-ゴスドラマ過去ログ:11701-11800-
酒井雄二「お願いしますよ……って、どうして真理さんにお願いしてんのかな。オレ。」
ゴスペラーズ「……影の実力者だからかな…やっぱり。」
佐々木真理「……分かったわ。じゃあ代わりに社長と竹内君で……。」
マネージャー竹内「わ・・私ですか!!?」
佐々木真理「文句あるの??」
安岡優「じゃ、僕たちはお休みして良いんだよね♪なぁ〜にしよっかなぁ〜!」
黒沢カオル「俺、久しぶりにタイでも行ってこようかなぁ〜♪」
北山陽一「久しぶりにOA用品を見に秋葉原にでも…。」
村上てつや「俺は本でも読むかなぁ〜、カフェでゆっくりしてぇな〜」
安岡優「酒井さんは?なにするぅ??」
酒井雄二「俺ですか…そうですね…パン食べ歩きとかも良いですなぁ。」
ゴスペラーズ「(酒井以外)>マジかよぉ〜〜〜。」
酒井雄二「あっ!なんですか?その冷たい視線は!!」
黒沢カオル「太りたいんだ、そんなに。」
安岡優「みんながこれだけ、体に気を使って筋トレに励んだり食事療法試したりしてるのに。」
北山陽一「こともあろうに、食べ歩き・・・。」
村上てつや「いくら個別休暇っても、なあ。」
酒井雄二「いいでショ、別に。皆様に御迷惑おかけするような事では無いし。あくまでも、酒井個人の問題だからして。」
ゴスペラーズ「(酒井以外)ぅえ〜〜〜〜?(ブーイングの嵐)」
黒沢カオル「ま、帰ってきたときが楽しみだね。俺は小麦色のしまったボディになって帰ってくるよ。」
村上てつや「古本屋にでも行くかな…じゃ、お先。」
ト書き「荷物一式を片手に、村上は部屋から出ていった。」
酒井雄二「それじゃあ、我輩も…え〜、と2週間後に、又逢いましょうか。」
ト書き「車のキーをくるくる指先で廻し、掴むと鞄を持って酒井は部屋を出た。」
北山陽一「俺達も出ます」
黒沢カオル「最後の人、電気消してって下さい。」
安岡優「お疲れ様でしたぁ〜。」
ト書き「こうして、5人は半ば降って湧いた休暇を満喫する為、バラバラに事務所を後にした。」
北山陽一「あ〜休暇か・・・。どうするかな・・・。」
安岡優「2週間て長いようで結構短いよねぇ〜。」
北山陽一「何が言いたいの?ヤス。」
安岡優「だぁ^〜かぁ〜らぁ〜、もうチョット休み欲しくなぁ〜い??」
北山陽一「あのな〜いくらなんでもそれは無理だよ…我慢する。」
安岡優「はぁ〜い、わかりましたっ。 じゃ、2週間後にね〜♪」
ト書き「安岡は鼻歌で”傘をあげる”を歌いながら曲がり角を曲がった。」
北山陽一「ふぁあ…あむ…。とりあえず、うちに帰ろう…。」
ト書き「生理的に溢れた涙を拭い、行動を決めると、北山はそれに従った。」
村上てつや「ん〜と・・・おっ、あった、あった。」
ト書き「備え付けの脚立…というよりも、梯子に跨がって村上は高い棚の一角から本を一冊抜いた。」
一般人(女)「お客さ〜ん?大丈夫ですか〜?」
村上てつや「大丈夫ですよ。っと。」
一般人(女)「えっ?!」
ト書き「梯子から降りて、女性に本を渡す。」
村上てつや「これ、お願いします。」
一般人(女)「は〜い…。お会計の方、こちら4点で2千円になります〜。」
村上てつや「え?……(ボソボソ)…安くなってない?」
一般人(女)「これで、良いんです。…(ボソボソ)…何時も御贔屓にして貰ってますんで、サービスです。」
村上てつや「・・・うーん、それならそれでいいけど・・・。」
ト書き「こういう場合、安いというのも少し不安な村上。」
一般人(女)「おっきい袋使います?」
村上てつや「いえ、鞄入りますから…いりません。そんじゃ、2千円丁度。」
