洒水2ノ滝


10月21日(水)晴。
7年前に見た、日の出直後に朝日が当たる洒水2ノ滝をもう一度見たくなり、晴れのチャンスを伺いながら、行ってきました。
早朝暗いうちに出発、林道に入り、滝に行く林道分岐に駐車。
以前、草ぼうぼうだった林道は、コンクリート舗装されていたが、簡易なガードがあり、それ以上は入れない。
なんとか脇をすり抜け、奥に入ることが出来ないかと暗い中前進したら、ガガッと鈍い音、しまったやっちゃったか。
バックして懐中電灯を照らし確認してみたら、フロントのアンダーカバーがはずれ、道路をこすっていた。水抜きの側溝に落ちたらしい。
下を覗き調べてみると、ピンが破損し、カバーが半分下に落ちたままだ。
暗くて詳細は良くわからないので、戻ってきてから、確認するとして、とりあえず時間調整で待機。
5時10分、懐中電灯を照らしながら、林道を歩く。
このコンクリート舗装された道がなぜ作られたのかは、終点まで歩いて初めて解った。
洒水ノ滝は、近年落石が多く滝直下までは行けなくなっている。
林道は工事用に舗装されたようで、終点から先は大規模な落石防止工事中であった。

そのため、以前滝上まであった踏み跡は、途中で分断されており、暗い中、先が見えない。
とりあえず工事中の防護ネット沿いに進み、垂れているロープを利用させてもらい、ゆっくり上に登る。
まだ薄暗いので、しばらく途中で時間調整待機、手元が見えるようになったところで再び登りだす。
そのまま、上へ行くと、やっと以前の踏み跡を見つけた。
完全に明るくなるまで待っていると、滝下までに間に合わない。
時間をにらみながら、ロープを出し、ゆっくり下降する。
以外と厳しいので、わずかだが、時間がかかる。
日の出5分前になって、ようやく滝下にたどり着いた。
水平線近くは雲があり、あまりくっきりした日の出は望めそうもない。
おまけに日の出位置もまだ大分左で、ベスト時期は、11月中旬だろう。
太陽が上がってきた。赤みが薄い。
滝の右岸壁に当たるまではまだ時間がかかる。
10分くらいして、ようやく壁に日が当たってきた。もはやオレンジ色だ。

日の出直後の真っ赤な日差しが見たかったが、季節がらちょっと無理でした。
やはり、冬型の気圧配置になり、日の出直後の強い日差しが当たる、11月上旬がベストでしょうか。
少し上部を探索したかったが、工事用の車両が早く入ってくると困るのと、カバーはずれが心配で、早々に上がる。
車まで戻り、下を良く見てみると、プラスティックのカバーが半分落ちていた。
傾斜のある林道では、ジャッキアップは危ないので、カバーをひきずり、音をたてながら、ゆっくり林道を下る。
洒水ノ滝駐車場に車を止め、ジャッキアップして詳細を確認する。
カバーの留めピンが数箇所飛び、プラスチィックカバーが破損、車両自体の損傷はなし。
鋏があれば、切り落としてしまうのだが、そんな道具もない。
このままだと走れないので、応急修理をなんとか考えてみる。
二箇所車体の金属に止めればなんとか走れそうなので、靴ひもを利用して、簡単に留めてみた。
段差のない舗装道路であれば走行に問題なし。
修理中に工事車両が上がっていった。やはり、こういう場所の朝は早い、下に降りてて良かった。
まだ朝早いので、近くにある、深沢支流・イヌマ沢の滝を見に行く。
大野山への道に入り、滝上近くの道路に車を止める。
以前は、何も案内は無かったが、手製の看板があり、不動滝と書いてあった。
靴ひもが無いので、ふんばりが効かず、ゆっくり滝下まで降りた。
この滝は道路からは見えないが、綺麗な2段15Mの直瀑だ、周りの苔が美しい。
もう、これ以上、うろちょろ出来ないので、早めの帰途に付いた。
車の修理は、あまり出すつもりもなかったが、家族がうるさいので、ちょっと寄って見積もってもらった。
材料費4千円、工賃4千円と8千円弱、そんなに高くもなかったので修理に出すことにした。
ディーラーで聞いたところ、たいしたカバーでもないので、あってもなくても、特段の支障はないとのこと。
まあ、ちょっと高い散歩になりました。

自宅――滝下――自宅

3:20  5:50  11:30

 

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