大ノ沢、石尊沢


12月3日(月)、快晴、大ノ沢、石尊沢
今回は初めて滝リストの追加更新が無かった。今日は唐沢系の大ノ沢と石尊沢。天気は今日も快晴、あまりついてない?(贅沢な悩み?)。広沢寺温泉からトンネルを抜け、 不動尻の駐車場に車を止める。
今日は月曜日のせいで止まっている車はもう一台だけ。 その人も登山の準備をしている、三峰山か大山へ登るのだろう。
キャンプ場で三峰山方面と分かれ、大山の指導票に沿って尾根を登っていく。
少し歩くともう体が温まってきて、ウインドブレーカーを脱ぐ。 どんどん登っていくと、右側にいくつかの峰を持った三峰山が望め、後方には、朝日に輝く江ノ島が見えてきた。
植林のヒノキが若木になってくると、尾根はなだらかになり、三峰山からくる尾根が近くなってきた。少しいくと尾根上の三叉路にぶつかる。
左、大山方面へ下っていくと、ほどなく東屋のある唐沢峠についた。
下を見ると河原が見える。地図を持ってこなかったのでどの辺かよくわからない。 峠の看板をみると、石尊沢へはしっかりした道があるらしい。
沢へ下るジグザグの登山道を降りていくと、10分足らずで堰堤の脇に出た。 ここの位置がわからないので、とりあえず石の祠までと思って水枯れの沢を石伝いに下る。
途中水が出てくると、すぐに左岸から水のある沢が合流してくる。
多分大ノ沢だと思うが、すると今下ってきた水の無い枯れ沢が本流の石尊沢なのか?。 ともかくさらに下る、沢は広く左右どちらでも気楽に歩け、散歩しているようだ
しばらくすると、右岸から枝沢を合わせる。少しいくと滑が出てきた。石尊沢の美しいところは滑にあるらしいのだが。 2,3箇所、朝日の逆光に輝く滑を抜けると、周りに大岩や大木がある、場所についた。 みると小さな石の祠が木の脇にポツンと鎮座していた。日付を見ると明治二十八年二月とある。 明治のころの二月では、この付近では相当の雪が有ったことだろう。
ここからまた来た道を上流へ引き返す。 滑が昔は多かったそうであるが、今は物足りない。滝がひとつもないのだ。
水のある大ノ沢に入る。入るとすぐに2段の簡単な滝が出てくる。 このあとも2,3の小滝がいくつか出てくるが、左右どうにでも簡単に巻けるので、比較的短時間に見所を歩ける。 水流も細くなったところでまた引き返す。
大ノ沢出会い付近に、最近張ったと思われる、警察の立ち入り禁止と書いてある黄色のテープが立ち木に残っていた。この付近に遭難者があったのかもしれない。 今朝の朝日新聞の神奈川版には、今年は中高年の丹沢での遭難が非常に多いと大きく出ていた。 しかし、ここは遭難するような場所ではないのだが?。
水のない本流を確認しながら登ると、朝降りてきた堰堤にでた。 やはり、ここが石尊沢なんだとあらためてわかった。
堰堤を三つ越し、忠実に右側を辿ると、また少しずつ水が出てきた。もう水はチョロチョロの流れでしかない。
石尊沢には幾つかの小滝があるが、もうほとんど見栄えのしない滝しかない。三段になっている滑風な滝のところで遡行をやめ、堰堤まで戻る。
上の峠を見上げていると、人の声が聞こえてきた。登山者が大山から下りてきたのかな?。またジグザグの登山道を登り唐沢峠にでた。
60歳くらいで4人メンバーの登山グループが休憩していた。不動尻まで何分くらいか聞かれたので、 「登りでここまで1時間10分くらいかかったけど」、と話したら「じゃー帰りは40分くらいかな」と仲間内に話してた。 私は彼らの仕度と年齢を見て、50分以上はかかると見ていたが。
彼らが出発したあと、追い越すのもいやだったので、地図にあった初めての道の巨木の森へ行く登山道を降りてみることにした。 ひょっとすると彼らより先に降りられるかもしれないと思って急ぐ。
道は逆に大山方向に登り。しばらく登りが続く。分岐には案内がないが、明確な左に下りる道があるので、ここだろうと思い急な尾根道を下る。
次の分岐も案内がない。ここも左に進路をとる。しばらく下り、また分岐になる。ここには古い案内板に右、日向薬師とあり、 左の新しい案内板にはなんとか広場とあった。ここも迷うことなく左に入る。
この尾根歩きをしている間、ずっと大きな沢音がし、眼下に大きな滝が見える。さてあの滝はどこの滝だろう?。 たしかあのへんの滝はすべて行っているはずだが?、姿からしてどの滝なのか、頭の中で想像しても同定できない。帰ってから調べよう。 少し下ると平になった東屋がある場所に出た。ここには立派な案内板があり、左、巨木の森とある。
どうもこの道はキャンプ場専用にし、意図的に案内を立てていないようだ。ここからは植林帯のなだらかな歩きやすい道が続くので駆ける様にして降りた。 時間を見ると唐沢峠から55分、彼らはどうしたのかなと思いながら林道にでた。林道の案内を少し見ていて後ろを振り向くと彼らがやってきた。 一瞬、私が前にいたことにビックリしていたようだが。彼らはここまで1時間くらいかかっている。やはり少し余分に時間がかかったな。彼らと会う前に車に戻る。 彼らはバスにのるのだろう、そのまま林道を歩いて行った。

 車――――――唐沢峠―――石の祠――――唐沢峠―――車

 7:20  8:30  10:30  14:00  15:00
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