高塚山から石老山


1月16日(土)快晴。
先週に引き続き石老山。
高塚山(675.4峰)へ至る尾根を確かめるため、小野林道から入り、登りと下りを別尾根ルートで周回してみた。
まずは寒沢の滝に寄っていく。周辺にツララが下がっていたが、滝の姿は以前と変わらなかった。
冬場にしては、水量もまあまだ。左右から下からとアングルを変えながら、撮影を試みる。
滝を見てから、少し戻り、車で市道を上がっていく。
集落を過ぎ、登りきって左折すると小野林道の入り口だ。入り口右には、小さな会社の建物があった。
ゲートがあり、施錠されているため、近くの道路脇のスペースに車を止め、舗装された林道を歩いて行く。
林道は寒沢沿いにあり、ゲートから600Mくらいで御飯場橋、さらに100Mくらいで小野橋に着く。
今日の登りは、小野橋脇から続く尾根を登って、高塚山へ出る予定だ。
橋際には車が2台止まっており、林業の関係者のようだ。
左岸に仕事道があり、すぐに尾根に向かって登り始める。ジグザグの急登10分、尾根道になる。
道は真っ直ぐ、尾根を登って行く。登山道のような道が続いている。
高塚山直下近くで右尾根に分かれる踏み跡を確認し、さらに登ると、人の声がしてきた。

車で来た林業の人達で、これから作業に入るところでした。
「おはようございます」「きつかったでしょう、もうすぐですよ」、と、挨拶をかわし、高塚山山頂に着いた。
山頂手前では少し周囲が見えるところがあったが、山頂は植林に囲まれ、ほとんど見晴らしはない。
木々の間から、宮が瀬湖方面が少し見え、石老山方面の空間には白峰三山を望むことができた。
山頂には、高塚山・675.4Mと書かれたお手製の看板がある。
山頂から各方向にある踏み跡を少し辿りながら、地形図と照らし合わせてみる。
石老山から来た道を背にすると、正面が小野橋から登って来た道。
右に下る踏み跡は、多分旧相模湖町との境界尾根を下り、588峰経由で青馬橋近くの林道に出る尾根だろう。
左の踏み跡は、北に向かって下る尾根で、そのまま下れば、先週歩いた顕鏡寺からの林道に出るはずだ。
高塚山から石老山へ続く尾根は、小さなピークが4つくらいある。
それぞれが10Mから30Mくらいの登り下りだ。
高塚山直下で少し富士山が見えるところがあったが、尾根上の道では、ほとんど見晴らしはない。

先週下った時の目印だった赤看板までは、周辺の地形や樹木など、尾根の特徴を確認しながらゆっくり歩く。
牧馬への分岐を左に見送れば、石老山山頂はすぐそこだ。山頂には、3組のパーティーがきていた。
今日の富士山はバッチシ見え、丹沢方面もよくみえた。
今日の目的は石老山山頂ではなく、周回尾根の探索にあるので、5分ほどの休憩で、再び、高塚山方向へ下る。
高塚山山頂から、登ってきた小野橋への道を下り、100Mくらい下ったところの分岐を左に折れる。
少し急な尾根下りになるが、なだらかになって歩き易くなると、左下に林道が見えてきた。
地形図上で見える554峰直下の鞍部で、20M下の林道へ簡単に降りる踏み跡が続いていた。
林道へは降りず、尾根通しにある踏み跡を辿りながら、554峰に出る。
ここからは東に向かう尾根に乗り、大石があるピークにでる。
ここには、簡易な石の祠があり、中にお賽銭が入っていた。
この辺には、ちょっと感じが良い、大石のピークがあり、石の上から眺める景色も楽しい。
そろそろ踏み跡も怪しくなり、やま感に頼りながら、やや南方向に向かう尾根を下っていく。
完全に踏み跡はなくなった。植林地帯の歩きやすそうな、尾根を南東方向へ下る。
右下に沢、左に登る時見た送電線を確認しながら降りると、下に林道が見えてきた。
小野林道に出たのだ。どの辺かを確認するため、少し右に登ると、すぐに橋だ。行くとき見た、御飯場橋でした。
下っている時は、どの尾根を下ったのか、あまりはっきり解らなかったが、地形図を確認してみると、ほぼ予定通りに歩けたことになる。
途中、顕鏡寺からくる林道は横断しなかったので、地形図通り、歩いた尾根の左下で終わっているのだろう。
準登山道として、はっきりした道があるのは、小野橋から高塚山までと、高塚山から、顕鏡寺への林道へ降りる道が使用できる道でした。
石老山だけで物足りない人は、三ヶ木から、歩いて周回するコースも取れよう。

車――小野橋――高塚山――石老山――御飯場橋――車

9:00  9:15  10:20   10:50   12:30  12:45

 

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