丹沢・ダイヤモンド富士、太礼沢
2月9日(木)快晴、2月11日(土)快晴。
前回偵察に行った桧洞展望園地にダイヤモンド富士を見に出かける。
丁度山頂の真ん中に落ちる予定だ。
時間があるので、夕日の滝に寄ってみる。
地蔵堂の駐車場までは、雪もなく、乾いた道路で安心して進めた。
市営の無料駐車場に車を置き、滝を見に行く。
滝までは、ものの5分ほどで着く。
平日なので誰もいないかと思いきや、二組ほどいた。
丁度滝が日陰になり、シャッターチャンスになる。
夕日の滝の名の通り太陽が落ち口の上に回ってきている。
ここは、簡単に写真を撮り早々に引き上げる。
車で地蔵堂に出たら、おばあさんが出てきて、バスに乗り遅れたので、関本まで乗っけていってくれないかと頼まれた。
時間もあるし、どうぞといって、街中まで乗せていく。
車では、ほんの5分だが、歩けば1時間はかかる。
断ったのに、たばこ代だと言って、金を置いていった。
ちょっぴり、いいことをしたかなあという気分。
山北に出て、西丹沢に向かう。
道中、雪と凍結を心配したが、県道は除雪され、終点の西丹沢まで、心配なかった。
蛭ヶ岳山頂で15CMの積雪だとあったが、ここ西丹沢では5CM程度。
あまり早く登ると、待つ時間が長くなり、寒い思いをするため、すこし車で待機、2時に出発する。
登山口までに、降りてくる登山者2名に会ったが、それ以降はなし。
汗をかかないよう、ゆっくり休み休み登る。
それでも、日没1時間前に、着いてしまった。
幸、小さな雲一つない快晴、微風、しばらく、日向ぼっこを楽しむ。
反対側の空は、あくまで真っ青、なんとも気分がいい。
4時50分、太陽が山頂に沈みかける、たった3分弱の勝負だ。
露出を変え、絞りを変え、バシャバシャ撮る。
あっという間に、山頂ど真ん中に沈んでしまった。
再生して見たが、あまりいい写真がない、やっぱりリモコンを忘れたのが痛かった。
セルフタイマーで撮ったため、数多く撮れなかったのが、失敗でした。
本当の勝負は、太陽が半分ほど沈みかけたところから、完全に沈む直前の60秒間のみだ。
この間で、いかに多くの写真を撮れるかだ。
なにしろ、数打ちゃあたる方式である、眺めている暇がない。
さあ、ゆっくりしている時間はない、さっさと降りよう。
鞍部から林道へ降りる道には、ふみ跡がない、処女である。
5時20分林道に出る。
もう、暗くなろうが心配ない。
上弦を少し過ぎた月が昇っている、月明かりで降りられそうだ。
動物だけの足跡が付いて、ややしまっている、雪の林道を、気持ちよく下る。
ヘッドランプは一応あるが、月明かりで十分、白い雪も手伝って、ガンガン歩ける。
“月がとっても青いから、遠回りして帰ろう…”と歌を歌いながら、どんどん下る。
注意しなければいけないのは、薄黒く見える氷ったところだ。
雪道と乾いたところを選びながら下る。
結局、月明かりだけですましてしまった。
11日土曜日、太礼ノ沢のF1を見に行く。
早戸川の管理釣り場の所でチェーン装着、整備されてない林道に入る。
最初雪はなかったが、日陰に入ると雪があり、正解だった。
大分落石があり、気温が高くなると、走り抜けるのが心配だ。
積雪は10CM弱、問題なく橋先まで入れた。
例によって、ダートの林道は、伝導まで歩く。
奥まで入っている車はなかったが、手前には2,3台止まっていた。
急ぐ旅ではないので、ゆっくり登る。
新しい足跡は幾つかあり、少し先行者がいるようだ、ほとんどの登山者は、早戸大滝を見に行く人だろう。
遠望して見える円山木沢大滝は、左側の氷が解けているようだ。
造林小屋をすぎ、木の桟橋が出てくる手前から、下に降りる道がある。
丁度、太礼ノ沢と瀬戸ノ沢の出会い前に出る道だ。
丸太二本の橋があり、本流を渡る。
雪の中に、仕事道が続いており、F1手前まで利用する。
左岸に涸れ沢を迎えたところで、右岸に渡る。
少し沢沿いを登ると、F1の大滝が出てくる。
冬のため水量は少ないが、一条の水を落としていた。
暖かくなってきたためか、周りの氷の付き具合はいまいちだ。
二段30Mというが、水量のある時の姿を思い浮かべると、イメージが全然違う。
今日は、ここまでが目的なので、写真を撮り、また下る。
沢の氷の感じがいい所を探しながら、ゆっくり本流まで降りた。
快晴、無風、気温が大分高くなってきた。
車に戻り、着替えていると、三人のグループに会い、「釣りですか?・・・」と聞かれた、見りゃ分かるのに。
一瞬、むっとしたが、「違いますよ」と答えた。
また、もう一人が、「この辺は釣れないですね・・・」と聞いてきたので、「今は禁漁中だからね」と言ってやった。
ばつが悪そうに、車で下の釣り場を目指し、去っていった。
落石がある個所をさっさと通過、なんとなくほっとする。
チェーンをはずし、早めの帰途につく。
西丹沢――一展望園地――――西丹沢
14:00 15:50(17:00) 18:35
車――一太礼ノ沢大滝―――車
7:50 9:30 11:30
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