丹沢・寄沢


11月3日(月)快晴。
連休の最終日、やっと好天になった。
紅葉とイイハシの大滝を眺めに、寄沢へ行ってきました。
善波峠からの富士山は、まだ朝日が当たっていない。
走りながら眺めていたら、山頂の雪が光だした。
今まで見たことがない白く輝く山頂、あわてて富士山が見える場所を探して車を止めた。
が、時すでに遅し、通常に光る富士山になっていた。
おそらく、眺め始めてから5分くらいしか見事な輝きは続かなかった。
前回見た初雪以来降雪はないようで、山頂近くしか雪はない。
輝く写真は撮れなくて残念でしたが、空は快晴、寄沢を目指し、車を走らせる。
寄大橋までの間に、バスから降りただろうと思われる登山者がぽつりぽつり等間隔で歩いている。
今日は連休の最終日、車も数台止まっていた。
大橋先の駐車場に車を止め、旧キャンプ場の道路を歩く。
先行者が一人、少し後ろから一人、登山日和だ。
鍋割方向を見ると、上部の紅葉は丁度いいようだ。やはり、今年の紅葉は1週間くらい早い。

寄沢は久しぶり、沢沿いの登山道なので、少し道が変化している。
登山道入り口から50Mほど登り、水棚沢出会までの道が正規の道より早く楽だ。
この道は旧キャンプ場周辺の周回コースとして、以前より整備されていた。
ゆっくり歩き、後続の単独者をやりすごす。
地獄ザリを右に見ると、左折した本流にF1の滝の姿が見えてくる。
まずは、F1を眺め、カメラに収めていく。
さぁー、イイハシの大滝を目指すのだが、どうせめたか過去の記憶を思いだしてみる。
たしか左岸に滝を眺める、いい高台があったよなー、どう行こうか。
F1の右尾根の登りやすい所を選びながら100Mくらい登り、トラバースしながら水音がする沢へと近づいて行く。
やっと大滝が見えてきました。高台だと思っていた場所は、平坦ではなく、かなり傾斜がある場所でした。
周辺の紅葉は良かったが、滝前のモミジは、まだ青かった。
大滝は細かく見ると5段に見える、最下段はここから見えない。
しみじみ眺めるとすばらしい滝だ、全体が一度に見られないのもいい。
しばし、写真を撮ってから、大滝の上に出る巻きを考える。
登った右尾根に戻り、少し登ってから、また沢へ近づく。
大滝上の連瀑帯が下に見えてきた。

降りたら巻いて行けるのか、滝の周りをよく観察してみる。
滝の左側の岩が登れそうだ、次に沢へ降り立つルートを探す。
一番安全なのは、大滝の落ち口へ直接降りるルートで、斜度が緩い。
ロープを出し、大滝落ち口すぐ上に降りた。
上から覗いてみる、見事な眺めだ、尻がムズムズしてくる。
ここで靴を履きかえる。落ち口上には、2M,3M,と斜瀑が続く。そして、上から写真に収めた連瀑帯。
F5・6M滝は、観察通り、左から楽に登れた。
続く2個の小滝は簡単、その上で寄コシバ沢が出会っていた。
本流は左に曲がり、小滝の上に石積堰堤が見える。
堰堤の巻きは右側から木を伝いながら登り、堰堤上に出た。

この先は一変して何もない広いゴーロ、日差しを浴びながら、のんびり歩く。
左に涸棚が続く小屋ノ沢を見送り、ゴーロを歩いて行く。
しばし伏流となったゴーロを歩き、やがてまた水の流れが復活する。
沢が狭まってくると、二俣になる。水流比は1:1、右俣先には滝が見える。
とりあえず左俣に入り,最初の滝まで歩く。
150Mくらいで、左俣で滝らしい最後の5M滝が出てきた。
この先、顕著な滝はないらしいので、ここで二俣まで戻る。
当初は左俣を詰めようと思っていたが、右俣に滝が見えたので心変わり。
右俣に入ると2段・5Mの滝があった。
左の階段状を登る。その先にまた滝が見えてきた。階段状で多段に落ちる8M滝だ。
右上を見ると、登山道の鎖が見えている。
この滝も、左の階段状の岩を登る。正面に半分壊れた石積堰堤が出てきた。
この上で登山道が横切っている。ここで終了、靴を履きかえ、登山道を下る。
途中、まだ登ってくる登山者2組とすれ違った。
下りは早い、1時間15分ほどで登山口に着いた。
今日、新滝が4つで996滝、来年には1000滝への目途がついてきたかな。

車――右俣登山道――車

7:45  12:20  13:45

 

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