-ゴスドラマ過去ログ:24401-24500-
効果音「ぱた・・ぱたぱた(涙がテーブルに落ちる音」
村上てつや「…薫、泣くなって。お前が泣くと、兄ちゃん達どうしていいか分からなくなるんだぞ…。」
酒井雄二「そうだぞ、薫。お前は兄ちゃん達にとって大切な弟なんだからな。」
北山陽一「子供だって思ってたけど…もしかしたら薫が一番いろんなこと考えて悩んでたのかもな。もう何にも心配しなくていいんだからね。」
安岡優「……ほら、笑って?薫は笑った顔が一番似合うんだから!」
小林社長「薫、お父さんが悪かった…。お前がそんなに悩んでたなんて…。」
佐々木真理「ごめんね、おとうさんったら考え無しで…。でも、薫は幸せよ。こんなにあなたの事を思ってくれるお兄ちゃん達がいるんだもの。」
黒沢カオル「…う…ん、…うん。」
安岡優「そーだ。どうせ明日は日曜日でみんな休みなんだし、みんなでどこかに出かけないか?」
北山陽一「出かけるってどこに??」
安岡優「とお〜いところに行きたいな!あ!海がみたいかも!」
佐々木真理「海!いいわねぇ♪」
小林社長「海といえば私たちの出会いの場所だったな♪」
佐々木真理「そうね〜、お父さんたら真っ黒に日焼けしてカッコ良かったわね☆」
小林社長「母さんも綺麗で一際輝いていたよ!今も変わらなく綺麗だしなぁ。」
佐々木真理「イヤ〜ん!お父さんたらっ♪」
ト書き「昼間っからイチャイチャする結構な夫婦。」
ゴスペラーズ「……。」
村上てつや「イイ歳して息子たちの前で新婚夫婦みたいな事するな!」
酒井雄二「海は止めたほうが良さそうだな…。」
安岡優「そうだな…浜辺でイチャイチャされても困るしな。」
北山陽一「息子として恥ずかしい…。」
黒沢カオル「俺、山がいいな!アウトドアとか。」
村上てつや「アウトドアかぁ…。」
佐々木真理「良いじゃない!キャンピングカーでも借りて行きましょうよ!」
酒井雄二「良いな、そうしようそうしよう!」
北山陽一「綺麗な空気と澄んだ緑…良いね。」
安岡優「カレー作って、川で遊んで、綺麗な夜空見て〜…良いね。」
村上てつや「ん?待て待て待て!!お前等泊まる気かよ?」
黒沢カオル「そうでしょ?やっぱり泊まって朝の空気を吸って、魚釣ったりさぁ。」
村上てつや「お前等明日は日曜で良いけどな、次の日は月曜だろ?学校だろうが。」
酒井雄二「良いだろう、父さんと母さんも久しぶりに帰ってきたことだし。」
北山陽一「月曜は音楽の授業が無いし、体育があるから。」
黒沢カオル「1年に1回ぐらい休んでも大丈夫だよ、ねぇ。」
村上てつや「ダメだぁ!!」
ゴスペラーズ「(村上以外)>えぇ〜イイじゃ〜ん!!」
村上てつや「ダメだったらダメだぁ!!皆勤賞取れないだろ?皆勤賞は立派なんだからな!」
安岡優「てつは何気に皆勤賞だからな…授業全部寝てたけど。」
酒井雄二「それって誉めても良いのかどうなのか・・・」
黒沢カオル「てつ兄〜、だめぇ〜?」
村上てつや「健康嗜好。かわいい薫ちゃんの頼みもダメだ…。」
ナレーション「といいつつ揺れている哲也」
安岡優「じゃ、てつは家で留守番してれば? 」
ト書き「突き放すような言葉に、一瞬村上はたじろいだ。」
安岡優「嫌なら、一緒に行くの。久し振りに家族が全員集まったんだから…学校よりも家族優先させな。」
村上てつや「ま、待て・・・じゃ・・・1回だけだぞ!・・わかったな?」
北山陽一「その台詞はこちらが言いたいですよ。…『わかったな』?って。」
黒沢カオル「…こういう時なんだから、喧嘩しないでよ。」
