小屋戸沢下部(此の間沢)


1月4日(火)快晴。
大晦日に雪が降り、三ガ日は寒かった。今年の正月は出かけるのをあきらめていたが、4日は暖かくなるとの予報になり、 ちょいとでかけてみた。
暮れの津久井湖レストハウスの写真展で見た、”まごえの滝”が気になったのと、ゲジゲジマークがある小屋戸沢の下流部を覗き見にいく。
津久井町の観光課に問い合わせて見たが、一向に滝の所在ははっきりしない。 孫右衛門の滝ならあるんですけど、いやー姿がどーも違うようですが・・・、後は現地で聞いて下さい・・・。
撮影地、青根(神之川)とある、 しかし、今までの経験で、どう見ても写真で見たような感じの滝が神之川にありそうな気がしない、じゃあ、行ってみっぺ。
新しい滝の姿は何処に、小屋戸沢の下流はいかに・・・・。
やはり、今まで出かけなくて正解だった、山に近づくと雪は深くなり、かなり積もったようである。 昨日までの気温では、解けた雪が、完全に凍結していたようだ。
今日は、主要道路はOKだが、脇道や林道には、まだとても入れそうもない。 青根までは、無事ノーマルですんだ。
此の間沢にかかる橋の手前に車を止め、仕度をする。 この付近はキャンプ場が多く、この時期でないととても入れそうもない。
無人の駐車場を入って行くと、すぐに小沢が分岐している。 小沢の奥に滝らしき流れが見えた。
滝かどうかを確認すべく流れを辿ってみる。 この付近の積雪は15CMくらいある。
6M(園沢)のしっかりした滝が落ちていた。 その上も暗い、その気で登って見たが、堰堤が見えたので、また下に戻る。
本流に戻り上流に向かう。 いたる所で取水されており、本来はかなり水量がある沢だろう。
ゲジゲジマーク区間は、岩場こそ少しあったが、滝はなかった。
少し辿ると二股になる。 右・小屋戸沢、左・釜立沢だ。
小屋戸沢を少し歩き、何もないのを確認し、途中から釜立沢に入る。 しかし、ここにも何もなく、堰堤で終わり、横切る道路に上がる。
あとは、春のような暖かい日差しを浴びながら、民家の間の道をテクテク歩き、旧道に出た。
道路の除雪をしていた高年の人がいたので、ひとしきり話しをしたが、ついに滝の所在は分からなかった。 もう一人、おじいさんに聞いてみたが、聞いたことがないという。
どーも、話をしたり、いろいろ考えて見ると、”孫右衛門の滝”じゃないかという疑念が浮かんできた。
それを確認すべく、帰りにもう一度写真展をみていこう。
その前に、寺入の滝の全容を覗いていこうと、旧道の沢近くに車を止める。
犬に気配をさとられないよう、静かに滝に近づく。 竹がじゃまして、あまりよく見えないが、それでも全体が見えるところにきた。
いざ、写真を撮ろうとカメラを出したが、電源が一向にはいらない。 またか、いやな、予感がする、買い換えたばかりなのに。
いろいろ試してみたが、ついに動かなかった。 しかたない、滝の写真はあきらめ、帰ることにした。
津久井湖レストハウスに寄り、再度写真を見たところ、多分、孫右衛門の滝だろうと思った。
写真は滝壷からの写真で、通常、道路から見える滝の写真とはアングルが違う。 しかし、青根(神之川)とあるし、まごえの滝とあるし、ほぼ間違いないと思った。
うーー残念、新しい滝だと思ったのに。 まぁいいか、一つ滝があったし。
短時間だったが、いい運動になった。

車―――遡行終点道路―――車

8:20   10:30    11:20

 
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