-ゴスドラマ過去ログ:12201-12300-
ナレーション「BGMさんっ。何か流してくださいよ。」
BGM「うむむ・・・・『stay with me ダーアリン〜♪・・・』」
小林社長「残念だなぁ・・・村上!せっかく薫をものにできたが・・・お前に幸せなどない!!(突然現れ薫に銃をむける)」
村上てつや「・・・っ!やめろっ!!(薫を抱きしめるようにかばう)」
効果音「ドォンッ!!!!」
ト書き「銃はみごとに村上の胸を打ち抜き、村上はその場に倒れこんだ。薫はなにがあったのか理解できず、ただ村上を見下ろしてた・・。」
村上てつや「か・・・・薫・・・はやく・・・逃げろ・・・って・・・」
黒沢カオル「・・・・(はっ)・・村上様!いや・・・(涙流しながら抱き寄せる)」
村上てつや「バ・・・カッ・・・俺は平気だから・・・行ってくれ頼む・・・・・(薫を引き離そうとする)」
黒沢カオル「イヤです!村上様、死なないでください!!(村上を力いっぱい抱き寄せる)」
小林社長「薫・・・そんなに悲しいか・・・?それなら、お前も一緒に殺してやるよ。村上とは、地獄で一緒になるんだな。(黒沢に銃を向ける)」
酒井雄二「!!(物影から出ていく)薫殿、逃げてください!!」
安岡優「(酒井についで物影から出てくる)はやく!!」
黒沢カオル「えっ・・・?」
ナレーション「酒井と安岡の声もむなしく、小林が引き金を引こうとする。その時・・・」
小林社長「ぐっ・・・・・」
ナレーション「黒沢が顔を上げると、小林の腕には短剣が刺さっていた。」
黒沢カオル「あっ……」
北山陽一「(どこからともなく出てくる)あなた・・・いい加減にしてください。普段はおとなしくしている私でも・・・今はマジで怒ってるんですから。(手には数本の短剣)次は、外しませんよ・・・。」
小林社長「北山!ちくしょう・・・。それなら・・・(別の銃を出し北山に向ける)お前ら全員ぶっ殺してやる!!」
佐々木真里「(小林の後ろから出てきて)いい加減になさい!(板で小林の頭を殴る)・・・ったく、往生際が悪いんだから。」
ナレーション「真里の一撃が思わぬHIT!小林はその場に倒れこみ気を失う。」
ゴスペラーズ「やった!!」
マネージャー竹内「ふっ・・・・・・その男ももうおしまいだな・・・・くくくくくっ・・・・」
北山陽一「(すばやく短剣を投げる。剣は竹内の脇腹を捕らえた)そういえば、あなたの事を忘れてましたね・・・。(竹内に近付く)でもこれで、あなたも動けませんよ。今度は胸に突き刺しましょうか?(冷たい目)」
マネージャー竹内「ぐっ・・・・・なんてな・・俺がなにも装備していないとでも?それに・・・・これでもか?(腕の中の赤ん坊を見せる)」
佐々木真里「きゃ〜、私の赤ちゃんがぁ!でも、どうして貴方が?」
村上てつや「・・・この野郎!!!ゆるさねぇ!!!」
ナレーション「傷を押さえ、立ち上がろうとする村上。」
北山陽一「(村上を制して)竹内っ!!いい加減にしろっ!!(と竹内の死角にいた酒井にアイコンタクトを送った)」
マネージャー竹内「ふっ、お前らに何ができる?俺を殺せば、この子供もしぬぜ?(喉元に小さな刀)」
酒井雄二「(竹内の後ろから手を伸ばし、刀と赤ちゃんを奪う)はいはい、そこまでにしてくださいね。あなたも往生際が悪いですよ。」
マネージャー竹内「ちっ・・・・覚えてろよ?俺は諦めの悪い男なんでね?こんなに簡単に終わると思うな、ばーか。(とっても幼稚。)その女好きは殺してもかまわないぜ?何一つまともにできない城主なんか。(どろんって感じにいなくなる。)」
村上てつや「ちっ・・・逃げられ・・・たか・・・・。(気を失ってしまう)」
黒沢カオル「!!村上様!しっかりしてください、村上様!!」
北山陽一「ちょっと見せてくれ。(医者のように診断する)まずいな・・・出血が多い・・・。このままだったら本当に・・・・・」
黒沢カオル「そんな・・・・・」
安岡優「(北山に近寄り)殿、ここはあなたの力が必要です。これを・・・・・」
佐々木真里「それは・・・・?」
安岡優「治療用具です。殿は城主であるとともに、医師でもあるんですよ。その腕は天才的で、今まで何度も死にそうになった家来を助けてきました。・・・真里殿でもこの事は知らなかったようですね。」
酒井雄二「・・・・・。(なんとまぁ、都合いい展開で・・・)」
黒沢カオル「北山様、早く村上様を助けてください。お願いします。」
北山陽一「わかってる。安岡、いつものように手伝いを頼む。」
ト書き「そんな北山でも、村上の傷はかなりひどいとわかっているのだろう。顔が青ざめている。」
北山陽一「やるしか・・・ないな・・・・・(自分に言い聞かせるように呟く)」
ト書き「北山は大きく深呼吸をし、メスを持つ。」
北山陽一「・・・・(目を閉じて精神を集中させる)・・・行くぞ!」
安岡優「はい!!」
ナレーション「手術(らしきもの)をはじめる北山。メスをすばやく動かし、どんどん傷を治していく。安岡も、そんな北山を精一杯サポートする。」
