丹沢・ヤブ沢、白石沢F1の滝


10月14日(土)くもり。
小川谷の支流、穴ノ平の沢とヤブ沢に行く。目的は、ヤブ沢ゴルジュ最後にある直瀑の確認と白石沢F1の再訪。
林道終点、西丹沢県民の森駐車場に車を止めた。 林道途中には、何台か止まっていたが、ここには一台もなし、何の目的で入っているんだろうか。
穴ノ平橋横から、入渓する。 途中、合流する穴ノ平沢を横目にちらぁと見ながら、5つの堰堤を越えていく。
前に一度来たことのある、ヤブ沢のゴルジュが見えてきた。

ここは、ひとまず偵察のため、急な右岸を登り、上の平らな植林帯に出た。
右岸沿いに仕事道があるので、上から覗きながら、ゴルジュ内の滝の確認と上流に続くゴーロ帯を見る。
最後の直瀑は確認出来たが、落差はよくわからず、写真を撮ることも出来ない。
滝は下から登ることにし、まずは、隣りの沢である穴ノ平の沢音が気になったので、植林帯を越えて、沢に降りて見た。
下の滝に続く流れは、少し滑ているが、平凡な流れ、上流を歩いて見たが、ゴーロが続き、もはや何もない感じ、沢横には、炭焼きの跡があった。
昔は結構人も入ったんだろうなあ、朽ちた、木橋がある。 植林帯に戻り、仕事道を追いながら、ヤブ沢に降りた。
この道も、ヤブ沢から上がるところは、判りにくく、かなり、ガレている、丁度、最後の堰堤下に降りる小尾根だ。
もう一度ヤブ沢ゴルジュ入口前に立ち、ヌンチャク代わりの木を拾い、それを持ちながら、最初の2M滝に向かう。
小滝が三つ続くところで、前回下降に苦労したイメージがある。 最初の滝は、左の倒木をよじ登り、ザレを登って越える。
次の2M滝は、誰かが登る手がかりにした倒木があり、それを足場によじ登る。 3番目の2M滝は比較的簡単に登れた。

前回、ここまで登ったはずなのに、最後の直瀑は見てない。 沢はすぐ左に曲がり、また右に曲がった所に、8Mの直瀑があった。
ゴルジュは、これで終わりだが、両岸は立っていて、抜け出すことが出来ない。
撮影後、ゴルジュを戻る。 ヌンチャク代わりに持ってきた木を、2番目の下降の支点にし、ロープを掛け、滝壷に下る。 2番目だけが、ちょっといやらしいが、あとはあまり問題ない。
下に降り、穴ノ平沢F1の滝を見て行く。 前回よりは、水量も多く、馬蹄形の岸壁から落ちる滝は、イイ感じだ。 落差は12Mくらいか。
車に戻り、次の白石沢を目指し、丹沢湖岸を走って行く。
ゲート前の用沢登山口駐車場は、時間も時間だったことで車が一杯だったが、何とか駐車スペースを見つけ、止められた。
ゲートをくぐり、白石沢沿いの登山道を登って行く。 沢遊びや、釣り(ここにはほとんど魚はいない)をしている人もいた。
水の多い大石沢を過ぎ、ザレ沢との分岐に出る。 水量は、真っ直ぐ続くザレ沢の方が多いような気がする。
白石沢本流に入り、堰堤を三つほど越えて行くと、立派なF1の滝が見えてきた。 前回、ピーカンでろくな写真も撮れなかった滝だ。
あらためて、じっくり鑑賞すると、落差も20M近くあり、すばらしい滝である。 この滝の巻きは、苦労した思い出があるが、今日はここまでなので気が楽。
右に左にとアングルを変えながら撮影し、ここから下る。 昼飯を持ってこなかったので、腹は減ったが、水量豊富な滝の姿が見られたので、足取りも軽く車に戻った。
オートキャンプ場は、週末を過ごす人達で多いに賑わい、深まってきた秋が感じとれる季節になってきた。

 車――――――ヤブ沢F1――――白石沢F1――――――車

 8:05   10:20   13:20    14:05

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