丹沢・瀬戸ノ沢


7月12日(土)くもり
久し振りの遡行で、滝の確認を含め瀬戸ノ沢を歩いてみる。
フェルト底の磨り減った靴しかなく、あまり本格的な沢は歩きたくないが、瀬戸ノ沢は初級の沢なのでなんとかなるだろう。
早戸川林道途中で見られる三日月の滝の水量はかなりあった。
本流も多そうだが、水は透き通っている。
魚留橋付近に車を止め、伝道まで林道を歩く。
造林小屋先から踏み跡を辿り早戸川へ降りた。
対岸に瀬戸ノ沢と太礼ノ沢の出合いが見える。
通常、簡単に渡渉できるが、今日の早戸川は流れが強い。
なんとか、ふんばりながら渡ることが出来た。
瀬戸ノ沢の水量も多い感じがする、いい滝姿が拝めそうだ。

少し歩くとすぐにF1・5Mの滝、水量が多いので左横を登る。
続いてF2・6Mの滝、三段にも見える滝だが、ここも水量が多いので横を登る。
以前来たとき、滝の確認はここまで、この先は未知の領域。
次は右岸が岸壁で感じがいい多段の滝がかかるところ。
滝としては最上段が2段6M滝として見られる。
次に出てくるのは、2段5Mの斜瀑、ここも横を登る。
その次に出てくるのは6Mの滝。
また感じのいい多段の滝がかかる庭園ふうのところが出てくる。
続いてミニゴルジュの奥に三段5Mの滝、最後は5M2条の滝。
この滝を最後にして、滝場やゴルジュは終わり、明るくなって、ゴーロの沢になる。
瀬戸ノ沢の滝は全体的に斜瀑が多く、簡単に登れる滝が多いので初心者に楽しめる沢だ。
小滝も多く、ミニゴルジュや明るい段瀑が続く箇所が2箇所あり、以外と面白い。
蛭は下流部で少し付かれたが、上流部にはあまりいないようだ。

最後の滝までゴーロ歩きが少なく、巻きも簡単で、安心して登れる沢でもある。
今日は隣の太礼ノ沢を下降しようと思っていたが、このまま詰めてみた。
分岐は水量がある左を選び登って行くと、最後はゴーロの下に水は消える。
上を見上げると尾根が少し明るく見えるようになってきた。
さあっー、詰めはどこを登っていこうか、どこも急なザレ斜面だ。
とりあえず、ゴーロの石がなくなるまで沢を詰めてみる。
最後は急になって来たので沢の右側に上がり、木の根っこが続く急なザレ斜面を登って行く。
水が涸れてから200Mくらい登ると鹿柵が出てきた。
どこか切れている所はないか探すと、丁度いい具合に高い柵と低い柵に囲まれた場所があった。
その間を金網の針金を掴みながら登るとすぐに登山道へ出た。

PO4(たぶんポイント4の意味)と書かれた場所だ。
ここから登山道を少し歩くと太礼ノ頭に出る。
尾根の登山道へ出た場所は、瀬戸ノ沢の頭と太礼ノ頭の間の鞍部で、やや太礼ノ頭よりという感じでした。
下山は旧丹沢観光センターへ下る道を降りることにした。
ここの登山道を歩くのも久し振りだ。
丹沢三峰のアップダウンも意外ときつく足取りは重い。
次のピークが円山木の頭、続いて無名の頭、最後が本間の頭。
頭の中の地図は確かここだったなあ、踏み跡が分岐している。
以前あった分岐の道標はなく、わかりにくくなっていた。
下り始めると、赤テープが付いているので、旧登山道とわかる。

左に下り始める場所さえ間違えなければ、道に迷うことはない。
しばらくは緩やかな尾根下り、やがて左に曲がり、トラロープが続く急な下りになる。
小沢を渡ると緩やかな植林帯の中を降りていく。
この辺は蛭が多い地帯なので注意しなければならない。
旧観光センターの敷地内で蛭チェック。
運動靴の中に左右5,6匹くらいいて、3箇所ずつくらい吸われていた。
今時分はしょうがないかなー。
チェック漏れがないか、靴下をぬぐと足首付近に2匹いた。
持ち帰りのないよう念入りに確認する。
朝、1台も車は無かったが、2台の車が止まっていた。
最近は、足の膝付近に違和感があり、あまり山を歩いていないこともあって、
この程度の山歩きでも、結構疲れた。

車―――尾根登山道――――車

7:40  12:30   15:30

 

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