北山陽一「これで・・・終わりだ・・・。(最後の手術糸を切ったと同時に、全精力を使いきったかのように体の力が抜けていく)ふ〜ぅ・・・・何とか・・・なったか・・・・・。良かった・・・・。」
酒井雄二「すごい・・・。あの傷口が・・・ピッタリとふさがっている・・・・。」
安岡優「すぐには目は覚めないと思いますが、じきに気がつくでしょう」
黒沢カオル「・・・・村上様・・・・・」
ト書き「村上の手を強く握り見守る黒沢。」
黒沢カオル「どうか…どうかまた、元気な姿の村上様に戻ってください…」
酒井雄二「頑張れ・・・・。」
村上てつや「・・・・・・・・・・ん・・・・・・薫ちゃん・・・・・」
黒沢カオル「村上様!!!」
北山陽一「はやっ!!」
安岡優「違います、呟きですよ・・・まだ意識は戻ってないみたいです・・・。でもよかった・・・手術は成功のようですね・・・たぶん。」
酒井雄二「びっくりした〜。」
黒沢カオル「やっと・・・やっと好きだって言ってくださったのに・・・。これからずっと一緒にいられると思ったのに・・・。どうか助かって・・・(村上の手を握り、ためていた涙を一気に流す)」
北山陽一「さあ、村上殿を城まで運びましょう。」
ナレーション「傷が開かないよう丁寧に村上を運ぶ5人・・・。そして無事城につき、村上を横にした。」
酒井雄二「薫さん、顔色が悪いですよ。あなたも少しお休みになった方が・・・」
北山陽一「恐らく村上殿も今日は目覚めないだろう。皆もゆっくり休むといい・・・」
佐々木真里「薫さんここに布団ひくから、傍にいてあげたら?きっと喜ぶわ。」
黒沢カオル「ありがとうございます・・・あの・・・(ばたっ)」
佐々木真里「薫さん?!・・・ちょっと熱っぽいかもしれないわ・・・疲れがたまったのね・・・。(薫を布団に寝かせる)」
黒沢カオル「ごめんなさい・・・真里さん・・・・心配ばかりかけて・・・・・・」
佐々木真里「それは言わないの。(黒沢の頭を優しく撫でる)・・・少し眠った方がいいわ。てつの目が覚めたら起こしてあげるから。」
北山陽一「薫、この薬を飲んでおいてくれ。私が作った熱さましだ。よく効くだろう・・・。」
黒沢カオル「ありがとうございます・・・。(北山から薬をもらい飲む)・・・Zzz・・・Zzzz・・・・(薬が効きだしたのか、すぐ眠ってしまう)」
佐々木真里「か・・・おる・・・・・大きくなって・・・・・・・・(黒沢の頭を撫でながら、こらえきれない涙が頬を伝う)」
ト書き「そんな真里を温かく見守る北山。」
村上てつや「ん?目が覚めない?でも覚めちゃうんだなぁ〜これが!ここはどこだ?昨日のツアーで飲みすぎたかな〜俺!(笑)」
佐々木真里「〔馬鹿っ!!(激怒)真面目にやりなさい!!あんたはまだ起きない設定でしょうが!!〕殿ももう休みましょう・・・。今日は久しぶりに安眠できそうですね・・・。」
北山陽一「そうだな・・・。おいで真里・・・・・。薫も村上殿も、きっと明日にはよくなっているだろう・・・。」
ナレーション「眠りにつく北山と真里。影から見ていた酒井と安岡も、それぞれ眠りについた。そして次の朝・・・・・」
村上てつや「おい!皆起きろ!やっべぇ〜寝過ごした!飛行機間に合わねぇ〜ぞ!」
佐々木真里「だっ・・・からてめぇはドラマを壊してぇのかよっつってんだろ・・・!!!(怒りに手が震えている)お願いだから真面目にやってよせっかく好評なのに!!(泣)」
黒沢カオル「…ん、朝……?あ…村上様は……」
佐々木真里「あっ薫ちゃん起きたの?」
ト書き「に」
村上てつや「・・・・・・・・か・・おる・・」
黒沢カオル「む・・・む゛だがびぃざま゛ぁ〜!! 注)泣きながら「村上様ぁ〜!!」」
村上てつや「ん・・・・薫ちゃん・・・・心配かけちゃったな・・・ごめんな?」
ト書き「失礼しました…薫を抱きしめる村上」
黒沢カオル「私を置いて死んでしまわれるかと思いました・・・・。」
酒井雄二「そんな事しねえよ。俺の事信用できねぇか?」
村上てつや「・・・・・・酒井・・俺のを取るな・・・・(少し傷が痛んだが、気にせずに抱きしめ、薫の髪に顔をうずめる)」
黒沢カオル「よっかた…。私、もうこれ以上に望むことは何もありません。」
村上てつや「…薫ちゃん……。」
酒井雄二「・・・・・・俺には春はこないのか・・・・・・・・・・・真里さんも北山ばっかり・・・な気がする・・・・くっすん。」
ト書き「竹内も怪我から復帰した村上の手で倒され、そして数年が経った・・・・・」
一般人(男)「ぱ・・ぱぁ・・・・・・ぱぱぁ・・・?」
一般人(女)「ぱぁぱ・・・・まぁ・・・まぁ・・・・・」
安岡優「うっわぁ〜かわいい〜〜〜♪1歳くらいだよねぇ〜男の子はパパ似・女の子はママ似だねぇ〜よかったねぇ、反対じゃなくて☆」
村上てつや「うるせーよ(後ろから蹴り)・・・久しぶりにこっちに帰ってきたと思ったら・・・・・」
一般人(男)「(安岡に向って)ゆっ、ゆたきゃ〜?」
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