丹沢・下棚沢


27年8月11日(火)晴。
久しぶりに西丹沢へ行く。
善波峠からは雪の無くなった真夏の富士山が綺麗に見えた。
猛暑日が続いたときは、あまりに暑くどこへも行く気にならなかった。
少し落ち着いた暑さになってきたので、沢の水に浸かりたくなったので出かける。
今日は下棚沢を詰めてみようと思う。
途中のキャンプ場はお盆休みが近いのでそこそこテントが張ってある。
西丹沢の正規の駐車場は一杯だったが、道路横には一台も止まっていなかった。
ちょっと出発が9時と遅かったが、やや蒸し暑い西沢沿いの登山道を歩く。
下界と比べると、まあまあ我慢できる暑さで、やっぱり山はいいね。
下棚沢に入り、少し下棚を覗くと上部には日が当たっていたので、滝下はパス。
すぐに巻きの尾根道に入る。
下棚の落ち口に降り、上から覗いたり、続くF2・10Mの滝を眺める。

もう一度尾根道に上がり、F2の上にロープを垂らして降りる。
下棚沢で一番綺麗な滝は、続くF3で、見た目は1M、3M、7Mの連瀑帯だ。ここで動画撮影をしていく。
日差しが強いので、滝の写真はいまいち難しい。
沢屋さんだと丁度登って行くには面白い所だが、我ら滝屋は尾根に戻り、巻かないと行けない。
F3の上から覗いて見ると、F3はもう一つ2Mの立った滝が続き、さらにF4・5Mの滝が続いている。
これから先はしばらくゴーロと滑が続き、安心して歩ける場所だ。
この沢にはヤマメがいて、以前は手掴みで捕まえたことがあるが、今日は岩影に日差しに輝いた綺麗なヤマメがいた。
正面にF5の大きな滝の流れが見えてくる。以前はここまで来たことがある。
日差しが強いので、撮影は簡単に手撮りですませ、巻き道を考える。
ここは大きく右から巻いて登る。
F5の上に降り、ここも落ち口から滝の様子を眺める、やはり最後の2Mが厳しいなあ。
続いて大きな滑滝の連瀑帯、ほとんど登れそうだが、上部が難しそうだ。
ここは滑で登れる所は登り、最後は右から巻く。

この上に降り、落ち口の様子を覗いてから上流へ歩く。
しばらくはゴーロが続き、やっとF6・8Mの綺麗な滝が出てきた。
ここも日差しが厳しく、雲は一向に出てこない。
この滝も沢屋さんには面白そうだが、我らは巻き。
右の小滝の下まで登り、巻いて上がる。
この先は滝らしい滝は出てこないが、階段状の10M滝が二つ続く。
さらに滑滝が続き、水流は細いながら途切れない。
幾つか分岐が出てくるが、基本は水が多い方に歩いて行く。
適当に休みと撮影に時間をかけたので、結構時間がおしてきた。
適当な所から右尾根に上がる。
尾根の登りは暑い、足取りも重い。右に大きくガレたルンゼを見ながら登る。
尾根が高く続く方向へ、やや右寄りに意識しながら登って行く。
上部がややなだらかになってきたころ、階段状の立派な登山道に出た。
多分、西沢から畔ヶ丸へ続く登山道だろう。
何処のあたりか、はっきり確認すべく、上へ登ってみる。
200Mくらい登山道を登ると避難小屋まで200Mの標識が出てきた。
これで位置を確認、最初畔ヶ丸山頂へは行く気が無かったが、すぐそこなので、とりあえず山頂まで行く。
山頂到着14時55分、もうこの時間なので誰もいない。
少し休憩してから、登山道をゆっくり下る。
登山道ながら階段が多く、疲れた足にはきつい。
こけないようにしながら、ゆっくり下り、ようやく車に辿り着いた。
すでに他車の姿はなく、自分の車のみが残っていた。
西沢の本流筋は一番水量が多い本棚沢か、しかし流程は、下棚沢が一番長く感じた。

車――下棚沢最終――畔ヶ丸――車

9:00  13:50   15:05  18:00

 

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