奥多摩・ヨシスキ沢&三頭沢

6月4日(土)くもり時々晴れ。
今日は、奥多摩湖南岸にあるヨシスキ沢に行く。
檜原村から、奥多摩道路に入ったが、まだ開門時間前(都民の森は5時、その先は8時)だったため、時間つぶしに、三頭沢を少し偵察する。
旧料金所横に車を止め、夢の滝から入渓する。
以前来た時より、大分水量が少ない、滝横を登る。
堰堤を巻いて登ると、感じのいい5Mの滝が出てくる。
ここは、左から垂れているFケーブル(電力線)につかまりながら、石積みを登る。
滝の上は開け、少し歩くと、大きなドラムカンのトンネル(直径2M、長さ20M)が出てくる。
右枝沢3M滝を小さく巻いて降り、トンネルをくぐる。
また大きな堰堤が出てくる。
左を巻いて上がり、ロープを使用して沢に降りる。

少し感じのいい滑になり、幅広の滑滝(8×10)が出てくる。
とりあえず三頭沢の偵察はここまでとし、道路まで戻る。
空は明るくなり、薄日も出始めた。
快適に奥多摩道路を走り、山のふるさと村まで走る。
ふるさと村の駐車場に車を止め、奥多摩道路に戻り、ヨシスキ沢にかかる橋まで歩いた(10分)。
駐車場から少し距離があり、ヨシスキ沢近くに車を止められるところはないのかなあと歩いていたら、
しっかり、橋100M手前に10台ほど止められるスペースがあった。
この辺の橋には、沢名が書いてないので、沢の特定が出来ない、下の案内図で位置を確認してきたから良かったもんだが。
橋横からは、ロープを使って降りる。
後で遡行図を見ると、少し上から入渓する山道があった。
ここも水量は少ないながら、まあまあの水が流れている。
小滝を越え、取水パイプが何本もあるところを過ぎると、取水分だけ水量が戻る。
先行者の足跡が続いている。
釣りだろうか?、沢登りだろうか?。

追いつかないようにゆっくり登っていく。
最初の滝らしい4M滝が出てきた。
ここは簡単に左から登れた。
ゴーロを歩いて行くと、水がなくなり伏流となる。
200Mくらい歩き再び水の流れが復活する。
やがて5Mの釜を持つ滝がでてきた。
ここで先行の釣り師に追いつき、釜で釣りをしているので、静かに待つ。
幸、すぐに巻いて上がって行ったので、ザックをおろし撮影タイムとする。
もう、少し上のボウメキ沢との分岐手前の滝までで降りる予定だったため、ゆっくり時間をかけ、釣り師との間に時間差をおいた。
しかし、5M滝を右から巻いてあがり、少し行くと、釣り師の姿が目に入る。
仕方ない、沢に入らず右の藪を通過しようとしたら、釣り師から「こんちは、釣り?、沢?」と声がかかった。
「ちょっとその先の滝まで」と簡単に言葉をかわし、分岐の滝前に着いた。
落差4Mほどの滝だが、この沢一番の綺麗な滝だ。
狭い谷間と深い釜、右側の苔もいい。
やっと滝らしい滝があってほっとする。
釣り師がすぐに追いついてきた。
感じのいい人で、「この釜にゃ、以前うじゃうじゃするほど魚影があったが、今日は全然だめ、名人が釣って行ってしまった」。
ヘルメットにウエディングシューズという出で立ちだったから、沢登りをかなりやっているような感じの人だった。
しばらく話しをし、さっさと上に登っていってしまった。
もうこの上には顕著な滝はないらしいので、ここで終了、ゆっくり、食事をしながら、滝の撮影をする。
撮影前に滝前の掃除をしていたら、大きな黒い岩魚らしい魚が、落ち葉の下から出てきて、さっと石の下にもぐりこんだ。
なるほど、魚がいる釜だ。
今日の最高気温は21度と天気予報でいっていたが、信号上の気温表示は22度、ぽかぽか陽気だ。
帰りに、山のふるさと村のビジターセンターを覗き、奥多摩町のビジターセンターを覗いて行ったが、いい情報はなかった。
車――三頭沢滑滝――車――ヨシスキ沢出会――4M滝(終了点)――車
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