丹沢・山百合橋上の沢


11月18日(土)晴れ。
子供に、「今日流星を見に行ってくるから」、と言われて、はっと気がつく。
そうか、11月18日、しし座流星群だなぁー。
年齢と共に、身体がきつくなり、大きなイベントでないかぎり、夜出かけるきにはならなくなってきた。 しかし、あの流星雨は、また見てみたい。
「早朝の天気はどうかな」というと「大丈夫だよ、明け方は晴れになっているから」。
「しっかり見てこいよ」と言って、自分は、山行に頭を切り替える。
朝起きて見ると、風のない快晴、しっかり見られただろう。
今日は、世附山百合橋先にある、無名の沢を探検する予定。
沢を詰め、尾根道に上がり、樹下の二人を見てから戻り、悪沢峠から芦沢橋へ降りるコースだ。

快晴だが、246から富士山は見られなかった。
遅くても、1時頃までに車には戻れる予定なので、昼飯は持たない。
丹沢湖周辺の紅葉が、やっと見頃になってきた。
気温が低くなってきたとはいうものの、晴れているので、そう寒さは感じない。
周りの紅葉を眺めながら、林道を山百合橋までのんびり歩く。
目指す沢は、橋より100Mくらい上流にあり、小滝を落としている沢だ。
比較的水量があり、気になる存在の沢でもある。
渡渉前に靴を履き替え、世附川を渡る。 出会いから、数段の滝が見える。
3M、2M、3M、5Mと段瀑を越え、沢が右に曲がると、8Mの滝らしい滝が出てくる。
以前ここまで来た記憶がある。 さあ、この上は、まだ何かあるんだろうか。

右のグズグズ斜面から巻いて登り、滝上の沢に降りる。
8Mの上には、3Mの斜瀑が続き、さしずめ11Mの滝というところか。 その上は、小川状の流れになる。
両岸は植林帯で、間伐の樹が沢上にかなり落ち込んでいる。
このなだらかな流れがずーと続き、もう滝は出てこない。 まあ、こんなもんだろうと思ってはいたが。
最初の二俣は、右の水流がある沢に入り、次の二俣は、左に入る。
細々とした水流が、木の下に消える付近から、左尾根に上がっていく。
すぐに、山を巻く仕事道があり、それを左に辿っていく。
か細い道は、鹿道になり、やがて消えていく。 最初の尾根に出た、メインの尾根なのか良くわからん。

しばらく歩くと、はっきりとした、尾根道になる、たぶん、出たんだろう。
尾根まで植林地なので、周りが見渡せず、なかなか現在地が同定できない、道標らしきものも見当たらない。
道なりに歩いていたつもりが、一回間違え、左の小尾根に入ってしまった。
道がなくなったので、戻り、またしっかした広い道に出る。
今度は間違いないだろうな、と思って歩いていると、何か大きな沢音が聞えてくる。
小山方面に降りたらまずいな、と思いながら木の間越しに、沢を覗くと大きな幅のある沢だ。
あれー、あれは世附川じゃないか、また間違っちゃった。
かなり降りてきてしまったんで、このっまま下るか、何処にでるんだろう。
右に沢が見える、何沢だぁ。
林道が見えてきた、廃屋が下に見える、ああここか、やっと場所がわかってきた。
湯の沢橋先にある廃屋の上だ。
それにしても、しっかりしたいい道だったなあ、こんな山道が下から尾根まで続いていたんだ。
まあ、目的の道より、かなり手前から降りてしまったということだが、まあいいでしょう、時間も早かったし丁度いいや。
紅葉の盛りのためか、散策の人も多い。 さあ、ぶらぶら帰ろう。

車――無名沢出会――尾根――――車

8:00  8:50   10:50   12:30

 

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