丹沢・戸沢右俣


5月31日(金)晴。
今年はシロヤシオの咲きがいまいちらしく、早々にあきらめた。来年に期待しよう。
今まで見残していた戸沢右俣へ行ってみた。
戸川林道を走るのは久しぶりだ。新車に気を遣いながら、いつもより、慎重に走る。
以前と比べて、大分でこぼこもなくなり、かなり整備されているみたいだ。
ほとんど問題もなく、終点まで走れる。
上部でタクシー2台が、ゆっくり道を気にしながら先行していた。
余裕の登山者かな、と思っていたら、山荘前で止まったので、どうやら山荘関係者のようでした。
戸沢出会いの広場には、金曜日のせいか、1台も止まっていなかった。
昨日雨が降ったせいか、通常並みの水量か。古い山荘横の仕事道を登っていく。
政次郎尾根への分岐から、戸沢沿いに進む。

今日は水のない戸沢ということもあり、沢足袋ははかず、運動靴で歩く。
堰堤二つを巻き、壊れた石積み堰堤二つをなんとなく通り過ぎる。
水がいったん伏流し、再び水流が戻ると、もう二俣だ。
ここまでは、ゴーロと荒れた両岸を眺めながら歩いた。
左俣からすべての水が流れているように見え、右俣には流れがない。
左俣の先は薄暗く、すぐに何かありそうで、興味を引くが、右俣は明るいゴーロが見え、さえない。
こんな感じだから、いままで右俣にあまり興味が無かったが、少しは滝があるということで、今回は右俣に来た。
水の流れはすぐに出てくる。ゴーロ歩きもそんなに長くはなく、200Mも歩くと、沢は狭まって来た。
右に曲がるとF1・7Mのすっきりした滝が出てきた。

しばらくは、左右から撮影し楽しむ。
さて、巻く道はどっちかな?。
左右とも巻けそうだったが、安全に登れそうな左からを選択。
左から巻くとすぐには沢に降りられない。
滝上より少し先の二俣(1:2)に降りることが出来た。
左俣には滝が見えるが、とりあえずは本流を進み、次のF2を見に行く。
F2はCS・6Mの滝、もう水の流れも細くなってきた。
この滝を巻くには少してこずりそうだ。
これ以上先には、めぼしい滝は望めそうもないので、先ほど見えた左俣へ入って見る。
滑を登ると2段8Mの滝がある。その上には面白そうな滑が続くが、ここで引き返す。
F1の下りは、左岸のルンゼをロープを使用し降りた。
上部にある残置の細いロープは利用しない方がいいだろう。木の根部分の元が抜けそうであぶない。
沢登りとしての戸沢右俣は、F1から先が面白いだろう、高度もどんどん上がる。
F1先の左俣も面白そうだ、右俣はゴーロの沢だと思っていたが、上まで詰めれば以外と充実感が得られるかもしれない。
昼前には林道を下ったが、林道を歩いて登ってくる数パーティーとすれ違った。
明日が土曜日で晴れの予報、泊まりでシロヤシオでも見に行くのだろうか。

車―――二俣―――右俣F2――車

8:00  8:45   9:40  11:30

 

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