-ゴスドラマ過去ログ:15401-15500-
ト書き「その後、黒澤のお仕置きは真夜中まで続いたそうな・・・・・・・・・・。」
ナレーション「して、次の日。朝から快晴で清々しい…(^^)」
村上てつや「おぇっ・・・・・きぼちわるぅっ・・・・・・・」
黒沢カオル「あたま・・・が・・・ずんずん・・・胃がぐるぐる・・・・・・・・」
ナレーション「清々しい・・・・・・(ー ー #」
安岡優「ったくも〜!しっかりしてよね!!大丈夫?今日いけるの・・・?」
酒井雄二「にゃ〜・・・・(本当に世話のやける兄貴達だこと・・・・・)」
北山陽一「・・・・・・・・・・(水の入ったコップを2つ持ってきて、村上、黒沢に渡す)」
村上てつや「う〜ぅ・・・・陽一ぃ・・・・・・・・ありがと・・・・・・・・(水をイッキ飲み)はぁ〜・・・・・・」
黒沢カオル「(北山からコップを受け取る)・・・どうも・・・・・・・(水を飲む)・・・ふぅ〜・・・・・・・・少し落ち着いたぁ・・・・・・・」
北山陽一「(メモ用紙に書いた言葉)その調子なら今日は無理そうだね。行くのやめて家でおとなしくしてた方が・・・・・・」
村上てつや「(メモを読む)・・・・大丈夫だよ、陽一。よっぽどの事でないかぎり約束を破るのは俺の性に合わないからな。ほら、さっさと準備してこい。」
北山陽一「・・・・・・・・(心配そうな顔で兄2人を見たあと、2階の自分の部屋へ)」
安岡優「まったくもう!!心配かけさせないとか言っておもいっきり心配させてるじゃん!どうすんのさ、これでまた閉じこもっちゃったら!!」
黒沢カオル「・・・ゴメン優・・・・・反省してるよ・・・・・・・・・・(俯く)」
酒井雄二「うなぁ・・・・・(大したことではないんだし、陽一もあそこで「兄貴達はホントバカでしょうがないんだからぁ〜」と突っ込みの1つでもいれられると、また変わってくるんだろうけどなぁ・・・・・)」
安岡優「はぁ〜・・・・今の陽一兄は繊細なんだから、もっと注意してよね。笑うのと返事を返してくれるのとまではなんとか来たんだしさ・・・・・。・・・兄貴達も準備してきていいよ。お弁当は僕が作っとくから。」
黒沢カオル「なんかゴメンね・・・優にまで迷惑かけっぱなしで・・・・。」
安岡優「(ヤングスマイル)そう思うんだったら、さっさと準備して陽一兄を安心させてあげてよね。ほらほら早く、準備準備。部屋に陽一兄を迎えに行ってあげなよ?」
黒沢カオル「わかったよ、優。てつ、準備しよう。」
村上てつや「おうよ!!」
酒井雄二「にゃ〜(陽一〜準備は出来ましたか?・・・あの、我輩の好物もバッグに入れてくだされ〜)」
北山陽一「(分かってるよ。)」
安岡優「(台所へ行き)何を作ろうかなぁ・・・おにぎりと・・・」
村上てつや「とりあえずビールだな」
黒沢カオル「ビール!?」
安岡優「…てつ兄、死にたい?(包丁を持ちながらヤングスマイル。でも目が怖い…)」
村上てつや「は・・・はは・・・冗談に決まってんじゃん。優も冗談わかんないのかよ?(村上、ひきつり笑い)」
安岡優「ちゃっちゃと準備!ほら!」
村上てつや「へーへーわかってるよ。」
酒井雄二「にゃ〜ん(入れてくれました?入れてくれました?(わくわく・陽一にすりより))」
北山陽一「(これとこれだろ?)(雄二の大好きなビスケットなどが出てきた)」
酒井雄二「にゅっ(うっとり)(ありがたい〜・・・・その、ものは相談なんですが、マタタビ酒・・・なんてないですよねぇ〜・・・ダメ・・ですかねぇ・・・?)」
北山陽一「(たしか・・・・・)(棚の上の方を探してみる)(あ!あったよ、雄二。じゃあ、これも)」
黒沢カオル「(こっそりビール用意した人。)←てつや君よりも賢い(?)」
ナレーション「実は村上もビールを用意していた。」
安岡優「用意できたねー?・・・はーい、じゃあ出発しんこーーー!」
村上てつや「早く車に乗れよ〜・・・そろったな!おしっ!・・・薫ぅ〜、薫はナビを頼むな!」
黒沢カオル「ん〜(助手席に乗り込んで地図を開く)(←カーナビは付いていないものと思って)」
村上てつや「(もたもたしている黒沢を見て)・・・・あ〜ったくもう!!(地図を取り上げ安岡に渡す)優、お前がナビしろ!こいつに任せてたらいつ出発できるかわからん。」
黒沢カオル「なんだよそれ!!人に頼んどいてその言い方!・・・・(ボソッと)確かにさ、いつもなら助手席に座るのは陽一でさ、ナビするのも陽一だけどさ、何もそんな風に言わなくてもさ・・・・・・・・(いじいじ)」
北山陽一「・・・くくくっ・・・ぷっ!・・・あははははっ!・・・薫兄ぃ〜・・・そんなにいじけなくても・・・(薫をなでなで)」
村上てつや「おっ!また陽一の声が出たじゃねぇか。ナイスだぞ、薫。・・・よっしゃっ!この調子で行くぞー!!(車を発進させる)」
