丹沢・白石の滝、モロクボ大滝


3月26日(土)快晴。
今日の夜は、自治会の定期総会、短くももあり、長かったような役員も終了する。 地震や水害などが多かったこともあり、この時期に役員になって良かったと思う。
最初は、いやだなあ、なんて思っていたが、なんとか、地域の人と一緒にいろんな行事をやってこられたことは、いい経験になった。
自治会をやっていて、山へ行く回数が減るということもなかった。 多分、次に役員が回ってくるのは、数十年後になる、生きているかというほどだ。
そろそろ、雪も解けてくるので、今年はどういう山行にしょうかと考えてみた。 数年前のような、がむしゃらに歩くようなことが、出来なくなりつつある。 最近、体力が衰えたきたと痛感する。
一つ、丹沢の滝100選を見直しながら、時間をかけて、再訪問してみようと思う。

初期のころは、35万画素のデジカメだったこともあり、あまりいい写真がない。 1,2年かけて、ゆっくり回りたいが、はたして、行けるかなあ・・・。
それと、今年の長期遠征は、群馬や福島あたりに行ってみたいと思っている。
今日は、西丹のようすを探る目的も兼ね、あまりいい写真もなかった”白石の滝とモロクボ沢の大滝”を見に出かけた。 まだ、花粉が飛びかっている時期だが、天気が良く、誘惑にはかてない。
雪解けも大分進んでいるようだ、表尾根の上部を除き、ほとんど雪の姿が見えなくなってきた。 風が吹くと少し寒いが、日光の力は絶大だ、歩いていて気持ちがいい。
芽吹く前で見通しがいいため、大石沢出会いの滝が、登山道からよく見える。
感じのいい三段の滝だが、新緑のころになれば、登山道から見えなくなり、ここに滝があることも気がつかず、ほとんどの人は通り過ぎて行ってしまう。
ゆっくりと白石の滝まで登る。 本流のようなザレ沢を分け、ジグザグに登山道を登る。
白石沢の途中にもいい滝があるんだが、登山靴のため、目的は白石の滝と、まだ未知である、その上流のみだ。 滝は、かなり上流にあるため、結構いい時間がかかる。

やっと白石の滝に着いた、登山道からいいアングルがないかと探してみたが、あまりぱっとするところがない。 水量も少なめなので少しさびしい。
少し手前から滝の下に降りる。 全体を綺麗に眺めるのは今日が初めて、かなり落差(30Mくらい)がある二段の滝だ。
ピーカンのため、絵になるような撮影は難しい。 下段は左から巻き、上段の下に出る。 適当なアングルでいくつか写真を撮る。
上段の巻きは右から小さく巻き、岩壁の下をくぐるように登り、水の流れがない垂直のスラブの上に降りる。 覗くと真下が見え、ちょっと怖い。
すぐ上にも滝が続く。 この辺は登山道からもよく見えるので、前から探って見てみようと思っていたところだ。

10Mの斜瀑だ、水量があれば右に垂直を合わせ2条になるようだ。 ここは、水線沿いを簡単に登れる。
次の3MS字状の滝を巻いて上がると、登山道が沢を横切るところに出る。 ここはこれでお終い、水は登山道のすぐ上から湧き、あとはただのザレ沢になってしまうからだ。
やっと、数人の登山者の姿が見えた、水場で休憩してるようだ。 あとは下るだけ、林道まで降りる。
次の目標である、モロクボ沢大滝を見に行く。 雷木沢方向では、林業の関係者だろうか、何か作業をしている。
橋を渡り、旧白石沢キャンプ場へ向かう。 もう、バンガローなども綺麗にかたずけられ、キャンプ場はあとかたもない。
なんか広く感じられたキャンプ場も、こんな狭かったのかな、と眺めながら、賑わった過ぎ去りし過去を想像しながら跡地を歩く。
最奥からモロクボ沢に渡り、沢沿いを歩く。 ふみ後や、飛び石で足場を選びながら歩き、大滝が見えてきた。
いつ見ても、堂々とした水量を落とし、丹沢一の美瀑と言っていいだろう。
太陽もようやく影を作るようになり、まあまあの写真が撮れるようになってきた。 緑がないので少し寂しいが、綺麗な滝の姿を見ていると清清しい気持ちになるものだ。
さあ、今日はこれで満足、昼飯もないので早く帰ろう。

車――白石の滝――登山道――モロクボ大滝―――車

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