丹沢・鷲ヶ沢


1月5日(日)快晴。

幼いときから野山で遊び、一緒に中学まで通った同級生がガンで亡くなった。 我々の歳くらいになると100人に一人くらいは病気や事故で死ぬらしい。 それを過ぎると70から80までの平均年齢まで生きられる。 しかし、五体満足でどこへでも行ける時期は限られてくる。 いつまで好きな山にいっていられるんだろうか。
たまたま集まったメンバーで同窓会のような感じで酒を飲み交わしたが、 それぞれ、ゴルフをやったり、温泉に行ったり、中年の余暇をエンジョイしている。
身体が動くうちは好きなことができるじゃないか、これからも大いに山にいこう。
新年早々思わぬ感傷にひたってしまったが、今年の山始めとして、やはり丹沢に行く事にし、 マシラ氏のHPにあった、宮が瀬にある鷲ヶ沢に出かけた。
朝早く行くと、道路が凍結してるんじゃないかと考え、安全のため、ゆっくりと家を出る。
国道から、宮が瀬ダム方面に左折していくと、案の定、トンネル手前から路面が少し凍結している。

幸、わだちどうりに行けば問題ないので、少しスピードを落として走り、信号手前の鷲ヶ沢入り口に路上駐車した。 正月休みのため作業者はいない、柵を乗り越え沢に入る。
雪はかたく凍り、足跡もつかない。 水のない沢を慎重に登って行くと、沢が左に曲がったところに、見栄えのいい、F1・10Mの滝が落ちていた。 こんなところに水量のある滝があるなんて驚く。
落ち口はどうなってるんだろうかと思って、左側から巻いて登る。 トラロープが張ってあるので簡単に巻ける。
茨がうるさく、難儀したが、滝の上に降りることが出来た。
落ち口を観察してみると、水量が多いときは、幅広で複数の流れの滝になりそうだ。 その上は滑滝が続き、水流を登っていきたい、面白そうな沢が続く。
今日は水の流れが少ないので、F2の滑滝を見て、降りる。 ゆっくり、出会いまで降りてくると、作業員みたいな人が入り口のかぎを開けているところだった。
これは、丁度いい、ひとこと頭を下げて断わって行こうとしたら”どこから入った、ここは立ち入り禁止だぞ” と怒られてしまった。 まあ、無断で入ったため、しょうがないんだが、すいませんちょっと滝をみてきたんでとあやまった。 しかし、相手は”先に滝などあるか、どこでも立ち入り禁止、湖周辺は全部だ” とのたまわった。
よく見ると胸になんとか警備と書いてある。 ありゃ、こりゃガードマンだ、相手が悪い。 しばらく、かみ合わない問答をし、出してもらった。
あまり気分がよくなかったので、着替えもせずUターンし、仏果山登山口近くまで戻り、小沢の偵察をする。
ここには二つの沢がある、天沢と宮沢だ。 水の流れがありそうな、宮沢を選び、沢沿いの林道を登る。
愛川町の水道水源地を過ぎると、結構水が流れているので上の方を期待したが、途中で水がなくなり、最後 にチョロチョロした流れの階段状の滑になって終っていた。
下りは林道から天沢沿いの仏果山への登山道を下った。 途中、登ってくる登山者三組に出会い、簡単に登れる仏果山の人気がよくわかる。 天沢にはほとんど水の流れがないようだ。
経ヶ岳周辺にあると思われる”塩川の滝を上回るまぼろしの滝”はあるんだろうか。
ともあれ、今年の歩きはじめもこれでおしまい、腹が減った、セブンで簡単なものをたべていこう。

鷲ヶ沢出会――F1滝――F2―――車――宮沢上部――車

9:35    9:50   10:25  11:10  11:50  12:25

 

トップへ戻る