滝までの
案内板があり、支度をして橋を渡り、整備された遊歩道的なコースを歩いて行く。40分ほどで遊歩道的コース
終点の展望台につく。
ここからは、九段の滝の上に北精進ヶ滝が見えるが、北精進ヶ滝まではまだかなり距離が
あり、(300Mくらい)かなり遠くに感じる。落差121Mの高さが感じられないし、しかも望遠レンズがないと
全体像がうまく撮れないだろう。
沢におりていけるルートがないかと目でおうと、九段の滝は右側からなら
何とかいけるとみて、最初の手がかりで一段目は
上れる。そこから落ち口をみると、かなり難しそうなのであきらめて左に登り、ガケ下の隙間を巻くように登って
行くとかすかな登山道があった。しばらく道を見失わないように慎重にあとをおい、北精進ヶ滝手前の滝の下で沢
に降りる。手前の滝の右側にロープがたれており、簡単に北精進ヶ滝の滝壺まで行けた。
滝の全貌が目の前にある
瞬間はなんともいえない至福の時間である。
写真を撮り終わり、慎重にさきほどのロープを使用し降り、もう少し
で降りられるところで安心して手を放した瞬間、ストーンと滑って2Mくらい落ちた。一瞬、なんで落ちたのか
よくわからなかったが、かかとに体重がかかって滑り、下の岩に柔道のかばいてよろしく、左の手のひらをしたたか
打ってしまった。起きあがってみると、左手と左の膝が痛い。足のほうは多少の痛みがあるがなんとか歩けそう。
しかし、左手は手に力が入らなくて握りができない。片手では先ほどの登りの道を降りるのは困難だ。
さてどうしようかと考えたが、とりあえず安全な道を探しながら降りようと思い、沢からあがる。
昔の登山道らしき道を探りながら巻き道を降りると、最初の観光滝見台すぐ下の沢に出られた。ほっとして、
遊歩道を駐車場まで歩く。
車の運転は片手運転で帰ったため非常に右肩がこってしまった。 翌日医者に行き、レントゲンを撮ってもらったが骨には異常が無く、たんなる打撲だけだったのでひと安心。 教訓、下りは最後の一歩まで慎重しすぎるくらいに降りよう。
コースタイム(撮影時間含む)
駐車場−展望台―九段の滝―直前の滝―北精進ヶ滝―駐車場
5:00−−5:40−−5:50−−−6:30−7:00――――9:00
展望台から−九段の滝−直前の滝より−正面から−左側から−滝壺からのアップ