滝と石老山


1月30日(土)快晴。
またまた行ってきました、石老山へ。
なぜ、また同じ山へ、と思うのでしょうが、結構楽しみがあるのです。
唯一水流があり、気になっていた沢があり、調査に出かける。
地形図を見ると、等高線が狭まっており、滝があるかもしれないからだ。
今日は風もなく暖かい。里に近い沢のため、冬場が丁度いい。林道手前に車を置き歩き出す。
丁度、林道工事の作業車が入るところで、まだゲートの鎖は閉じられていた。
林道をゆっくり歩いていると、3台の作業車に抜かれた。
工事中はゲートを開けっぱなしのようだ。だが安心は禁物、前回、暗くなって降りてきた時、2番目のゲートはしっかり施錠されていた。
水量のある沢に着く、阿津川の本流筋に当たる。ほぼ林道の最高地点に近い。
下流側を覗いて見るが、谷底のゴーロが見えるだけで、あまり滝がある気がしない。林道直下に3Mくらいの滝があるにはあるが。
とりあえず沢床へ降りて見た。すぐに二股になり、ドラムカンが横たわるゴーロを下る。
下り始めて50Mくらい進むと、何やら水流が落ちているような感じになってきた。

鉄網に石を詰めた小さな堰堤でした、残念。さらに少し下ると、滝のような感じになった。
巻きながら、下に降りる。5Mくらいの滝でした。間にまた鉄網の堰堤が入る。
その下にまた、幅広の滑滝が見えた。これは10Mくらいある。そこから下には、底が見えない滝が続いていた。
両岸降りられない岩壁が続き、ゴルジュになっている。
今時で水量は少ないが、こんな沢でゴルジュに出会えるなんて嬉しくなった。
なんとか、ゴルジュ入り口まで降りられないかと思案、狭い岩壁の間を回り込みながら、入り口に着いた。
もう、これ以上下流は、平凡そうで、滝はありそうもない。
ゴルジュ内に入り、連続する滑滝を登ると、井戸底のような奥に7Mくらいで感じのいい滝が出てきた。
落口には、伐採された木が覆いかぶさり、醜い。滝壺の倒木は少し掃除する。
上も掃除できれば、いいのだが、とても滑りやすくて危険だ。
ゴルジュは、3M、4M、2M、7Mと続き、その上は2M、10Mの滑滝、5Mの滝で終わる。
7Mの滝が一番滝らしく、綺麗だ、久しぶりの新滝として、一つ加える。
ゴルジュから上がり、林道まで戻る。気分も天気も良かったので、沢に入り、尾根を目指す。
今日は、最短を登るつもりで、左又の沢沿いを登る。前回は中間尾根を登った。
仕事道が沢沿いに続いているのを利用し、登っていく。
水がなくなり、沢形態がなくなった所で、仕事道は植林帯に入る。

薄暗い中を登って行くと、尾根近くの明るい光が見えてきた。尾根道は近い。
赤看板がある所に出る。前回とまったく同じところだった。
今回はほぼ沢から真っ直ぐ登ってきたが、前回は左に曲がりながら登ったので、丁度同じ場所になったのだろう。
今回は林道から15分で尾根に出た。非常に楽な道でした。
ここまで登ると、石老山山頂までわずかなので、行かないてはない。
山頂に着くと、丁度登り時というか、沢山の人たちがいました、30人くらいいるだろうか。
最近は、眺めがいいので、中高年の登山者に人気のようだ。
5分ほどの休憩で、再び尾根道を下る。下りは高塚山から林道に出るコースをとる。
高塚山直下で、白根三山が良く見える所を探して見ると、ありました、今日も良く見える。
高塚山から前回同様に下り、鞍部から林道に降りた。
途中、部分的な舗装工事をしていたが、簡単に通らせてもらい、どんどん下る。
3回続いて、はからずも石老山に登ったが、いろんなコースが確かめられて、なかなか面白い。
あとは、牧馬への道だけだが、これも近いうちにやっつけようか。
沢については、今回水量が少なく、倒木もあって、ちょっと残念だったが、雨後に行けば、すばらしい滝になるでしょう。
沢の名前ははっきりしないが、阿津川の本流だろうと思う。

車―――沢下降―――石老山――高塚山――車

8:00  8:30   11:00  11:30  12:30

 

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