丹沢・塩水川F2と堂平、矢駄沢大滝


11月23日(水)くもり。
丹沢へは数百回通ったが、堂平は初めて、今日は、塩水川の滝を見て、堂平を散策してくる予定だ。
紅葉は終わったと思ったが、まだ沢沿いには、結構見られる葉っぱが残っている。
塩水橋には、すでに5,6台の車が止まっていた。 新橋から見る旧瀬戸橋は、以外といいかんじ。
工事車両が数台連なり、塩水川林道を登っていく。
晴れそうな感じでいて、なかなか晴れ間がでてこない、以外と林道は急坂なので、歩幅を狭めゆっくり登る。

前に単独者が一人、後ろに夫婦パーティーが、同じ方向に続いている。
弁天沢と弁天杉を遠く眺め、水量の多い堰堤だらけのワサビ沢を過ぎると、道は大きく迂回するように登る。
道を見るとかなり上に見えるので、標高差はかなりある。 ちんたらちんたら、歩いて行くと、滝音がしてきた。
橋下に塩水川F1が見えてきた、F2も木の間越しに見えている。
まずは、F1の下に降り、黒光りした8Mの滝を眺める。 この時期あまり雨が降ってないので、水量は少ない。

林道に上がり、今度はF2を見に行く。 水量が多いと、右側が少し幅広く落ちるのだが、ちょっと残念。 それでも、立派な垂直に落ちるきれいな滝だ。
水は、すぐ上のF3のところで涸れてしまうはずだ。 今日は、F2の滝を見にきたので、写真を撮ってから橋まで戻った。
二つの滝とも橋のすぐそばのため、見るには簡単。

次に林道を堂平に向け、登って行く。 橋からものの数分で、左に上がる登山道が出てくる。
林道の先では、大きな工事の音がしており、おそらくその先へは行かれないだろう。
登山道に入り、塩水川沿いの植林帯を登っていく。 しばらくして、植林帯が切れ、広葉樹の林が出てくると、堂平の看板が出てきた。
ぶな林の中へ続く道に入り、適当に散策しながら、いい撮影ポイントがないか、ぶらぶら登る。
急に霧が巻いてきた、幽玄な雰囲気がでてきて、いい感じだ。 一時霧が晴れ、また霧が巻く、というような繰り返しで、日差しはない。
しばらく、霧の中をさまよい歩くように、美しいぶな林の世界を堪能する。
枯れた株に腰掛け、おもむろにビールを飲む、至福の時間だ。
近くの登山道からだろうか、霧の中から子供の声が聞こえてくる「パパ、ママどこにいるの?」「こっちだよー」、 家族で楽しく丹沢山へ向かうのだろう。

しばらく、ビールを飲みながら、静寂の時を過ごした。
今日の目的は、ここまでなので、またぶなの景色を楽しみながら、下山する。 途中、まだ登ってくる夫婦パーティーとすれ違った。
長い林道歩きのすえ、やっとゲートに着く、今日は中日の祝日のため、これくらいがベストマッチかな。

11月26日(土)晴れ後くもり。
朝方は快晴だったが、しだいに雲が多くなる1日、今日は、裏丹沢にある矢駄沢の大滝を見に行く予定。
冷え込みも緩み、まずまずの日より。 トイレ前の道路には、すでに数台の車が駐車しており、我もその後ろにつける。
周りの紅葉は、まだ残っており、今年の紅葉シーズンは長い。 5分ほどの林道歩きで、早くも矢駄沢出会いに着く。
ここは、雨が少ない今時でも水量は豊富だ。 左岸沿いを歩き、堰堤を幾つか越える。

沢が狭まり、ロープが垂れていろところで、靴を履き替える。 ロープを補助に、2Mほどのスラブ壁を登って行く。
しばらくゴーロを歩いて行くと、F1、F2の連瀑が見えてきた。
ここの滝は、水量が多い時と少ない時でも、あまり姿は変わらないようだ。 滝の周りにも、黄色く紅葉したかえでがまだ残っている。
すぐ上にF2の滝が小さく見えるが、この滝も10Mを越える立派な滝だ。
スラブの壁を滑るように落ちるF1の滝を撮り、左のガレから登ってF2の下に出る。
F2は、空中を飛ぶ綺麗な滝だ、どちらかというとこっちの滝の方が絵になる。
手前の丘が狭く、後ろに引けないので、ちょっと残念。
下りながら、落ち葉がくるくる回る淵をパチリ、いい感じ。 ゆっくり林道まで戻る。 時間が早いので、小洞沢のF1を覗きに行く。
孫衛門の滝にほとんど水の流れがないので、小洞沢のF1もあまりないだろう。 それでも、まあ見に行くか、河原で一杯できるし。
小洞隋道を過ぎ、対岸の小尾根を神ノ川まで下る。 本流の渡渉も、うまく飛び石を見つければ濡れなくてすむ。
やはり、水が少なく、F1は二条のみすぼらしい姿だ、落差は25Mほど。 もう少しあれば、幅広の立派な姿になるのに。
ここも、かえでがかなりあり、紅葉と水量豊富な滝とマッチすればすばらしい。
河原に戻り、残りの紅葉を眺めながら、ビールをいただく、アサヒの新生3だ。
この前、発泡酒と勘違いして買った、キリンの本生が以外と美味しかったので、最近は単価を下げ、第三のビールを飲み比べている。
キリンは切れあじがいい、アサヒはやや甘味のある黒ビール風味だ、どちらも美味しい。
最近は、増税の問題がかまびすしい。 安く美味しいビールを求めて、どんどんシフトしているのに、なんでも増税ではかなわん。
さあーて、のんびり帰るか。

車――F1の滝―――堂平―――車   車――矢駄F1滝―――小洞F1―――車   

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