-ゴスドラマ過去ログ:11701-11800-
07/28 21:57 黒沢カオル「ていうか、どいてくれない。」
07/28 21:59 村上てつや「うえ!?ああ、ごめん!」
07/28 22:00 安岡優「ごめんね?」
07/28 22:01 黒沢カオル「いいよいいよ。でもビックリした〜」
07/28 22:03 村上てつや「全くだ。一体どうなってるんだよ」
07/28 22:12 安岡優「あのドラゴンがここに送ったんだと思う・・・」
07/28 22:19 北山陽一「ドラゴン!?話したんですか?」
07/28 22:24 安岡優「うん・・・まぁねぇ・・・。」
07/28 22:57 北山陽一「で、どんな感じでした?どんな話を?」
07/28 23:02 安岡優「え、とね……。」
07/28 23:04 ト書き「安岡は5分もかからずに、竜から聴いた事を話し終える」
07/28 23:06 北山陽一「ふ…む、成る程。」
07/28 23:07 安岡優「僕達の方はこんな感じだけど、そっちの方は?」
07/28 23:10 酒井雄二「ああ、それがですねぇ…聴いて下さいよ。この男が何をしたか」
07/28 23:11 北山陽一「この男って、酷いなぁ雄二さん。」
07/28 23:14 ト書き「ドラゴンの死因が分かった事とその帰りに村長に待ち伏せされていた事、そして半年でドラゴン殺しの犯人を見つけないと、自分達が犯人となる事を二人に話した」
07/28 23:17 酒井雄二「この男が勝手に話を進めて、勝手に決めたんですよ。」
07/28 23:18 村上てつや「…別に?良いんじゃねぇの?…どうせ、犯人は見つけるつもりだったし。…期限が付いたけどな」
07/28 23:20 ト書き「村上の言葉に、安岡と発言者以外の3人が、各々の度合いで驚いた」
07/28 23:22 村上てつや「さて、夜に村長の家だったよな。…俺少し休むわ。時間になったら叩き起こしてくれ」
07/28 23:24 ト書き「部屋の隅に置かれていた荷物を持って、部屋を出る村上と一緒に北山も出た。」
07/28 23:25 村上てつや「…何か用か?」
07/28 23:28 北山陽一「いえ、どういった心境の変わり方をしたんだろうか、と。村上さん、貴方、自分の利にならない事はしないんじゃなかったんですか?」
07/28 23:29 村上てつや「別に?これも、俺の利になる事さ。…多分な。」
07/28 23:41 北山陽一「はあ・・・・。」
07/28 23:50 村上てつや「あんま気にしてくれんな」
07/28 23:55 ト書き「そう言うと、北山の目の前で、ドアが閉じられた」
07/29 00:19 北山陽一「なかなか一筋縄ではいかないな(苦笑)。」
07/29 00:30 ナレーション「そして北山も部屋に戻った。」
07/29 00:38 ト書き「そして夜も更け……」
07/29 01:13 酒井雄二「お〜いっむっらかっみさぁ〜ん!じかんですよ〜!」
07/29 01:16 効果音「どんどんっどんどんっ」
07/29 01:17 一般人(男)「おーい、兄ちゃん、壊さないでくれよぉ?」
07/29 01:17 酒井雄二「あっ、こりゃあ、すいませーん。修理代の方は『村上』宛にお願いしまーすっ」
07/29 01:18 効果音「…がちゃ…」
07/29 01:18 村上てつや「おい…なんで俺が修理代払わなきゃなんねぇんだ?おい。」
07/29 01:19 ト書き「壊れなかった頑強な扉を開けて、村上は心底不機嫌そうな顔で出てきた。」
07/29 01:20 酒井雄二「こりゃあ、オハヨウゴザイマス」
07/29 01:21 村上てつや「おう…。」
07/29 01:22 酒井雄二「他の面々は外に出てますんで、早く支度をお願いします。」
07/29 01:22 村上てつや「ああ。」
07/29 01:23 ト書き「そして、支度を終えた村上を連れた酒井は、宿の外で待つ3人と合流した。」
07/29 01:24 北山陽一「村長の家って、何処?」
07/29 01:25 安岡優「んっとね。…すぐに判るんじゃないかな。」
07/29 01:27 ト書き「誰も歩いていない上に、灯りすら点っていない村中を歩き、ようやく灯りの着いている家を発見する。」
07/29 01:27 黒沢カオル「すんごく、判り易い。」
07/29 01:28 安岡優「そう言ってくれると思った。」
07/29 01:29 ト書き「ノッカーを数回、鳴らすと一人の若い男が対応に現われ、そのまま家に上がるよう促された」
07/29 01:32 田辺恵二「…よく来たな。あんたら。」
07/29 01:32 北山陽一「逃げると、そう思ってたんですか?すいません、御期待に添えなくて。」
07/29 01:33 ト書き「無言で、酒井が北山の脇腹を肘でこずく」
07/29 01:35 村上てつや「話は、仲間から聴かせて貰いました。…半年で、ドラゴン殺しの犯人を捕まえ、そしてこの村へ戻ってくる、と。」
