丹沢・下棚沢の美滝


11月14日(水)晴れ。
丹沢の滝で美しい滝の風景は何処だろう。ちょっと考えて見た。
頭に浮かんだのが下棚沢F3の滝、三段に落ちる滝で周囲の風景もいい。
紅葉も大分進んだので、行って見ました。
善波峠では富士山は見えなかったが、おおむね晴れのいい天気。
丹沢湖周辺まで紅葉は降りてきてはいるが、いまいちさえない。

今年の紅葉は、台風の影響と温暖化のせいか、例年と比較しても良くないようだ。
西丹沢の駐車場には10台ほどの車が止まっていた。
支度中、丁度バスが入り、5人ほどの登山客が降りてきた。
平日だが、天気が良ければ来る人もあり、丹沢は首都圏のメジャーな山だ。
吊り橋を渡り、西沢沿いの登山道に入る。ここも久しぶりだなあ。
歩き始めれば、風もなく日差しも暖かい小春日和の天候だ。
出だしが遅い時間なので、今日はF3までの鑑賞で帰るつもり。
あまり登山者と出会う時間帯ではないが、それでも先行者に会う。
まずは下棚に到着、ゆっくり撮影を楽しむ。
下棚の本当の落差はどのくらいなんだろう。
滝の落差は見る位置でかなりイメージが変わる、特に真下に立つとさらにわからなくなる。
当初は40Mと見たが、もう少し低いかな、35Mくらいがだとうな数字かなあ。
日差しもあったが、雲も多く、まずまずの写真が撮れた。
撮影終了し、下る途中で男女ペアとすれ違う。
さぁー、F1の巻き道に入ろう。巻き道の入り口にはロープが張ってある。
しっかりしたジグザグの道で本流と下棚沢との間の尾根に上がる道だ。
途中、踏み跡が二手に分かれる。右はそのまま尾根に上がる巻き道、左手はF2へ行く道だ。
順番に見なくちゃ、F2へ向かう。

下棚の落ち口とF2が下に見える、F2もいい滝だ。
沢まで踏み跡はあるが、沢近くは急でロープを出し、残置する。
下棚落ち口ぎりぎりに降りるので、一歩一歩慎重に降りる。
やや外傾していて以外と怖い、へたをすれば、落ち口から滝下へまっさかさまのダイブ。
下棚の落ち口は割合平らで、あまり滑らない。
F2は釜があり、10Mほどの滝、あまり下がると落ち口が近い。
ロープを持って落ち口から覗くと下棚の半分くらいが見え、ぞくぞくする。

ロープを掴んでまた登り、尾根の巻き道に出る。
少し登ると沢が近くなり、F3を含む風景が下に見えてくる。
沢に降りるには少し傾斜がきつく、ロープが必要。
今日の目的地F3下に到着。滝は1、3、7Mの連瀑。
上部の木は紅葉しており、まずまずの景観、丹沢の滝のなかでも美しい風景。
天候も雲が多く、いい条件で撮影できる。
しばらく撮影し、尾根に上がる。尾根上を少し歩くと7M滝を見下ろして滝壺が見える場所がある。
今日の目的はここまで、ゆっくりと来た道を戻る。
本棚へは行かず、西丹沢入り口まで戻った。途中、シニアグループが広場でお茶会をしていました。
腰の様子を見ながらしばらくぶりの滝見、あまり痛みも出ず、天気も良く、満足の1日でした。

車――――下棚――――F3――車

9:35  10:25   11:20  13:10

 

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