丹沢・弥七沢


7月19日(土)晴れ。
弥七沢のF6・5Mの滝までを往復してみた。
今週も暑いので、まだ見ていない弥七沢の滝に涼しさを求めた。
小川谷の分岐林道には、鎖のゲートがあり、車は入れない。
すぐ先の玄倉林道脇の空き地に車を止めた。
小川谷への林道は、人も侵入禁止らしい。
橋の手前にも簡易ゲートがあったが、鍵はかかっていなかった。
万が一、石棚山稜から降りてきた登山者が、橋を渡ってきたときに、通過できなければと配慮しているのかもしれない。

さて、小割沢の出会いの滝を見たり、湧き出す水を見たり、山百合の花を見たりしながら、弥七沢の出会いまで歩く。
沢までは、暑くTシャツだったが、弥七沢に降りて、上を一枚着る。
堰堤を越え、F1・5Mの滝は、トラロープを補助に左側を登った。
このトラロープは、割合しっかりしていて、大丈夫という感じだ。
ホールドはしっかりあるので、補助のみにしたほうがいいだろう。
F2は、ヒョングリの滝だ。この沢は、岩壁が赤く、美しい沢だ。
ここまでは、たいした問題もなく楽に登ってこれる。
しばらく、写真を撮って楽しむ。
この滝は登れないので、左から巻いていく。
巻き道には、怪しいトラロープがあった。

片方はツルに止めてあるので、あまり信用できない。
沢へ降りる最後の所がザレているので、今一歩安心して足を出すことができない。さーて、どうしようか。
トラロープが止めてある、上の細い木まで登り、負荷をかけて安全を確かめるが、この木もそろそろ危ない。
あまり、体重をかけなければ、大丈夫そうだったので、ロープを結び、残置にして、なんとか沢に降りた。
これからは、ロープがないので、あまり危険が大きければ、戻ることにして、先へ進む。
弥七沢は、逃げ道があまりなく、以外と谷は深い。
渓相は、滑が多く、岩も美しい。
水は綺麗で、岩壁から落ちる水は、非常に美味しい。
次に出てくるのは、F3・6M、美しいスラブの滝だ。
登る前に、下りの巻きルートを確認してから登る。
滝自身はスラブだが、左側にしっかりした、ホールドがあるので、割合簡単に登れる。
沢は以外と開け、陽光が差し、気持ちのいい歩きが出来る。
2段・6Mの滑滝付近は、広く、明るいので、ゆっくり休憩する場所として、うってつけのところだ。
少し、辿ると、赤壁が美しい、F4・8Mの滝だ。

左側が、丁度ステップのようになっていて、ここも簡単に登れる。
沢は、左右、小さな枝沢を合わせながら、だんだん水量が減ってくる。
ケルンが積んである、水量のない左の沢が、左又の沢だろうか。
最後に、F6・2段5Mの滝に着く。
この滝で、滝らしい滝はおしまいらしい。
幸、ここまで、ロープなしでも来られたので、良かった。
さあ、下りは慎重に降りよう。
問題の箇所は2箇所だ。F3とF4の降りかただが。
F4は、ゆっくり足場を確かめながら、一歩一歩下る。
F3は、左岸から巻き、木の根っこを掴みながら、ゆっくり降りる。
ロープが残置してある、F2上まで、なんとか戻れた。
下から、沢まで降りる巻き道をよく確認してみるが、やはり、最後に降りる所がなんとなく怖そうだった。
ロープを手繰り、倒木からザレ道に上がる。
ロープを出しながら、F2下へ降りた。
ここまでくれば一安心、冷たい水で顔を洗い、一息いれて下る。
F1にあるトラロープは、しっかりしているので、割合安心だ。
短時間ではあったが、植林がない、綺麗な沢でした。
林道を下りながら、咲き出した山百合などを撮影し、のんびり車まで戻った。

車―――F6・5M――車

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