07/29 01:36 田辺恵二「・・・そうだ。」
07/29 01:39 ト書き「ちらり、と視界の外に居る連中を見遣って、村上は村長を見据えた。」
07/29 01:45 村上てつや「この話、お引き受けします。我々の目的とも、一致しておりますので。」
07/29 01:46 ト書き「今度は、驚いたのは村長と、その場に居た村人達だけが驚いた。」
07/29 01:47 田辺恵二「きっ、きさまらっ。誰がやったか分かって、そう言っているのか!?」
07/29 01:48 村上てつや「ええ、これから。貴方の云う『半年』の間とっ捕まえるつもりですが?」
07/29 01:50 酒井雄二「そう仰られると…どうしても、貴方がたが犯人を知っている気がしてならんのですが。御存知ありませんかね?」
07/29 01:51 一般人(男)「知らん!」
07/29 01:51 酒井雄二「あっら…」
07/29 01:53 ト書き「酒井と村人のやり取りで、呆気に取られていた村長はようやく我に帰った」
07/29 01:54 田辺恵二「では…こちらとしても、逃げられると困るのでな…。」
07/29 01:55 北山陽一「だから、逃げませんって。少しはヒトの事信用しましょうよ。」
07/29 01:56 安岡優「無理だよ、北山さん…。」
07/29 01:57 田辺恵二「ひとり、見張りをつけようと思う。」
07/29 01:58 村上てつや「はぁ。」
07/29 02:00 ト書き「と言って、村長が連れてきたのは、女の人だった。」
07/29 02:01 ゴスペラーズ「っっっっっ!!!!!」
07/29 02:06 田辺恵二「どうした。何をそんなに……驚いてるんだか引いてるんだか判らんな。」
07/29 02:22 酒井雄二「あ、あの。男尊女卑と云う訳では無いんですが。…女性にこの旅は……」
07/29 02:35 佐々木真里「あら、なによ〜。なにがいけないってゆうの?」
07/29 02:50 北山陽一「お願いです、無理なお願いでしょうが、俺達を信用して下さい。」
07/29 02:57 黒沢カオル「俺達…俺と、優は…その、事情がちょっと複雑で、結構旅が強行軍になると思うんですよ。女性には…ちょっと辛いんじゃないかと」
07/29 03:00 ト書き「その事情が、『犬の世話』と『モンスターの世話』だと云う事を丁寧に包み隠して、黒沢は言った。」
07/29 04:58 田辺恵二「だめだ。真理は、なにかと、役に立つやつだから、大丈夫だ。」
07/29 05:01 佐々木真里「見てくれは、女だけど、女扱いしなくていいから、野宿だって、何だって耐えられるわ。」
07/29 05:04 村上てつや「・・・・・わかった。この女をいっしょに、連れて行くことにしよう。」
07/29 05:06 北山陽一「・・・な・・なに言ってるんですか!!」
07/29 05:07 安岡優「無理だよ。てつ・・・・・。」
07/29 05:11 村上てつや「そのかわり、途中で泣いたり、愚痴をこぼしたりしたら、容赦なく道に捨ててくからな!!!」
07/29 05:14 佐々木真里「・・・・わかった。女言葉も止めておくよ。男として扱ってくれていい!!!」
07/29 05:16 田辺恵二「それじゃ、商談成立だな。早速、行ってくれ。」
07/29 05:19 ト書き「そして、6人は村を出て、犯人探しに出発した。」
07/29 05:23 佐々木真里「そういえば自己紹介がまだだったな、真理です。これでも剣術が扱えるんだ。よろしく。」
07/29 05:38 北山陽一「(小声)村上さんが、OKの返事しちゃうからですよ。」
07/29 05:39 酒井雄二「(小声)本当ですよ。この先、」
07/29 05:42 村上てつや「・・・・・なんだよ。すんじまったんだから、しょうがねーだろう。あいつも女扱いしなくていいって言ってんだから。」
07/29 05:44 佐々木真里「・・・・なんだよ。コソコソして。」
07/29 05:47 村上てつや「いやぁ。なんでもない。俺は、勇者のてつやだ。」
07/29 05:48 黒沢カオル「俺は、魔法使いやってます。カオルです。」
07/29 05:50 安岡優「僕は、魔物使いの優です。」
07/29 05:52 北山陽一「ぼくは、賢者の陽一です。よろしく。」
07/29 05:53 酒井雄二「わたしは、吟遊詩人やってます酒井雄二です。」
07/29 05:54 佐々木真里「吟遊詩人!???」
07/29 05:55 酒井雄二「・・・・・いけませんか!!?」
07/29 08:00 佐々木真里「い、いや別に・・・。」
07/29 08:16 黒沢カオル「まあまあ、雄二落ち着いて。」
07/29 09:13 酒井雄二「吟遊詩人が旅して何がいけないんですか・・・(ぶつぶつと)」
07/29 09:30 黒沢カオル「雄二の歌は俺はすごく好きだよ。気にすることなんか無いよ。」
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