奥多摩・蛇沢本流(天神沢)


7月2日(土)くもり時々薄日。
奥多摩湖南岸、蛇沢の本流である、天神沢にいく。 以前に、途中まで行ったことがあるが、水量がとぼしくなったところでやめた沢だ。
滝があるらしい情報が入ったので、再度歩いて見ることにした。 天気予報が少しいい方にずれ、雨の心配はなさそうだ。
奥多摩湖の駐車場に車を止め、歩き出す。 ダムの水位は、相変わらず低い。
このところ、少しは雨が降ったのだが、まだまだ足りないようだ。 スタートしてから4.5K、蛇沢橋につく。
遊歩道は大分整備が進み、まだ先まで歩けることが可能になった。 山のふるさと村へは、まだ工事中で行けないらしい。
前回見つけた、沢沿いの仕事道を登っていく。滝沢分岐まで山道は続く。
前回より、水量は若干少ない。水量比は1:1で分岐する。
ここで靴を履き替え遡行モードに入る。右の本流に入り、倒木と滑滝を登る。

この沢はゴーロがなく、狭い岩床に滑や小滝が続く。岩はボロボロ剥がれ、注意が必要だ。
前回までのところを過ぎ、少し登ると、ようやく滝らしい姿が出てきた。落差5M、2段の滝、まずは、大掃除。
ここは水流沿いを登っていく。さらに階段状の小滝が続く。
次に出てきたのは、2段・6Mの滝。 登れそうな感じだが、取り付きが脆そうで、巻いて登る。
上から見たところ、登らなくて正解だ、思っていたより立っていて2段目が難しい。
次に出てくるのは、3段10Mの滑滝。ここは、ゆっくり水線沿いを登る。
さらに滑滝が続き、2段・10Mの滝がでてくる。 この辺は、巻いて逃げることが出来ないので、倒木を利用し、滝を登る。
だいぶ水量が少なくなってきたので、そろそろ水の補給を、と考えていたんだが、登るにつれ、ゴミが目立ってきた。
ビニール、タイヤ、ドラムカンありで、とても飲料には向かない。 最後のとどめは、2段の変な堰堤、ここで水は途切れてしまった。
幸、終了近くで、横から小さな湧き水があり、この水をペットボトルに詰める。

堰堤を巻いて上がると、その上には、人口のコンクリート沢が続いている。 車の音が近くに聞こえるようになってきたので、月夜見駐車場も近いようだ。
左に逃げながら、尾根を目指して登る。ほどなくして、尾根道に出た。
出たところは、駐車場の東100Mくらいのところ。
ここで一休み、やっとビールが飲める。 さあー、あとは下るのみ。
小河内峠手前から下る予定だったが、駐車場から500Mのところで、明確な仕事道が下に降りているので、そこに入ってみた。 かなりいい道だ、どんどん下る。
整備作業をしているところに出た、この先少し荒れているが、道は続くので、下っていけば、湖岸道にでるのは間違いないのでどんどん下る。
沢のところで、二手に分かれる、さて、どっちにしようか?。
右の橋を渡って行くトラバース道は少し荒れていて、人の通った形跡はない。左沢沿いの道は明確で、まっすぐ下っている。
ドンドン右に行けば、小河内峠から下ってくる登山道に出ると思い、右のトラバース道を選択し歩いていく。 やがて広い防火帯に飛び出た。
道は防火帯を横切り、さらに進むが、ちょっと待て、あまり踏み後がない。戻り、広い防火帯を下ることにした。
すぐ下で、右に降りる道があり、”水源林巡視道・ダムサイト近道”と小さく書いてあるではないか。 どこに出るのかを楽しみにしながら、ジグザグに降りていく。
出たところは、水窪沢沿いの山道、遊歩道から200Mくらいのところ、この分岐にも小さく案内があった。
ということは、あの防火帯の道が、小河内峠から下ってくる登山道であり、それをショートカットして降りてきたようだった。
ここから、ダムサイトまでは2KM、ゆっくり、蝶々を追っかけながら、林道を歩き、車に戻った。
蛇沢は、左の滝沢もまあまあ、右の本流(天神沢)もまあまあと、簡単な沢登りを楽しむ沢としては、よかった。

車―――蛇沢橋――二俣――2段・5Mの滝――堰堤――尾根登山道――車

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