丹沢・遺言棚


令和元年7月25日(木)くもり時々晴。
今日の目的地は同角沢の遺言棚。
危険地帯はないが、時間がかかるので早めに出発。
梅雨末期のしめった時期なので、善波峠の富士山は見られなかった。
久しぶりの玄倉、林道はどこまで行けるのか。
玄倉のゲートは開いていたので、どこまで行けるかわからないが入って見る。
中ノ沢へは鍵つきの鎖があり、通行不可、少し先の路肩に車を止める。
舗装道路を県民の森まで歩いて行く。
多少道路上に石があるが、車はぎりぎり通行できるようだ。
玄倉からの林道は通行止めになってからひさしい。
今はユーシンまでも行けず、入る人はかぎられている。
立派な県民の森へも入る人はほとんどいない。
仲ノ沢径路はどうなっているのか、ここも歩いてみないとわからない。
入り口付近は大分草も伸び、ひと気のなさを感じる。
道はそれほど変化もなく、以前崩れてロープがあった箇所もかえって通過しやすくなっていた。
しばらくここは歩いていなかったので、少し道を探すのにロス、30分ほどうろうろしてしまった。
東沢への分岐尾根から、ワサビ田跡を降下し、小川谷へ降りる。

堰堤の手前に合流する東沢に入る。
東沢は危険な滝などは無く、ほとんど水流沿いを歩いて行ける。
滑が多く快適だ、時折魚影なども見かけた。
水量は以外と多いが、分岐を重ねるごとに減少、1:1の二俣を右に行くとしばらくして湧水箇所。
この先水はなくなる。
正面に東沢乗越しが見えてきた。
以前は、右岸からザレた道で東沢乗越しまで登ったことがあるが、踏み跡はほとんどなし。
東沢を行けるところまで登り、最後は少し右岸側に逃げて登り、東沢乗越しに出た。
ここまで来るのにかなりの時間を費やした、登りは苦しいなあ。
ここはなつかしい場所、松田警察の警告看板があり、大石山への古い道標があるところだ。
ここまでくれば、遺言棚もあとわずかだ。
傾斜の緩い箇所を選び、同角沢へ降りる。
通常、水量が多くないときは、この辺の流れは少ないのだが、今日は水量もあり、落ち口からは音を立てていた。
落ち口から左岸の巻き道を使い降下、遺言棚の下に出る。
落差45M、落ち口の滝を含めれば50Mはあるだろう、水量もあり、いい感じだ。
息を整え、少し休憩してから撮影にとりかかる。
ここは同角沢の最上流にあたり、普段は水量の少ないことが多いのだが、今年は雨が多くいい滝姿になっている。
さぁー、登りかえして下山しよう。
巻き道を登り、東沢乗越しまで登る、これで登りはない、下るだけだ、ああ疲れた。
乗越しからダイレクトに東沢へ降りる、ロープの必要もなく簡単に降りることが出来た。
湧水箇所でしばし休憩、水がうまいなあ。
冷たい水を飲み、やっと少し元気が出てきた、長い距離は疲れるわー。
たんたんと東沢を下り、小川谷に出る。
ワサビ田跡から金網沿いを登り、仲ノ沢径路に出る。あとは忠実に下るだけだ。
途中、後ろに人の気配を感じた、どこからきたんだろうか、かなり達者な歩きで下っていった。
県民の森駐車場で蛭のチェック、登り途中でも数匹取り付かれたが、靴を脱ぎ確認すると3匹出てきた。
大きな痛手はなかったが、それでも軽く3箇所やられた。
小川谷周辺も蛭に汚染されている。
車に戻り、最後のチェック、持ち帰りそうな蛭はいなかった。
玄倉に戻ると、ゲートに鎖がかかっている、やばい、玄倉商店まで行かなければならないか。
よく見たら鍵はなく、フックでかかっているだけだった。
一安心、おそらく平日は、砕石工場のトラック運行があるんで昼間は開けてあるんだろうと思う。
良い子は玄倉の無料駐車場に止めましょう。

車―――東沢出会――遺言棚――車

7:05  10:10   12:15  17:20

 

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