奥多摩・後山川


6月23日(土)快晴。
久しぶりに奥多摩エリアに出かけた。
宮内敏雄の奥多摩の地図と昭文社の1975年の地図に載っている、後山川にある不動滝を確認するためである。
地図上で見ると、国道に掛かる橋から300Mくらい上流にあるはずだが?。
国道脇に車を止め、右岸の道から、後山川に降りる。すぐに大きな堰堤にぶつかった。
左の草付き斜面を登り、斜めに上がろうとしたが、丁度歩く先に、紐のように横たわっている、ヤマカガシが目に入る。
しかたがないので、少し直上し、巻くように、堰堤上に上がる。
ロープを使って、沢に降りたが、堰堤には、しっかりガバホールドが付いていた。
川は狭まり、廊下状の流れが続く。歩いて行くのに困難なところはないが、少し深みもあるので、注意しながら進む。

しかし、一向に滝があるような場所が出てこない。
簡単に着くと思っていたが、小滝すら姿を現さない。
大小4ヶ所の堰堤を抜けると、廊下状態は終わり、平凡なゴーロの川になる。
もう、1KMも歩いたろうか、植林地や上の道路も見えてきた。
結局、不動滝は無いとあきらめ、やや水量のある左岸の沢を登る。
道路に上がるまで、3〜4Mの小滝が三ヶ所あり、今日唯一の滝場だ。
出た所は、丁度林道にゲートがあるところ。登った沢は片倉谷だとやっと理解出来た。
川の流れが変わって無くなったような雰囲気はなし、堰堤工事で消えてしまったのだろうか。
消化不良のまま、林道を下る。この時間でも、歩いて奥へ行こうとする登山者にかなり会った。
車に戻り、国道を下る。鴨沢の対岸にある沢が目に入り、橋を渡って偵察に行く。
最初に少し奥の小沢に寄り、橋まで行くと、滝ノ沢橋と書いてある。
滝ノ沢じゃあ滝があるんだなと思い下を覗いて見ると、橋下に6Mくらいの滝を掛けていた。

上流側には、あまり滝がありそうな雰囲気がなく、この滝の写真を撮って戻る。
少し水量がありそうな、大山戸(オオヤマト)沢に入って見る。
右岸に小道があり、道沿いに取水パイプが続いている。
水量はそこそこあり、これで滝が出てくればもうけもの。3Mの小滝があるだけで、えんえんパイプが上まで続いている。
意地でパイプの終了点まで行って見ようと登って見たが、二股の水が出る終了点(右俣)までパイプは続いていた。
水量の多い左俣には、手入れのない山葵田が現れ、ここで探索終了。ここまでかなりの時間を費やしてしまった。
当初、不動滝から倉戸沢へ行こうと思っていたが、疲れてしまった。
方針変更、まだ見ていない雨降滝へ行く。倉戸沢がある雨降谷は見送り、奥に進む。
雨降滝の案内がある橋近くに車を止め、峰谷川に掛かる橋を渡り、対岸の上流へ続く道を歩く。
5分も歩くと道下に滝が見えた。簡単に下まで行け、写真を撮る。
落差はどう見ても、4M以下、本流の滝で滝壷は深い。
今日は、ここで終了、帰途に着いた。
結局、後山川と大山戸沢には、何もないというのが収穫だったかな。

車――片倉谷――大山戸沢二股――車

8:10  9:30   13:30  15:05

 

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