丹沢・雨山沢右F1、鷹ノ巣沢F1


26年11月14日(金)快晴。
今年最後の沢と滝になるだろう、雨山沢右俣と鷹ノ巣沢の滝を見に行く。
すり減った沢足袋と穴だらけの靴下は捨てるつもりなので持っていかない。
快晴無風、紅葉を愛でながら歩くつもりだ。
今日は平日のため、ゲート前には一台も車は無かった。
朝は少し寒いので、ウォーニングアップを兼ね、先に雨山沢へ行く。

雨山峠までは、登山道を汗をかきながらゆっくり登る。
雨山峠から見る富士山は、紅葉と快晴の空にすばらしい姿を見せてくれた。
峠で休憩していると、鍋割方面からトレランのように駆け下りてきた若者がユーシン側へ一人降りて行った。
今まで丹沢はかなり歩いているが、峠からユーシンへは降りたことがない。
雨山沢の流れと紅葉のいいとこを眺めながら林道まで一旦下った。
丁度登山者がユーシン方面へ歩いて行くところでした。
少し玄倉林道周辺の紅葉を眺めてから再び雨山峠方向へ登山道を登る。
雨山沢の二俣を確認し、沢へ降りる。
水量比は3:1、本流には2Mくらいの小滝がある場所だ。

右股に入り、100Mくらい進むと目指すF1・8M二条の滝があらわれた。
大きな倒木が3本滝前に落ちている。
とても人力でどかせるようなしろものではない。
写真を撮る位置が難しい、なんとか形がわかる場所を選び撮影する。
ここはこれ以上ないため、二俣まで戻る。
本流には目立った滝はないが、3Mくらいの小滝と滑が続く。
水量があまりなく、険しい場所もないため、登山道は沢を眺めながらすぐ横を歩く。
小滝の上の二連堰堤を過ぎるとほとんど水は消えガレ沢となる。
峠まではもう500Mそこそこだ。
きつい登りもなく、あっさりと雨山峠。
休憩していると雨山方面から熊鈴の音がする。
ここで、また登山者一人、こんな平日でも丹沢では登山者に出会う。

さあー、次の鷹ノ巣沢を目指すため、登山道を下る。
地獄ザリと本流の二俣まで降り、すぐ下の右岸に水量の少ない山の神渡ノ沢を見送る。
右岸に渡り、少し下って再び左岸に渡る。
左岸のはっきりしない出会いが多分清兵衛の沢、水流がわからない。
そのすぐ下流に水流のある沢が見られる、多分、これが鷹ノ巣沢だろうと思う。
両岸は鹿柵でおおわれている。
水流沿いに入って見ると結構水は流れている。
しばらく歩くと石積堰堤が二つ出てくる。
低い堰堤なので簡単に越えて行ける。
少し歩くと、また先に堰堤のような壁が見えてきた。
また、堰堤かと思っていたら、これが目指すF1の滝でした。
落差は8Mくらいあり、両岸はかなり立った壁になっている。
巻くのは、かなり大変そうだ。
日差しが正面にあり、なかなか影にならない。しばし雲が太陽を隠すまで待った。
これで998滝、来年春には1000滝達成が見えてきた。

車――雨山峠――玄倉林道――雨山峠――車

7:55  9:50   10:20  12:10  15:30

 

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