丹沢・ウナイ沢


4月13日(金)晴れ。
久しぶりの雄大な富士山が、善波峠から眺められた。
今日は先日ギブアップしたウナイ沢。
対岸の道路から巻きパターンを探ると左岸側に植林地帯が2箇所あり、大滝と思われる付近まで続いている。
先日F1から見た限りでは、右岸からはかなり難しい。
世附川橋を渡り道路脇に車を止める。
まずは、源五郎沢まで林道を歩きながら、沢名の確認を行いながら歩く。
最初は大滝を確認したフタマンザイ沢、次は林道から20M滝が見える上の山沢、そして不老沢橋と銘板がある沢。
そして”私有地立ち入り禁止”、と書かれた源五郎沢になる。

不老沢の名は夕滝がある沢で、西丹沢名称図によると、ここは前ノ不老沢。
そして本流ではないが、前ノ不老沢横に5M滝が落ちている。
上の山沢は短い沢だが、林道からは、20M滝が見え、滝下まではすぐに行ける。
とりあえず、沢名を確認し、ウナイ沢出会いまで行く。
左岸の植林地への登り口は、少し距離があるので、出会いの連続する堰堤を巻いて、F1−6Mの下に出る。
ここから左右眺めると、やっぱり左は無理で右の植林地帯へ両手を使い、這いつくばりながら登る。
F1の上の様子を登りながら覗くと、ゴルジュになり、4Mくらいの滝が続いていた。
この滝下へは、急なガレルンゼになっているので、降下はあきらめる。
急なわりには、石積の小さな砂防堰堤が見られる。
最初の植林帯が終わると、少し灌木帯になり、きついルンゼを横断するように仕事道があった。
そして次の植林帯になり、そのまま沢に近づくと、下に堰堤が見え、その上はゴーロ帯、さらに連瀑帯が見える。
堰堤上へは、少し傾斜が強いザレになっているが、ぎりぎり降りられる。
沢に降り立つと三段に連なる大滝がありました。
堰堤上から下を覗くと、ゴルジュから2段の堰堤が続き、この間、F1から堰堤上までは、かなり立っていた。

さて、大滝の姿をじっくり望む。
1段目は6M、二段目は良くわからないが、5M位の滝が続く、そして直立の大滝。
すばらしい、ロケーションだ。
水量は少ないが、湯ノ沢の黒棚に似ていて、すっくりと立っている。
左には咲き終わった豆桜、右側には咲き始めたミツバツツジが色を添えていた。
大滝の滝壺付近の状況は全然見えないので、想像するしかない。
どう眺めても、大滝直下へは、行けそうもなく、撮影のみにする。
大滝の落差は不明だが、どう見ても40M以上ありそうだ。三段トータルで50Mとしよう。
写真で確認すると、湖の対岸道路から眺められた滝は、2段目の滝と3段目の大滝でした。

丹沢に、まだこれほどの大滝があるとは驚きでした。
この付近は、一定の地層帯が続いていて、それなりに滝があるようでした。
下山後は時間があるので、寄にある枝垂桜を見て帰宅する。

車――――F1―――大滝下――――車

8:10  8:15   9:00    10:00

 

トップへ戻る