北精進ヶ滝訪問記(121M)

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12年8月の土曜日家を午前2時頃出発、例によって国道20号線をひた走る。 韮崎をすぎ、武川村牧原の交差点を左折し、まだうす暗いので行く道がわかるかと思いながら進むと、各交差点に 北精進ヶ滝方向の案内が必ずあるので迷わず林道に入れた。
途中遠くに北精進ヶ滝がみえる展望台があり、滝のすぐ近くには大きな橋も見える。舗装された林道をそのまま 進むと、道が分かれ、右下方向駐車場とあるので降りていく。すぐトイレのある立派な駐車場につく。

滝までの 案内板があり、支度をして橋を渡り、整備された遊歩道的なコースを歩いて行く。40分ほどで遊歩道的コース 終点の展望台につく。
ここからは、九段の滝の上に北精進ヶ滝が見えるが、北精進ヶ滝まではまだかなり距離が あり、(300Mくらい)かなり遠くに感じる。落差121Mの高さが感じられないし、しかも望遠レンズがないと 全体像がうまく撮れないだろう。
沢におりていけるルートがないかと目でおうと、九段の滝は右側からなら 何とかいけるとみて、最初の手がかりで一段目は 上れる。そこから落ち口をみると、かなり難しそうなのであきらめて左に登り、ガケ下の隙間を巻くように登って 行くとかすかな登山道があった。しばらく道を見失わないように慎重にあとをおい、北精進ヶ滝手前の滝の下で沢 に降りる。手前の滝の右側にロープがたれており、簡単に北精進ヶ滝の滝壺まで行けた。
滝の全貌が目の前にある 瞬間はなんともいえない至福の時間である。

写真を撮り終わり、慎重にさきほどのロープを使用し降り、もう少し で降りられるところで安心して手を放した瞬間、ストーンと滑って2Mくらい落ちた。一瞬、なんで落ちたのか よくわからなかったが、かかとに体重がかかって滑り、下の岩に柔道のかばいてよろしく、左の手のひらをしたたか 打ってしまった。起きあがってみると、左手と左の膝が痛い。足のほうは多少の痛みがあるがなんとか歩けそう。 しかし、左手は手に力が入らなくて握りができない。片手では先ほどの登りの道を降りるのは困難だ。 さてどうしようかと考えたが、とりあえず安全な道を探しながら降りようと思い、沢からあがる。
昔の登山道らしき道を探りながら巻き道を降りると、最初の観光滝見台すぐ下の沢に出られた。ほっとして、 遊歩道を駐車場まで歩く。

車の運転は片手運転で帰ったため非常に右肩がこってしまった。 翌日医者に行き、レントゲンを撮ってもらったが骨には異常が無く、たんなる打撲だけだったのでひと安心。 教訓、下りは最後の一歩まで慎重しすぎるくらいに降りよう。


コースタイム(撮影時間含む)

駐車場−展望台―九段の滝―直前の滝―北精進ヶ滝―駐車場

5:00−−5:40−−5:50−−−6:30−7:00――――9:00

展望台から−九段の滝−直前の滝より−正面から−左側から−滝壺からのアップ
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