-ゴスドラマ過去ログ:1901-2000- |
村上てつや「大丈夫か、北山?風邪だけど、気をつけろよ!!」 北山陽一「薫にケータイ渡しましたか?・・・ぐしゅ!今日は早引きしようかなぁ?・・・ぐしゅ!」 村上てつや「風邪は早めに治せってな。悪化すると大変だぞ。」 北山陽一「だから、質問に答えてくださいよ・・・ぐしゅ!ケータイ渡しました?・・・ぐしゅ!」 村上てつや「あぁ忘れてた!ちょっと渡してくるわ!お前はもう帰れ!お大事にな!」 黒沢カオル「うっわー!!(保健室のドアで、村上とぶつかり、下敷きになる)」 村上てつや「わぁーっ!か、薫、お前何してんだ!(赤面)」 黒沢カオル「ご、ごめんなさい」 村上てつや「か・・・薫ちょうど良かった。はい、ケータイ・・・・ごめん、ケガとかねぇか??」 黒沢カオル「小さい頃てっちゃんとブランコ乗ってて落ちて怪我したところならあるよ・・・・(かなりの昔話)」 村上てつや「あぁ〜そんなこともあったなぁ」 黒沢カオル「(何かを思い出したように)あっ!ごめん。今の話し忘れて。あたしそろそろ行かないと。優を待たせてあることだし。」 北山陽一「どうしたんですか、てつ??何かありました???」 村上てつや「んあ?なんでもねぇよ。お前は安静にしてろ。風邪って言っても万病の元なんだからな。薫も優をなるべくでいいから一人にするなよ。早川の話を忘れたのか?あと、くれぐれも気付かれるなよ。な?」 黒沢カオル「そんなに一杯言わないでよ〜わかんなくなっちゃうよう。でも優しいてっちゃんは好き♪」 村上てつや「俺はいつでも優しいぜ(赤面)」 黒沢カオル「てっちゃん、ケータイありがとね♪じゃあ、優のところにもどるね。」 ナレーション「ホント子悪魔(笑)」 村上てつや「ああ、お前も風邪には気をつけろよ。」 黒沢カオル「うん!ありがとっ!優のところ早く行かないと!じゃっ!」 ナレーション「と、そのころ安岡は・・・一人で屋上にいた。」 安岡優「あ〜あ。あたしこれからどうすればいいんだろう。ぜんぜんわからないよぉ〜!!!(涙)」 ト書き「「また死のうかなぁ」と考えていたりする。」 酒井雄二「また、こんな所で何やってんですか?」 安岡優「あ・・・雄二・・・・私、もうどうしていいかわからないの・・・・(号泣)」 BGM「♪泣かないで〜♪(by舘ひろし)」 安岡優「助けて・・・雄ちゃん・・・(涙)」 酒井雄二「あんまり泣きすぎると余計判らなくなりますよ。」 北山陽一「リーダーいつになったら『結婚』するの?」 ナレーション「北山さん、ダメですよ。台本以外のセリフ言っちゃ…(^_^;)」 安岡優「まーいーんじゃない!」 村上てつや「まーいーんじゃないって・・・」 酒井雄二「も・・・戻りましょうよ!!」 安岡優「雄ちゃん、私ね、もう疲れちゃったよ。(と言うと屋上の手すりに足をかけ飛び降りようとする)」 酒井雄二「優!!(屋上から落ちそうな安岡を引き寄せる)」 安岡優「キャッ!」 酒井雄二「な、なにやってんですか、優は、もう。」 安岡優「もういやなの!雄ちゃんも薫もてっちゃんも陽ちゃんもいい友達だよ?でもね、ずっと嘘ついてきて何事も無いようにしてるのがもう疲れたの・・・(号泣)」 酒井雄二「優・・・・・・・・・・・・・」 ト書き「酒井は言葉を失う。」 安岡優「どうしよっかな・・・・・・」 酒井雄二「(俺は何を言ってあげれば…)」 黒沢カオル「何言ってんのよ!!優のバカ!!私達、ずっと親友って言ったの忘れたの!?死のうとしている優なんて、私達の親友じゃないよ!!(大泣き)(どうやら聞いていたらしい)」 安岡優「薫っ!?…でもっ私…っ」 酒井雄二「・・・・・」 黒沢カオル「どうしてよ優!嘘ついてきただなんて・・・!疲れたって・・・!ずっと私達のこと騙してたの?そんなのひどいよ!!!」 安岡優「私だって、隠すの辛かったし、みんなをだまそうと思ってたんじゃない!!(おお泣き)」 黒沢カオル「違うよ!いつも優は笑ってた、それが辛かった?だまそうとしてなかった?そんなの大嘘じゃん!そんな優なんて親友じゃないよ!(走り去る)」 村上てつや「優の笑顔も嘘だったのか?みんなといて楽しくなかったのか?もう嘘をつくのをやめて全部話せばいいだろ。みんな優の事が心配なんだよ。優の事みんな好きだし、優が死んだらみんな悲しむんだよ。優に死んで欲しくないんだよ。分かるだろ。」 安岡優「(てっちゃんも聞いてたの?)うん。わかるよ、わかってるんだけど…でも………」 村上てつや「わかってるなら・・・なんでするんだよ!!」 安岡優「わかんない…私もどうしていいかわかんないよぉ〜!!(号泣>」 酒井雄二「ちょっとみんな・・・・優を追いつめるようなこと言わなくてもいいんじゃないですか?そんなに優を追いつめたらあまりにも優がかわいそすぎますよ!」 安岡優「ありがとう・・・もういいよ。雄ちゃん。・・・あのね、ずっと隠してたのはね、みんなに変な心配をかけたくなかったからなんだ。病気だからって特別扱いなんて受けたくなかったの。