丹沢・2009シロヤシオ

5月23日(土)くもり。
今年のシロヤシオはどっかなー、と気になり、出かけてみました。
予報は晴れ、出来れば富士山とのツーショットを狙いたい。
情報では、花は1週間早く、はずれ年のようだ。
早朝、1時間ほど、かわせみの子供を追っていたため、出発が遅くなってしまった。
塩水橋に8時頃着いたら、駐車スペースは車が一杯、タクシーも何台か来ていた。
かろうじて、駐車スペースを確保、遅い出足ながら、ゆっくり歩きだす。
今日は、寿岳から日高、塔ノ岳の花見周回コース。
林道歩き50分で、キューハ沢出会いから仕事道に取り付く。
去年は最高の時期に出会い、すばらしい花見に遭遇することができたのだが、今年はどうかなー。

寿岳へは、しっかりしたジグザグ道が続くが、見晴らしがないのが辛い。
尾根通しに直登も出来るが、ゆっくり登れる仕事道を忠実に拾ってマイペースで登るほうが楽だ。
周りにぶな林が見え出し、勾配も緩やかになると、頂上は近い。
去年はこの辺でちらほらシロヤシオが見え出したが、今年は全然花が見えない、やはりはずれなんだろうか。
満開だった、すばらしい赤ヤシオの木は、花もなく緑一色のただのつつじの木でした。
山頂周辺では、白赤競演でしたが、今年はその面影もない。
落ちている花も少なく、さびしいかぎりだ。
一部着いている花を見ても、花季は過ぎ、黒ずんでいる。
4,5日遅かったようだ。
去年より10日以上も早い、温暖化の影響だろうか。
それでも、上にはまだ残っている木があるだろうと思い、気を取りなおして、日高を目指す。
なんとか1本それなりに花を付けた株があったので、幾つか撮っていく。
予報は晴れだったが、ガスが舞い、あまりいい天気とはいえない。
登山道に出たが、見晴らしは悪く、とても富士山などは、拝めそうもない。

塔ノ岳直下にある花のスポットでは、幾つかの木では、それなりに咲いていた。
しかしながら、去年の桃源郷のような雰囲気は味わえようもなく、ただ咲き残っている株を撮影するのみでした。
登山者もそれなりにいるのですが、声もいまいちでした。
塔ノ岳山頂で昼食休憩。なんとなく気分が乗らない状態で下山にかかる。
しかし、これからがチョンボの始まりでした。
なんとなく降りてるイメージが違うなあと思いつつ下ること20分、道標を見たところ大倉尾根でした。
どこでポカしたのか、塔ノ岳まで戻るのがつらい。
なんとなく見逃した鍋割への分岐もちゃんとあるではないか、腹だたしい。
階段を登り返し、塔の山頂で一息つく。
おもむろに表尾根コースを降りる。ああ、やっぱこんな感じでしたねー。
新大日小屋の前で大ノ字になり一休憩。これから長尾尾根に入り、五町歩沢の右岸か左岸を下るつもりだ。
対岸の景色を眺めながら、下れそうな尾根を探す。
キュウハ沢出会いを過ぎたと思われる景色が見えた付近から、適当な尾根を林道に向け下り始めた。
涸れ沢の右岸を降りて行くと、先がなくなり、沢床に一旦降りる。
ここはどの辺の沢だろうか、見当がつかない、五町歩沢より、さらに下流の沢だと思ったのだが・・・。
下から本谷沢の水音が聞こえてくる。あまり見たことのない涸れ沢だと思っていたら、急に水が湧き出してきた。
喉が渇いていたところで丁度いい、湧き水をペットボトルに汲み、思い切り水を飲み干す、ああうまいなー。
ここはロープを使って沢沿いを下る。さて、何処にでたのだろうか、対岸に林道の姿は見当たらない。なんと、オバケ沢に出てしまったのだ。
おそらく、大日沢出会いの少し下流、全然思ったところとは違っていた。こんな上流に出たとは・・・
さあー、あとは楽勝だあー、と思いつつ左岸にある仕事道に上がり、道を拾っていくが、それもはっきりしなくなり、だんだん見失ってしまった。
この沢沿いにある巻き道の仕事道が、こんなはずとはー。林道に出るところが、朝歩いた尾根道に出てしまった。
あとは、キューハ沢出会いに出て、林道を下るだけだが、かなり余分な時間を食ってしまった。
地形図で見ると、尾根の降下位置はもう300Mくらい下った位置だったようで、沢に降りると、その間隔は倍以上に広がってしまったようだ。
なんとなく、乗りの悪い一日でした。
車――――日高――――塔ノ岳――――――車
7:55 11:30 12:30(50)(13:40) 18:05