酒井雄二「哲兄の言う事も一理あるのは確かなんですけどね?」
ト書き「笑いをこらえた顔で、酒井は黒沢の肩を叩く」
酒井雄二「あれだけ論説を説得力もなく言い述べる人はそう居りませんぞ。」
黒沢カオル「そうなの?」
酒井雄二「そうなの?って…。」
北山陽一「いいじゃないの、こういう時ぐらい」
黒沢カオル「じゃあ行こう!今すぐ行こう!!ほら、てつ兄早くぅぅ!」
村上てつや「おっ、おい、引っ張るなって、か〜お〜るっ!」
ナレーション「ようやく一同は歩き始めた。」
酒井雄二「なんにしても行動の早い一家だこと」
黒沢カオル「腰が重いのは雄二兄くらいだよ。」
北山陽一「はやくはやく!行っちゃいますよー!」
酒井雄二「はいはい。そう急かさずとも行きますとも」
村上てつや「親父くせエ…」
酒井雄二「なにおう!俺の何処がお父さん臭気を放ってるってんだい!!」
村上てつや「全てだな。」
酒井雄二「あーなたの方が俺より1000倍親父くさいじゃないですか!!」
北山陽一「どっちだっていいじゃあないですかあ。」
ナレーション「全く知らない人から見たら単なるお馬鹿の言い合い、どんぐりの背比べ」
酒井雄二「お前はいつも一言多い!!」
村上てつや「向こうのお山に、飛んでけーーー!!!」
安岡優「お前らさぁ……、何か似てるよな。」
酒井雄二「なななっ!何を言うんですかっ失敬な!」
村上てつや「とか言う、貴方が一番失礼」
北山陽一「いや、同じ親に育てられたんですから、似ていてもおかしくないんじゃないですか?」
黒沢カオル「うん、同感☆」
酒井雄二「はああ・・・。てつ兄に似てるってのは・・・。考えもんだぞ・・。」
村上てつや「ちょっと待て!何でそんなにもあからさまに嫌そうな顔をすんだよ!!」
ナレーション「話変えてもいいですかねぇ?」
ゴスペラーズ「いいですよー」
黒沢カオル「で、どう変えるの?」
酒井雄二「そうだねぇ……」
村上てつや「山行くんじゃなかったのかよ?」
北山陽一「っていうか、あの能天気な両親はいずこへ??」
黒沢カオル「いなくなっちゃったみたい。ドラマって何でも有りだねぇ…。」
酒井雄二「ま、あの二人はサブレギュラーですんで。…それよりも、どのようにお話を変えるつもりなのですか?飽きたんで、じゃあ次ってのは、子供みたいなモンですが、敢えて言わんでおきましょう」
黒沢カオル「酒井、」
酒井雄二「?なんでしょう?」
黒沢カオル「なんか口調がすでに『おっさん』だな。」
ゴスペラーズ「(黒沢以外)…………。」
黒沢カオル「??俺、変なこと言った?」
安岡優「……そ、そんな事より!ファミコメはもう終わりなの?せっかく山に行って黒ぽんと虫取りしようと思ったのにぃ!」
北山陽一「虫取り?僕も黒沢さんと釣りでもしてまったりとするつもりだったんですが天。」
村上てつや「俺だって黒沢にカレー作ってもらおうと思ってたのによぉ!」
酒井雄二「我輩も夜空を見ながら、星の観察を黒ぽんとって…。」
ナレーション「黒沢さんモテモテ(死語)ですね…。」
村上てつや「や、黒沢が弟ってのがなんかツボでよぉ…。」
安岡優「そうそう!こんな弟ホントに欲しくなったよぉ。」
北山陽一「僕らみんな弟っていないからね、実生活では。」
酒井雄二「ドラマの内容のワリにほのぼのとしてたのは、黒ぽんが弟だったからでしょうな。ヤスだったら…ねぇ…。」
安岡優「俺だったら何だって言うのさ?」
酒井雄二「い、いや別に…。」
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