで早く帰らないと、おこられる。
今年の滝見物は、これにて終了、年末は去年と違ってあったかいから、氷瀑は期待できないからね。

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