割谷、鳥居谷、除ヶ沢


9月22日(月)雨後くもり、後時々晴れ。
台風一過の秋晴れとはならず、雨がなかなかやまない。 途中上がっていた雨も、奥多摩に入るとまた降り出してきた。
いつものセブンに寄ろうとしたら休みだ。 手前のセブンに引き返すのも面倒、”ええい、朝、昼抜きだ”、と決めて、奥多摩駅周辺も見てみるが、開いているところがあるわけない。 あまりいいことはないが、そのまま日原方面に入る。
小川谷林道も久しぶりだ。 カロー谷出会いから歩くことを覚悟していたが、ゲートが開いている。 そのまま奥へ入ってみる。
去年崩れたところは工事中だが、あっさり通れた。 ところどころ工事中だが、作業者は誰もいない、おそらく台風の影響や連休もあって休工中なんだろう。
おかげでどんどん奥に入れる。
上まで行けるかな、と思っていたら、そんなに甘くはなかった 犬麦谷入り口の橋の手前で大規模な土砂崩れ、沢まで土砂が落ちている。 歩行者は谷への迂回路が設けられていた。
車を手前の路肩にとめ、谷に降り、対岸の道路に上がる。 20分ほど林道を歩くと、広い旧駐車場跡に出る。
ここからは登山道を利用して三又まで歩く。 途中の沢が簾状の滝になって落ちていた。
三又での水量は、台風の影響もあってかなり増水しているが、濁りはほとんどない。 少し右に進むと割谷の出会いだ。
あまり水量のない谷だと聞いていたが、今日はかなりの水が流れていた。 入るとすぐに小滝が出てくる。
岩と苔、周りの景色といい感じだ。 思わず”これはいい谷だ!!、まだこんな谷があったのか”と内心喜んだ。
3Mくらいの滝を越して行くと、またまた感じのいいF1・8Mの滝。
ここは一瞬、どこを行けばいいんだろうと周りを見まわしたたが、巻く道はない。 良く見ると、左側から乗り越せそうだ。
苔があるが、滑らず、大岩の下をくぐるようにして滝の上に出る。 しばらく感じのいいところが続いたが、そこを過ぎるとゴーロが続く。 次のF2が出てくるまでは、前半と違って、さえないゴーロだ。
F2の滝は、6Mくらいの直瀑。 ここは右から小さく巻いて上がる。
ここを過ぎると二俣になる。 水量は右がやや多いか。
遡行図を持ってないので、この先どちらに何があるかわからない。 右を少し登ってみたが、似たようなゴーロが続き、途中で戻る。

左は出足はいい感じだったが、ここも似たような渓相しか見えなかったので、すぐに引き返した。 あとで遡行図を本屋でみたところ、左俣の奥に滝が幾つかあるようだった。
今日は気温が上がらず、寒くてしょうがないので早々にあきらめ、雨も小降りながら、やまないので、意志が弱い(食う物もない)。
谷を戻るのはいやだったので、地図にある破線の道を探しながら、尾根方向に上がる。 獣道は一杯あるんだが、肝心の道はみつからない。
谷から離れずに、適当に歩いてくると、遠くに林道が見えている。 そろそろかなあ、と思って適当に降りて行くと、下に木橋が見えた。 丁度、林道から三又までの中間付近だ。
登山道に降り、林道に出て、少し下ったところから、今度は小川谷に降りる。 小川谷は難しいところもなく、簡単に下れ、10分ほどで鳥居谷の出会いに着いた。
最初のF1の大滝までは、本流から100Mくらいで、すぐに出てくる。 2段に落ちる滝で、滝の上には仕事道の木橋が見えている。
一見、10Mくらいにしか見えなかったが、滝下に行くと以外と大きい、やはり12Mはあるだろう。 なかなか感じのいい滝。 この上は無いので、ここで戻り、本流を犬麦谷出会いまで下る。
吊り橋横を上がり、このまま仕事道を登って行ってもいいんだが、車が橋近くにあるので、堰堤を巻きながら、犬麦谷を上がる。 林道が近くに見えて来たところを適当に登り、車に戻った。
この頃になると、晴れてきて、暖かくなってきた、太陽の力は偉大である。
車で奥多摩駅周辺に戻り、やっとコンビニで、残っていたパンを買い、朝昼兼用の飯にありついた。 さて、まだ時間があるので、除ヶ沢を探って見る。
日原川沿いに行って見たが、出会い近くは鱒釣り場があり、簡単に入れない。 じゃ、上からは何処だろうと思い、橋を渡ると、駅前に出てしまい、良くわからない。
車を適当なところに止め、歩いて見る。
東の踏み切りを渡り、小学校のプール脇の道を進んで行くと、大きな石灰工場がデンと聳えている。
いたるところにある”工場敷地内立入禁止”の看板を見ながら、工場の間の道を真っ直ぐ進むと山道になる。 やっと、落ち着いた感じになる、ここまでの道は本当に通れるんだろうかと半信半疑だったからだ。

出会い近くの夫婦滝を、どうしても覗いて見たかったので、取水口の下に降りてみた。 工場と工場の階段が谷のすぐ横にあり、やばい感じ。 さっと下って、F1とF2の滝を撮影し、すぐに戻った。
ここをじっくり見るには、早朝しかないだろう(釣り掘りと工場が稼動してないときのみ)。
もう時間も大分遅くなったので、上の鉄橋から上流の様子を覗いてから、車に戻った。

車――割谷―二俣―林道終点―鳥居谷―F1大滝―除ヶ沢―車

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