奥多摩・天地沢、他5滝


12月28日(土)快晴。

気持ちわるー。 昨日の御用納めで飲んだ酒で二日酔いだ。
こんなことなら、あまり飲むのではなかった、後悔さきにたたず。
早起きして出ようと思ったが、調子が悪くなかなか布団から出られない。 それでも外にでりゃなんとかなるさ、とおもむろに出かける用意をし、いつものように車ででる。
車に乗って30分、やっと少し落ちついてきた感じだ。 よし、今日も行くぞ奥多摩へ。

古里のセブンイレブンに寄り、車を降りると、さぶー。 自宅と比べると一段と朝の寒さが身にこたえる、さすが奥多摩・・・。
最初に寄ったのは双竜の滝。 この滝は、鳩ノ巣駅近くの国道下に落ちている。
橋横に車を止め、上から覗いて見ると、すごいゴルジュになっている。 滝は1条になって落ちていてかなりの高さだ。
下に下る散歩道があるので階段をおりて滝を眺めると、こんなところに、こんなすごい滝が落ちてるなんて、 改めておどろかされる。 流れは深いゴルジュとなって多摩川に注いでいる。
次に向かったのは栃寄大滝。
本当は先に天地沢に行きたかったのだが、あまりの寒さに、最初のウォーミングアップを兼ね栃寄大滝にした。
境橋から、栃寄都民の森方面に左折して入り、林道の鎖のゲート前まで入る。 ここは御前山への登山道らしく、少し下には大きな無料の駐車場がある。 しかし、ものずきにも、こんな時期に山に来る車は一台もない。
仕度をし、舗装された林道を滝が下に見えてくるまで、ひたすら歩く。 眼下に滝が見え、林道から滝下へ通じる登山道を、下る。
少し、雪が残っているのでゆっくり下りる。 今時のため、水量は少ないが、それなりに立派な滝だ。
2段20Mの滝で滑るように落ちている。 大分冷えているので周りには薄い氷とつららが下がっていた。 今年は寒さがが厳しそうなので、いろんな滝で氷瀑が見られるかもしれない。
林道を車まで戻り、やっと身体が慣れてきた感じだ。
さあ、天地沢に行こう。
先週入った、海沢林道に入る。 雪はほとんど消え、道路はかわいている。
トンネルを抜け左岸を注意しながら走ると、植林帯のなかに緩やかに流れてくる沢を見つけた。 水量もあり、たぶん天地沢だろう。 近くの路肩に車を止め、沢に降りる。
海沢に下る仕事道があり、橋を渡る。 赤テープに”天地沢、沢登りのみなさんへ、ここは水源のため、水を汚さないよう注意して下さい” と書いてあった。

汚さないようにという意味は?、考えてみたが、こっへる等沢で洗ったり、大小便を垂れ流しにしないようにということか?。 わさび田を幾つか見ながら沢沿いの仕事道を登って行く。 しばらくすると、コンクリートでできた取水口が出てくる。
その先にF1の滝の白い筋が見えている。 以外と近いところにある。
近くから眺めると下が広がった美瀑だ、もう少し水量があるときが一番綺麗だろう。
この滝の巻きは、右から大きく仕事道を利用し高巻き出きる。 途中、腐れかかった桟道があるので、慎重にわたるくらいだ。
登り終わって、沢の先のほうを見ると滝のような感じが見える。 あれがF2か、以外と近い、F1から200Mくらいだろう。
沢に降り、F2に向かう。 しだいに滝の姿が見えてきた。 おおー、すばらしい!!。
F1よりも一段と大きく、途中で跳ね返った水が大きく広がり、とても美しい。 手前につるがかかり、なにか神秘的で山水画のような雰囲気がする滝だ。
竹を半分に割ったようなところに落ちている。 それにしても不思議だ、植林地に突然、こんな岩場が現れるなんて。
以外と近いところに滝があったため、30分で車まで戻った。 水にも濡れず、仕事道をハイキング気分でいけて大滝が二つも見られる、ここはやはり奥多摩だあー。
車でおにぎりを食べながら、時間が余ったので次のターゲットをさがす。
よし、最後は小菅村の白糸の滝と雄滝見て帰ろう。
奥多摩湖をすぎ、国道139号線を小菅村に入る。 小菅川沿いの林道を真っ直ぐに進む。
この前の雪がだんだん道路脇にもみられるようになってきた。
どこまで行けるかわからないけれど、チェーンなしでいけるところまで行って見よう。
幸、白糸の滝までは少しアイスバーンもあったが、楽に行けた。 滝まで5分とある。
現在、遊歩道は工事中でロープが張ってあったが、作業員がいなかったため、またいでさっさと入ってしまう。 白糸の滝は、高い壁から1条になって落ちていた。
滝壷の周りは少し凍っていて、ミニ華厳の滝を思わせる。 林道まで戻って橋下を覗くと、あるある滝が、ちょっと下のほうが見えない。
雪があるのでロープを使い、慎重に下に降りてみると、以外と大きな滝だ。 三段20Mはあるだろう、下段は10Mの直瀑で周りに跳ねた氷がとても綺麗だった。 おそらく観光客は白糸の滝を見て行くだけだろう。
最後の雄滝に向かう。
大菩薩峠への登山道から先は、完全にアイスバーンになっているため、車をここにおき、歩いて雄滝を目指す。 途中、林道を修繕していた。
雪さえなければ雄滝の入り口まで車で入れるようだ。
雄滝まで林道から10分と書いてある。 遊歩道には10cmほどの雪があるが、傾斜が緩いので滝までいくのは簡単だ。
途中にも二つ滝が左右にあり、雄滝は本流にかかる水量の多い滝だ。
この滝を見て、いずれ秋田の桃洞の滝を見れば、少子化に悩む日本が救えるのではないじゃろか?。 時間もいい時間になってきたし、今日も楽しい1日だった。

双竜の滝―車―――栃寄大滝――車―――天地沢F2――車――白糸の滝――雄滝

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