奥多摩・鈴ヶ尾沢2


10月11日(月)くもり一時雨。
前日、風速30Mを越える風が吹き、300mmを越える雨が降っても、朝の校庭は、 水たまりもなければ、あまりゴミもない。
今時のグランドは、すばらしく水はけがいいのだ。 おかげ様で、日曜日は無事運動会も終了。
裏方で徹しようと、努力したが、いかんせん、三連休の谷間で振り替えの運動会、 つい、綱引きに出て、かなりの力を費やしてしまった。 予選で負けたので、助かる。
昼は隠れてビールを飲み、もう、出ないぞ、と決め込む。 なんとか、あとの人数は足りたようだ。

夜はご苦労さん会でまた飲む、明日はどこかへいけるだろうか。
月曜日、朝起きて見ると雨が降っている、少し気持ち悪い。
天気予報は曇りで、雨は朝のうちのみ、そのうち晴れ間もでてくるでしょうといっていた。 よーし、もったいないなぁ、軽いところへ行ってくるか。
奥多摩・鈴ヶ尾沢にある上の大滝を見に行く。
どこの川も大雨後のため、かなりの水量だ。 大岳沢も音を立てた水が流れていた。
小滝は、立派な4段大滝に変身していた。 駐車場につく頃に、やっと雨が上がる。
大滝は、物凄い水量で、跳ね上がって反対側の岩にぶつかっている。 橋の上まで水煙がとんでくる。
写真は撮らず、ただ眺めるだけ。 戻り、ここも水量の多い、鈴ヶ尾沢に入る。
通常の二倍以上はあるだろう。
下部はヤブが多いので、巻きぎみに入り、右の沢に入って行く。 水が多いので、深いところに気をつけながら歩く。
3M滝を左から巻き、少し登っていくと、両岸がきりたった例のゴルジュ。 左の滝沿いは、水が多く、とても登れない。
前登った、穴を行くしかない。 こちら側にも少し水が流れ、穴の上に少し軽いしぶきがとんでいる。
前回同様、バイザイしながら、ずり上がり、ここを抜ける。
高さが2Mくらいあるので、背の低い人や、太りぎみの人は通過困難、 かといって巻くのはさらに難しい。
この上は緩い流れが続き、山葵田跡なども見られる。 ここまで、どうやって通っていたのだろうか。

F1の繊細な滝は、跳ねあがって落ちている。 ここは、さらっと右の涸沢から巻いて上がる。
F2の大滝・20Mは形のいい直瀑になっていた。 正面からは、飛まつが強く、レンズはすぐに曇ってしまう。
ここから先は未知の世界だ。 この滝は、左から巻き、滝を見ながら登る。
横からの眺めもいい感じだ。 この辺で、また雨がひとしきり降ってくる。
上の方は霧がかかりぎみで、谷の中はかなり暗い。 F1の滝から上は、5Mの滝が続き、さらに綺麗な滑滝が続く。 その上は6Mの滝、さらに上の大滝へと連続したゴルジュとなる。
このF1からF5まで続くゴルジュ帯はすばらしい。 通常の水量だと、かなり水も少ないが、今日は皆すばらしい滝となっていた。
当初の予定は、ここで引き返す予定だったが、時間が早いので、上まで登ってみることにした。
履き替えの運動靴を持ってこなかったのがちょっとひっかかるが、何とかなるでしょう。

上の大滝は左から、これまた滝を見ながら登る。
滝上に出ると、あれまー、ただの平凡な流れになってしまった。 両サイドは植林帯だ。
古いトタンが残る小屋跡のようなところで二股となる。 もう先はヤブ沢になるので、ここから右の植林帯を登り、小尾根を目指す。
かすかな仕事道を拾い、ジグザグに登る。 再び、尾根上に出ると、かなり明確な道になり、ときおり白線を印した木が出てくる。
あとはタンタンと尾根を登って行くと、突然目前に登山者が見えた。
登山道に出たのだ。少し会話をかわすと、彼も鈴ヶ尾沢を知っており、滝が幾つかあるのも知っていた(かなり沢を詳しいと見る)。
彼に、大滝へ下る登山道がある方向を確認し、尾根道を下る。 100Mほど歩くと道標があり、現在位置がはっきりわかった。
左0.5km・富士見台とあったが、霧で見通しがないため、下るのみ。 さらに100M下ると、大岳大滝と大岳山との分岐。 ここは大滝目指して下る。
途中、登ってくる2パーティーとすれ違う。
沢も道もかなり水がでていたので、渓流足袋でもまあまあよかった。
途中で軽く昼食をとり、大滝下に出た。
多少、晴れ間も見えそうな感じもしたが、終始霧模様の一日でした。

車―――F1――上の大滝――登山道――大岳山分岐――車

7:50  8:50  10:20   11:30  11:40   12:40

 

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