槍ヶ岳と満月を求めて


10月19日(土)くもり。
今週は長野県へまたまた槍と月を見に行く。
今月の満月は土曜日のため、金曜日の早朝でかける。
当初の天気予報は良かったが、だんだん悪い方向に変わってきた。
とりあえず、行ってみないと結果はわからないので、出発する。
神奈川の天気はどん曇り、あまり良くないな。
高速は、通勤割引の時間帯に入り、双葉SAまで行く。
前回買えなかった車中泊用マットを購入した。
少々高かったが、このマットは空気を自動的に吸い込んで分厚くなり、段差を埋める手間がいらない。

山梨県に入ると晴れ間がでてくる。
諏訪南インターで降り、コンビニでビールと昼食、夕食のパンとおにぎりを買って行く 。
下諏訪から国道142号線に入り、和田峠までいく。
ビーナスラインに入ると快晴の空になってきた。
太平洋側の天気は曇りで日本海側はよく晴れている。
途中、北アルプスが良く見え、槍ヶ岳や穂高、後立山連峰の山々が見えてきた。
初雪だろうか上部は薄い雪化粧になっていた。
浅間山は薄い雲をなびかせ、頭だけ見えていた。
道の駅、美ヶ原高原美術館で休憩、周辺を眺めながら写真を撮っていく。
ここからは、槍、穂高は見えず、後立山連峰の山はよくみえていた。
一休み後、目的地の武石峠まで車で廻る。
武石峠には進入禁止の鉄馬があったが、ちょっとどかして、自己責任で通行止の県道に入っていく。
舗装された道を注意しながら、蝶ヶ原林道分岐まで入った。

ここから先の県道は施錠されたゲートで通行止め、蝶ヶ原林道は施錠がなく、入っていける。
今日の目的地は、蝶ヶ原林道上で烏帽子岩を越した先の地点。
林道はダートなので、この先安全に走れるかわからない、2KMくらいなので、歩いて様子を見ながら行ってみる。
烏帽子岩入口に一台軽トラが止まっていた。
予定地付近に着くと、ちょっと開けた場所があり、丁度北アルプスの山なみが見える 。
ここまで路面はしっかりしていて、車で入れそうだ。
1台軽トラが前方からきた。どうも、よそ者の車が入りこんでいないか、パトロールしているみたいだ。
とりあえず、場所は確定したため、景色を眺めながら、入口まで戻る。
林道入口から100Mくらいの所に不動滝という看板があった。平成20年とあり、比較的最近見つかった滝のようだ。
時間があるため、どんな滝か行ってみる。

ちょっと下りが急なため、ロープを出して下の沢まで降りた。
ここはほぼ源流、滝が上流とは思わないので、下流に向かって沢沿いを下って行く。
なかなか、滝があるような雰囲気が出てこない。
小さな支流を合わせると、前方に落ち口みたいな感じのところに出た。
覗いてみると、滝が落ちている、右岸になんとなく、踏み跡のような巻き道があった。
滝下に出てみると、2段10Mくらいの滝でした。
左岸には白っぽい壁の岩があり、滝行が出来そうな滝でした。
少々写真を撮り、林道まで戻る、往復1時間程度でした。
あとでネットから調べると、女鳥羽川支流・地獄谷支流の滝でした。
また軽トラが来たので、今日は入口で車中泊することにした。
夜半過ぎ目を覚ましたときは月が見えていた、しかし、だんだん霧が深くなり雨音もしてきた。
早朝暗闇の中を2台の車が林道に入って行く。
おそらく同様な目的の人だろう、しばらくしたら、戻ってきて、そのまま帰っていった 。
たぶん、あきらめたのかもしれない。
少し明るくなった所で、目的地まで車で入ってみた。
霧に閉ざされ、遠くの景色は全然見えない、予定の時間は刻々とすぎていく。
今日は失敗、残念だが、天候にはかてない。林道を戻り、美ヶ原方面へ走ってみる。
すると、霧は晴れ、雲の上に出た、曇りながら、雲上の北アルプスを眺めることができた。
槍ヶ岳の穂先は雲の中、立山から鹿島槍、後立山連峰の山なみは良く見えている。
ちょっと写真を撮っただけで、すぐに下る。
松本市内に入ると雨になる、天気が悪くなるため、帰ることにした。
また、来月か来年か、チャレンジしてみようと思う。

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