ト書き「金を払ってしまうと、品物を受け取って鞄に入れた。」
一般人(女)「ありがとうございました〜…またの御利用をお待ちしてます〜。」
ト書き「村上は鞄を持ち直して古本屋を出た。」
村上てつや「ゲイノージンって、気付いてない…よな。あの反応だから。」
ト書き「村上は呟き、近くのカフェに向かった。」
黒沢カオル「う〜んと、1週間とチョットだから…これで洋服はOK…」
ト書き「その頃、黒沢は自宅でタイへ行く準備を熱心にしていた。」
黒沢カオル「チョット多いかなぁ〜…まぁ良いかぁ。…これで全部だな、よし!  」
ト書き「独り言をずっと呟く黒沢は、スーツケースを玄関に置き台所に行きコーヒーを入れることにした。」
黒沢カオル「あっ! マイクに連絡しとこう!また美味しいタイ料理教えてもらわなくちゃ…電話、でんわ…っとぉ。」
ト書き「コーヒーメーカーにお湯を注ぎ、そそくさと電話のほうに向かった。」
効果音「ピッ、ポッ、パッ、ポッ、ピッ… トゥルルルルルル…」
黒沢カオル「もしもし…あっ、マイク!久しぶり〜急に明日からタイに行く事になったから…うん、うん…そうそう…」
ト書き「黒沢は国際電話でタイのマイクと言う人物と話ながら、台所へ向かった。」
黒沢カオル「えっ、ほんとに?楽しみにしてるよー。」
ト書き「コーヒーをカップに注ぎ片手に持ち、椅子に座る黒沢」
黒沢カオル「うんわかった。…うん…うん」
ト書き「コーヒーを口に含み『うん』としか言わない黒沢。」
黒沢カオル「うん…じゃあ、あさってマイクのお店に行くよ…うん…そうだね…わかった…うん。」
ト書き「そして20分後…」
黒沢カオル「じゃあ、あさってね。 うんわかったよ。じゃあね!」
効果音「ピッ…」
黒沢カオル「結構しゃべったなぁ…電話代高くつきそうだよ…。もう1杯飲もう…っと…。」
ト書き「黒沢はそうポツリと嘆くとカップを持ち台所に向かった。」
北山陽一「ただいまぁ〜。」
効果音「ばたん。」
ト書き「扉を施錠してしまうと、荷物を置いて眼鏡を外し、ベッドに倒れ込んだ。」
北山陽一「…疲れた…。」
ト書き「あまり、肉体的に負担はかかっていないものの、口をついて呟いてしまった。」
北山陽一「さて、と。」
ト書き「北山はゆっくりと身体を起こすと立ち上がり、パソコンのほうへ向かった。」
北山陽一「メールを…貯まってるだろうな…。」
効果音「ピンコン!」
ト書き「ディスプレイには『新着メール20枚』という文字が出てきた。」
北山陽一「はぁ…多いなぁ…。」
ト書き「北山はマウスを1つずつクリックし、メールを開いていった。」
北山陽一「ふぅ…少し寝ますか…身体もカチコチですし…。」
ト書き「帰ってきたときと同じように、北山はベッドに倒れこむと安らかな寝息を立て始めた。」
安岡優「さってとぉ〜、どおしよ?」
ト書き「家路の途中、周囲に聞こえないように安岡が呟く。」
安岡優「ん?いいもんめーっけ!」
ト書き「ごそごそと、ポケットから何かを取り出す。」
安岡優「らっき♪」
ト書き「出てきたのはさっきもらったルービックキューブだった。」
安岡優「これは、後でっと。」
ト書き「再び、ポケットから携帯電話を取り出すと、インターネットの検索画面を開いた。」
安岡優「どっかで面白い事やってないかなぁ?」
ト書き「画面に出てきたのは『サッカー』の文字。」
安岡優「あっ、レッズの試合やってないかなぁ??見に行きたいなぁ〜。」
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