奥多摩・泉水谷と西御殿岩


6月5日(土)快晴。
泉水谷を見ながら、林道をぶらぶら滝探しをして歩く。 今日は雲一つない快晴、湿度も低く、この時期としてはめずらしい天気だ。
途中、後山林道の前で4駆の車が入るのを躊躇してたのを見たが、”道路工事中通行止”とあった。 何処まで入れるか気になる。
一つ見残しの滝があるので、泉水谷林道に入った。 工事は終了し、奥まで入れたため、小室川谷へ降りるところに車を止める。
釣りか沢かはっきりしないが、3台止まっていた。 気持ちいい歩きだ。
今日はあまり予定がないため、じっくりと新緑や周りの景色、鳥の声、蝶の舞などを見ながら歩く。
最初の滝が見えた。 降りてみる。

おや、見たことがある滝だぞ。 そうだ、こりゃ不動の滝だ。 失敗失敗、すぐに林道に戻る。
少し歩くとまた滝音がする。 滝上に降りて見る。 うん、これだこれだ。
再び、林道に戻り、少し下流からせめる。 陽が指し始めているため、早く写真をとらにゃぁいかん。
落差8M堂々の本流滝だ。 途中からひょんぐって飛び、滝壷は深い。
さあ、泉水谷はこれでおしまい。 滝と滝の間に2.5KMの標識があった。
あとは、給水している蝶と戯れながら車に戻る。

次の予定は後山林道に入る予定だったが、来る途中”工事のため通行止”とあったような気がしたので、走りながら考えてしまう。
”快晴、空気が澄んでいる”、そうだ、和名倉山を見に行こう、行き先は西御殿岩。 急遽、丹波山村でUターン、三之瀬に向かう。
さあ、行き先が決まれば早い、ビシビシ車を走らせ三之瀬に着いた。 時間は10時45分、少し遊びすぎた。
登山口は何処だどこだ。 民家の道路脇に、古びた標識がある、たぶんここだろう。
この辺は車が止めにくいので、少し先、民家が途切れたところのスペースに止めた。
登山道の反対側は、民宿になっていて、登山者を乗せてきたタクシーが止まっている。
丁度5,6人のパーティーが登っていく。 登山道とはいっても、軽トラが入れる、立派な林道だ。
先行パーティーをすぐに追い越し、林道をもくもくと歩く。
林道から七ツ石尾根への登山道に入る。
広く、歩きやすい道だが、景色のない尾根道は疲れる。
最後の急坂が終わるころ、振り返って見ると、唐松越しに富士山が見えてきた。 雪は少なくなってきたが、綺麗な富士だ。
このあとは、富士も見えなくなり、なだらかな樹林の中を歩く。
将監峠への分岐にでた。 広い防火帯で昼寝をしているカップルがいる。
ここは左をとり、笠取山方面に行く。 また、すぐに分岐、山の神土だ。 ここは和名倉山への分岐だ。

注意書きがあり”白石山(和名倉山)は登山道が未整備のため遭難多し”とあった。 今日は眺めるだけなので、笠取山方面行く。
ガレた沢から、きれいな富士がみえる、ここまでほとんど景色が見えなかったため新鮮だ。
西御殿岩への分岐は小さな標識、見逃しそうだ。 事実、先行した夫婦は見逃したようだ(帰りの岩からの下りですれ違った)。
西御殿岩まで15分とある。 途中、今まで見なかった石楠花も出てきた。 盛りを過ぎ、花はほとんど落ちている。
西御殿岩に着いた、360度の眺め。 ようやく、待ち焦がれた和名倉山の姿が、大きく見えた。
富士や南アルプス、浅間も見えるが、今日は副産物、堂々とした和名倉山が見事。
以外とここまで登っている、標高は2075Mとある。 ここまで会ったパーティーは三組、何れも夫婦ものだ。
飲まず、食わずで登ってきたため、のどがカラカラ、早くビールを飲もう。 ビールを飲みながら、周りの景色を堪能する、幸せだなあ・・・。
一人登ってきた、”明日、和名倉山へ行くという”。 「秩父側からの重々とした和名倉山を見て、いつか登って見たかった。今日は山小屋で待ち合わせ、明日案内してもらうんですよ。」 と言っていた。 「明日の天気予報は雨だし、今日だったら最高ですね」と言って、下山についた。
もう、下りだけなので、気分はご気楽モード。 同じ道はつまらないので、将監峠から将監小屋に降りた。
こじんまりした小屋で、キャンプの人や早く着いた人達がぶらぶらしていた。 美味しい水があったので一口いただく。
ここには軽トラがあったので、林道はここまで来ているようだ。 林道をたんたんと下る。
途中、ムジナの巣(水場)近くに、山道が出ていたが、多分大常木林道であろう。
歩きやすい道だったが、登山道歩きだったため、かなり疲れを感じた。

登山口――午王院平――山の神土――西御殿岩――――車

10:45  12:25   12:30  13:20(14:30)  16:30

 

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