北アルプス・燕岳


9月4日(月)〜5日(火)晴れ。
一度は行って見たかった燕岳、パール槍ヶ岳が6日(水)早朝にあるため、天気予報を眺め、週前半に登ることを決めた。
予報からすると、月火はまずまずの天気、6日は雨模様、パール槍だけでは高速代がもったいない。
どちらか一方でも良ければ、良しとするか。
足の調子を確かめることもあり、燕山荘に一泊し、そのまま下山する予定。
ネットで駐車場の状態を調べると、常に満杯状態らしい。
人気のある山なので、平日でも早朝早く埋まるようだ。
日曜日の午後出発、土日割引を利用し、中央高速を走る。
途中、150K付近で思わぬ事故を目撃、前方300Mくらいのところで白煙が上がり、中央分離帯に激突した車が横向きになり、停車 運転手が飛び出してきた。
幸、前後の車間距離もあり、すぐにハザードランプを点滅徐行、後続車もすぐに気が付きハザードを点滅した。
前後には車がいなかったが、バックミラーを見ると、すでにトラックなど数台の車がかたまっている。
50Kくらいで徐行しながら、走行車線を走り、事故現場をさっさと抜ける。
あまりいい気分では無かったが、前後の車間を取り、走行車線を走っていたため、特にあわてることは無かった。

さあー、安全に走ろう、塩尻北インターで高速を降りる。
途中のスーパーで買い物をし、道の駅”アルプス安曇野ほりがねの里”まで、のんびり走る。
今日はここで車中泊、早めに一杯飲み、明るいうちに眠ってしまった。
いつものように早く目覚める、ラジオ深夜便を聞きながら4時まで待つ。
トイレをすまし、すぐに出発、中房温泉を目指す。
途中、朝焼けも見られたが、空は薄曇り。
駐車場手前1KMくらいから路上駐車の車が目立ってくる。
週末にきた車が止められなかったのだろう、と思いながら、第一駐車場に着く。
しかし、すでに満杯、Uターンして第二駐車場に行く。
ここもかなり一杯、空きは数台のみでした。
5時半になると、ここも満杯、次の第三駐車場はどうだろうか。
平日なので大丈夫だろうとたかをくくっていたが、駐車場の埋まりは早い。
6時前、のんびり出発、月曜日なのに、登山者は多い。

登山道は、登りも下りも人の途絶えがないくらい続いていた。
抜かれながらゆっくり歩き、合戦小屋まで3時間ほどかかった。
スイカを美味しそうに食べている人も多い、自分は食欲なし。
ここまでは見晴しもなく、樹林帯の登りだったが、少し歩くと尾根になり、燕山荘が見えてくる。
しかし、ここから急激に身体が動かず、脱力感にみまわれ、牛歩戦術の歩きとなる。
幸、周りの景色がいいので、休み休み登る。
やや晴れ間も出てきて、富士山や北岳、鹿島槍ヶ岳や針の木岳など、雲海上に見えている。
槍ヶ岳も最初に頭がちょこんと見え、登るにつれだんだん大きく見えてくる。
何とかブルーベリーと野イチゴをつまみながら燕山荘に到着、我ながら体力のなさに、いやになる。
山荘前で十分に休憩、だんだん晴れてきたこともあり、暖かい。
時間は十分あるので、燕岳山頂まで散策しながら歩く。立山、剣岳が良く見える。
今日の眺めは良く、登ってきた甲斐がある。登山者も多く、普通の山の休日なみだ。
2時半過ぎ山荘まで戻り、チェックイン、夕飯までごろ寝する。

多い時で一室6人、今日は一室3人、布団一つに寝られる、総勢で100人くらいか。
夕方はガスがかかり、外の風景はあきらめる。
5時半の夕食後、すぐに寝てしまった。
0時半、目が覚め、ちょっと外を覗くと星と月が見える、いい天気になりそうだ。
再度、うとうと眠り、3時過ぎに起きる。
朝食は4時45分と5時半の2回、日の出が5時15分なので、早めの4時45分にする。
4時頃外に出て安曇野の夜景と星空を撮影してみた。風もなく、あまり寒くはない。
トイレは水洗で快適、飯も食ったし、ご来光を拝みに出る。
空は快晴、雲海が広がっている。
小屋周辺には日の出を待つ大勢の登山者、浅間山の左から太陽が顔を出し始めた。
富士山や南アルプスの山々は、雲海が低い分昨日より大きく見える。
うす雲があり、朝焼けのいい雰囲気を醸し出している、最高の夜明けだ。

槍ヶ岳も赤く染まりだし、実にいい景色だ。
同宿の二人はそれぞれ常念まで行くと出発、自分は下山するだけなのでのんびり撮影する。
とはいえ、撮影後は何もすることがないので、おもむろに出発。
景色やブルーベリーなどを楽しみながら、ちんたら降りる。
合戦小屋を過ぎると、そろそろ早出で登って来た登山者とすれ違う。
今日の登山者は、昨日より少し少ないような気がした。
天気もいいし、下りは順調、10時過ぎ、登山口に着いた。
結構太ももとふくらはぎに痛みがきている、下りの舗装道路が少々つらい。
さあー、もう一つのイベント、パール槍ヶ岳が明日の早朝にある、天気は持つだろうか。
途中のコンビニで昼食とし、鳥居峠を目指す。
群馬と長野の県境鳥居峠に着いたが家など何もない。
かつては、ドライブインがあったようだが、ぺんぺん草が生える空き地しかなかった。
天気も曇ってきたので、遠くの景色は全然見えない。
車を止め、歩いて見たが、槍ヶ岳方面が見えそうな場所は一箇所のみ、ここも立木が伸びていて実際はわからない。
天気予報からしても、ほぼ、あきらめムードだ。
それでも、林道近くで車中泊することにした。
今日も、一杯飲み、早々と眠る。
夜中、雨音で目が覚める。ついに降り出したか。
ラジオ深夜便を聞きながら、夜明けを待つ。
朝になっても雨は止まず、槍ヶ岳の姿さえ、どこに見えるのかわからず、予定時間を過ぎたところで帰ることにした。
高速で碓氷峠を越え、松井田妙義インターで降り、一般道を使って、のんびり帰宅した。

車――合戦小屋――燕山荘(翌日)――――車

5:50  9:00   11:30(6:30)  10:20

 

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