丹沢・中川川系、白石・無名沢


5月4日(土)曇り。
今日は、雷木沢に取り忘れた、鹿の角2本を取りにきた。 そのため、ゆっくり出かけたので、お昼をまわってしまった。
せっかくここまで来たんだから、もったいないので、少し近くの沢をよって見る。 白石沢には、いくつか水量のある沢が合流してるので、まずザレ沢を登ってみる。 簡単に出会いまで行けるとおもったいたが、結構距離があり、登山道を使って30分もかかってしまった。
水量は白石沢本流よりある。 登山道が沢から離れるところからザレ沢に入る。
入ってしばらく行くと、同程度の水量で、二俣に分かれている。 右、本流らしき沢は、幅広いゴーロの沢で、水はすぐ石の下に消える。 左は狭い流れで、期待を持たせるが、登って行くと、だんだん急にはなるが、周りからの涌き水として消えて行く。 本当にザレの沢で、結局何も無い。
戻って、登山道を下りながら、合流してくる沢で滝がありそうな沢を探す。 白石の滝がある本流を確認し、下から見ても堰堤しか見えないので、合流点を確認のみ。
もう少し下って、右岸から水量のある沢があるのを確認。 近づいてみると、滝のような音がする。 すると、白石沢本流3とある堰堤のすぐ上に、3Mの滝が落ちていた。 しかもゴルジュとなって滝が続いている。
これは、しめしめ、もうけもんだ、思わずほくそえんでしまった。 奥に落ちている滝の大きさは、よくわからないがいい感じに落ちている。
3M滝を右から小さく巻き、滝上に立つと2段目は2段・5Mくらいの滝、3段目のきれいな直瀑が、さらにその上に見える。 2段目の滝は水流沿いを突っ張って登る。
すると、下からは見えなかった三段目の下段も見え、全容が10Mもある、美しい滝だった。 丸みをおびたスラブ風な壁に囲まれ、井戸底のような、感じだ。
上がれるルートがあるのかと、回りを見ると、何とか右から尾根に上がれそうなので、ほっとした。 尾根から高巻きして、10M滝の下にたつには、簡単な短いロープがあるとらくだ。 さらに、この上はどうなってるんだ、と巻いて登ってみよう。
右尾根を巻いていくと、かすかな踏み後がある。 なるほど、やっぱり、人が入っているんだ。
滝上から沢を見ると、あるある、 さらに大きく美しい15M滝が、簾状に細い幾筋もの流れを垂らして落ちていた。 ここは滝ときれいな水の淵があいまって、非常に感じがいいところだ。 こんな本流近くに、美滝2本があるなんて、感激した。 時間があまりないので、今日はここまで、最後に鹿角を雷木沢へ取りに行って、車に戻る。
5月6日(月)曇り、荻野川。
「ちょっと近場へ行ってくる」といって荻野川へ出かける。 なぜ、荻野川かというと、経ヶ岳周辺の沢を地図で見たところ、目に付いたのできたのだが。
神奈川の滝3時間ハイクに「津久井からきた山仕事師が、経ヶ岳周辺の沢で、塩川の滝より大きくて立派な滝を、見たことがある」 、とまゆつばな記事が目に入り、本当にあるのかなあ、と思って来てみたのだが。
国道から沢沿いの道に入って橋を渡り、左に行って見るが、すぐにゴルフ場で行き止まり。 戻って右に行くと、林道になる。 すぐに5,6台置けそうな場所で行き止まり。 ここから沢支度をして林道を歩く。
岩倉ダム、奥岩倉ダムと書かれた堰堤が二つあり、道はここでおしまい。
水の流れもあまりない貧相な沢だ、本当になにかあるのかいな。 すぐ二俣なので、とりあえず水音が聞こえる、左にはいる。 少し行ってまた二俣、両方とも沢床が浅くなり、すぐに水の流れはなくなる。
こんなもんなの、とがっかりしてまた堰堤上の二俣に戻る。
右に入ると沢幅が広い、コッチが本流だ、おまけに登るにつれ、水量が増してくる。 うん、水は言い感じだ、だが肝心の沢は、小さな滑が出てくるだけで、一向になにも出てくる気配が無い。
そのうちにまた二俣、左はすぐ、石積み堰堤でおしまい、戻り、右を詰める。
こっちも滑が少しあるが、滝はない、やがてざれになり、水が消えて行く。 さあ、戻ろうかと、上の方を見ると、林道のガードレールが見える。
100Mくらい上なので、林道に出てもう少し山の様子を見てみよう、と斜面を登るが、 これが以外ときつい。 結構急なざれた砂の斜面で登りにくく、おまけに茨が多い、一歩行くごとにひっかかるので、じゃまでしょうがない、 やっと林道に出ると、舗装されたいい道だった。
左に行くと、すぐに行き止まり、戻りながら、前後谷の様子を見ると、まだ上に水のある沢がある。 堰堤があり、少ない水の流れで斜瀑がかかっていた。
さて、この流れの下は、と谷の方を覗くと、100Mくらい下に滝のような流れが見える。 あの流れは、さっきなかったがなあ、と思ったので、再び林道から下り、滝までいってみる。
確かに滝としてあったが、ちょっとみすぼらしい。 その下がまた落ちているので、巻いて降りると、この沢唯一に滝らしい滝、5Mの滝があった。
以外と水があるので、どこに出れるのだろうと降りていくと、すぐに堰堤、さっき下からきたとき、もう終りだと 思った堰堤の上だった。 このまま来た道を車まで戻る。
帰って見て地図をようく見ると、荻野川本流はゴルフ場の方向らしい。 入った沢は岩倉沢だった。

車――一――一ざれ沢出会――無名沢出会い――F2美滝――無名沢出会――――車

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