滝沢


1月24日(土)晴れ。ルート図
再び寒波がやってきた。 来週の水曜日くらいがベストかもしれない。
土曜日の天気が持ちそうなので、滝沢の大滝を見に出かけた。
先週降った雪が気になるので、遅く出かけ、奥多摩方面から丹波山村に向かう。 奥多摩湖付近から、道の脇に雪が残っているが、走行には影響ない。
奥多摩湖では、気温ー1度の表示があり、いい感じだ。
丹波山村を過ぎ、おいらん淵近くなると、少し凍結した路面が残っている。 ノーマルタイヤで特に問題もなく、滝沢に通じる吊り橋まで来られた。
雪がある路肩に強引に突っ込み、車を止める。
吊り橋には通行禁止とあったが、かなりの足跡がついている。 積雪は10CMくらいだ。
山道を10分くらい歩くと、木橋があり、あまり水の流れる音がしない沢に出る、たぶん滝沢だろう。
足跡は山道沿いに続いていて、沢へ入った形跡はない。 ここから先は、踏跡のない沢に入る。
氷を踏み抜かないように、慎重に位置を選びながら、倒木とゴーロの沢沿いを登って行く。
雪の下には、かなり厚い氷のある所もあり、すべりには気をつける。 それほど急でもないので、割合楽に登っていける。
所々、顔を出している水の流れと、微妙に張った氷の姿を写真に撮りながら歩く。

ちんたら登って行くと、木に赤いテープがぶら下がっているのが見えた。
そこを登って見ると、なんと、立派な山道に出た。 すぐ先には、木橋もかかっている。
”なんだ、ここを下から来れば、たいした苦労もなく来れるんだ”と、少々、がっかりでもあり、また安心でもある。
橋を渡り、道はジグザグに急角度で続いて行く。 このまま登ると、沢から離れてしまいそうなので、小学生が付けた銘板がある”シオジの木”のところから、再び沢に入る。
沢は狭く、左に曲がっている。
曲がった先の遠く上の方に、ブルーアイスの滝が見えてきた。 多分、大滝だろう。
その前に分厚い氷が張り付いた滑滝がある。 ここは、氷の間を倒木をうまく利用しながら登っていく。
やっと目の前に大滝が現れた。 先ほどの山道からは、200Mくらいで、簡単に滝下へ出られた。
山道をそのまま登らないで正解、たぶん道は大きく巻き、滝の上の方に向かっているようだ。
滝はほぼ全面凍っていて、見事な姿をしている。 高さは20Mくらいか。

落ち口のところは、空洞の中に水の落ちる音がしている。 角度を変えながら、写真を撮りつづけた。
沢の途中で、2回ほど氷を踏み抜き、靴に水が入ってしまったが、一瞬の冷たさのみで、歩いているうちに暖まったようで、たいしたことはなかった。
夢中で撮っていると、12時を過ぎてしまった、飯は車に置いてきてしまったので、ゆっくりとまた被写体を探しながら下る。
先ほどの山道は何処に出るんだろうか、沢は降りたくないし、よし、楽をして行こうと決め、山道を下る。 道は快適に下って行く。
対岸に見える道路には、自分の車が見える。 しかし、国道は見えるものの、道は本流沿いに少しずつ下って行くが、車のある位置からどんどん遠ざかって行く。
どこまでいくんだろうか、渡る橋はあるんだろうかと気になってしまう。 やっと民家が見えて来た。 どうやら、そこに降りる橋がありそうだ。

小沢を渡り、一旦少し登り返し、道を降りて行くと、木の橋がようやく出てきた。 3件ほどある民家のすぐ裏手に出た。
少し先の国道脇には、2、3台止められるスペースもあった。 大滝だけを見に行くんなら、この道が安全でベスト。
国道を、車を止めてあるところまで、川の景色を見ながら歩く。 500Mくらい歩いて、車につく。
すぐに車を出し、泉水谷入り口の駐車場に車を止め、着替えとおにぎりをゆっくり食べた。
時間があるので、途中、玉堂美術館に寄る。 奥多摩に来て以来、行こう行こうと思っていた、玉堂がやっと見られる。
入場料も500円、こんなに安く入れるとは思ってもいなかった(高い入場料が頭に浮かび、なかなか入る決心がつかなかった事もあるかな?)。
多摩川の流れもいい、風光明媚なところだ。 作品は多くはないが、繊細な水墨画を思わせる玉堂の絵が見られたことだけでも満足。 雪が残る庭園も良かった。
渓流ではカヌー遊びをしている、上流からこの瀬をカヌーで下れば楽しいな、なんて思いながら駐車場に戻り、帰途に就いた。

車―――滝沢出会――仕事道――大滝――――――車

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