だって・・・そんなの偽善じゃん!今までそんな人たちいっぱい見てきたんだもん!だから、みんなと普通に付き合いたかったの・・・。」 村上てつや「優・・・・俺が怒ってたのは、優・・・お前がはっきり本当のことを言わなかったことに怒ってる・・・・本当のこと聞いて、お前を特別扱いする奴なんて俺らの中にはいないはずだ・・・だってさぁ〜、俺ら仲間・・・親友じゃん!」 酒井雄二「そうだよ優。俺達、そんなに信用無いわけ?(と、優しく微笑む)」 安岡優「信用ないわけじゃない!・・・信用ないわけじゃないけど・・・。でも・・・私の病気が分かった時、お母さんが取り乱しちゃって、急によそよそしくなって・・・お兄ちゃんしかちゃんと話せる人がいなくて・・・お兄ちゃんは私が笑ってさえいれば、なんとかしてくれるって言ってくれて…それで・・・(言葉に詰まる)」 村上てつや「分かったよ、優...」 安岡優「ゴメン…。みんなは変わらないって分かってたけど…やっぱり怖くて…。」 酒井雄二「でももう大丈夫だよ。ね、そうでしょ!だから、これからも今までと同じでいよう。優。」 村上てつや「また、つらくなったら俺らを呼べばいいんだからさ、すぐ飛んでって死にたくなくなるぐらい幸せな気分にさせてやるよ。」 酒井雄二「優ゥゥゥゥゥゥ・」 安岡優「(泣きながら。)あっ。陽ちゃんは・・・。帰っちゃったんだっけ・・・。陽ちゃんにも言わないと。逢いたい・・・。あたし陽ちゃんの家に行かなくちゃ・・・・・。」 ナレーション「と言って駆け出す」 酒井雄二「やれやれ、心配だから追いかけましょうか・・・・村上さんは薫の傍にいてやってください」 安岡優「陽ちゃんから電話だ!」 北山陽一「もしもし?優?」 安岡優「陽ちゃん、私、あのね、あのね・・・」 北山陽一「どうしたの?優。泣いてる?」 安岡優「うっ・・・。うっ・・・。よぅ〜ちゃぁ〜ん・・・!(泣きながら)」 北山陽一「お、おいっ!どうしたっ?!」 BGM「彼らの曲「I LOVE YOU,BABY」をセット完了!」 北山陽一「僕ね、ちょっと照れくさいけど、僕はどんな事があっても、優を守り続けるよ。それと、話したくない事は話さなくても良いんだよ。優が思うようにすればね。無理を背負い込んでちゃ、身体をもっと悪くしちゃうんだからね。何でも話せる仲間、親友がそこにいるんだから、無理するなよ。」 (10/17 17:30) [ 211.13.55.214] 安岡優「陽ちゃんの所へ行きたいよ!!何処にいるの??(泣)」 北山陽一「おいで。家にいるから・・・。ブツッ(電話の切れる音)」 安岡優「陽ちゃんち行って来る。」 村上てつや「優、待て!俺が一緒に北山のところに行ってやるよ。酒井、お前が薫の傍にいてやれ。」 酒井雄二「わかった!水兵オッケー!」 ト書き「さっそく村上と安岡は北山の家に向かった。」 ナレーション「その頃北山は、電話口で泣いていた優のことが気がかりでいてもたってもいられなかった。」 安岡優「てっちゃん早く」 村上てつや「わかってるよ!ちょっと待ってなって!」 安岡優「てっちゃんまだ??陽ちゃんに何かあったらどうするの?」 村上てつや「わあ!!バッカ!!揺らすな、交通事故おこしちまうだろーが!!(車はかなり危ないジョータイ)」 安岡優「はやくぅ〜はやくぅ〜!(車をゆらす)」 村上てつや「わぁ!だから、揺らすなっていてるだろ!!早く行くから待ってろ!!」 北山陽一「あっ!おぉ〜い!優ぁ〜!(手を振っている)」 安岡優「あっ!!陽ちゃん!!!(といってまだ走っている車から飛び降りた)」 村上てつや「・・・っておい!危ないだろ〜!勝手に降りるな!俺が犯罪者になってしまう」 安岡優「だって陽ちゃんがいたんだもん〜。着地成功!終わりよければ全て良し!ってね☆(もう時間も少ないし…)」 北山陽一「優、てつ、いらっしゃい。今ちょうど早川先生がお見舞いにきてくれて、優のびょうき…じゃなくって、えーっと…成績について話を聞いていた所なんだ。」 村上てつや「(コソコソ)『北山ぁ〜・・・優の病気ゆうなって!ばれたらどうするんだよ!』・・・・優!早くいこぉ〜!」 安岡優「???…うん!おじゃましま〜す。って勝手に上がってもいいのかな?」 北山陽一「うん。さあ、あがって狭い所だけど。」 安岡優「それより陽ちゃん風邪大丈夫?寝とかなくていいの?…ごめんね、私のために無理させちゃって。」 北山陽一「僕はちょっと休めば大丈夫ですよ。優こそ電話で泣いてて…何か心配事とか不安なことでもあるんじゃないですか?僕でよければ相談に乗りますよ。もちろん無理に話さなくてもいいですけどね。(見てると安心するような穏やかな笑顔)」 安岡優「陽ちゃ〜ん・・・!!(北山に抱き着く)」 村上てつや「おい!」 ナレーション「忘れ去られてしまった村上は部屋の隅でいじけていた」 村上てつや「なんでオレばっかこういう役回りなんだよ!!」 |
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