北山陽一「・・・・・・・・・・・(また黙り込んでしまったが、結構楽しんでいる様子)」
ト書き「後部座席で酒井と戯れている北山を見て、黒沢はほっと胸を撫で下ろす。」
黒沢カオル「(村上に)陽一、結構心開いてきてるよね。もうちょっとかなぁ・・・・。」
村上てつや「あいつをあんまり急かすなよ。急かせばそれだけあいつが閉じこもるんだからな。(運転しながら話す)」
安岡優「(前に乗り出して)それぐらい薫兄でもわかってるよねぇ〜?・・・・てつ兄、次の信号右。」
村上てつや「おう、右だな?」
黒沢カオル「それにしても久しぶりだね〜!みんなでおでかけなんて!」
村上てつや「だな〜!みんな忙しかったしな。」
安岡優「てつ兄は遊び・・・・って何でもないよ!!ちゃんと前見て!!」
黒沢カオル「まったく・・・優も余計なこと言わないの!てつだってちゃんとやってたんだよ?・・・・・・くあ〜眠い・・・zzzzz」
安岡優「はぁ…やっぱり、薫兄にナビ任せないで正解だったねぇ。あ、哲兄、エアコン切ってね。風邪引くといけないからさ。」
村上てつや「はいはい☆」
酒井雄二「(陽一が笑顔だぁ…。てつ殿たちにも結構心を開いてきたみたいだし。声も出るようになってきているし。血は繋がっていなくても兄弟じゃないですか。)」
ト書き「そうこうしているうちに「永遠の森」へ到着。」
北山陽一「(車が止まるなり外へ飛び出る)スーー・・・・ハーー・・・・・(空気がおいしー!ユウジ、おいで。)」
酒井雄二「にゃ〜!!(待ってください、陽一。)」
ト書き「車から降りて深呼吸をするなり、森の奥へ走って行く北山。そして彼を慌てて追いかける酒井。その様子を笑顔で見ている村上と安岡。」
安岡優「(走っていった北山を見て)あんなに明るい陽一兄見たの久しぶりだなぁ。・・・・てつ兄、僕等も早く行こう。」
村上てつや「お前先に行ってろ。俺はこいつ(黒沢)起こして荷物持ってくから。・・・・陽一待たせたら心配しそうだしな。お前が行って安心させてやれ。」
安岡優「わかった!それじゃ先行くね!(そう言うと北山、酒井の後を追って森の奥へ)」
酒井雄二「(それにしても、空気がおいしいですな〜。陽一。・・・元気でました?・・・・)」
北山陽一「うん、だいぶね☆」
安岡優「陽一兄〜〜待って待って!!(猛ダッシュでかけてくる)ふぅ〜!すごいきれいな所だね〜!!」
北山陽一「うん・・・なんだか心が洗われるみたいだね・・・。(近くの木をみあげて幹に触れる)」
酒井雄二「陽一、木に耳を当ててごらん。木の中を流れる水の音が聞こえるでしょう。・・・吾輩の声が聞こえる陽一。きっと聞こえる。」
北山陽一「ほんとだ、聞こえるよ。」
酒井雄二「いいですなぁ…」
村上てつや「(荷物持ち運び中)うっ!・・・・・俺、飲めないじゃん、運転・・・・くぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黒沢カオル「だはは〜!よかった俺助手席で♪って、陽一達どこだろうねぇ・・・?永遠の森深いし・・・」
村上てつや「迷わないといいんだけどな・・・」
黒沢カオル「ん〜・・・大丈夫だと思うけど・・・」
安岡優「(はしゃいでいる北山を見て)よかった・・・声もたくさん出てるし、すごく元気になったみたい・・・・・。」
北山陽一「優、早く来てよ。(さらに奥へ行こうとする)」
酒井雄二「(子供みたいですね、本当に。)・・・陽一、あまり奥へ行ったら迷いますよ。てつや殿と薫殿が来るのを待ってください。」
北山陽一「あっ、そっか・・・・。思いっきりはしゃいでたから、兄貴達のこと忘れてたよ。」
安岡優「陽一兄、ちょっと落ち着きなって。兄貴達まだ来てないんだからさ。・・・ここで待ってよ。」
北山陽一「・・・・・・・・(また声が出なくなったのか、手を合わせて「ゴメン」と示す)」
安岡優「いいよ、謝らなくて。こんなきれいな所に来たんだもん、はしゃぎたくなるよね(^^)」
黒沢カオル「陽一〜、優〜、どこだ〜?」
酒井雄二「うなっ!(薫殿が二人を呼んでいるのが聞こえますよ〜)」
安岡優「ここだよぉぉ〜!」
黒沢カオル「か、薫ぅ〜・・・荷物運ぶのを・・・はあはあ・・・手伝ってくれよぉ・・・・はあはあ・・・。」
村上てつや「薫・・・それ俺のセリフ・・・。分かってるんだったら手伝ってくれよなぁーっ!」
黒沢カオル「陽一〜優〜どこだぁ〜?(聞いちゃいねぇ)」
酒井雄二「にゃ〜ん(陽一、呼んでますよ?あっちに行きましょう?)(ズボンのすそを噛んで引っ張る)」
北山陽一「うん(頷き)・・・?(向こうで何か光ってる?)」
酒井雄二「うにゅ?(どうしました?陽一?)」
北山陽一「(何か光った方を指差して)(何か光ってた気がして・・・)」
村上てつや「しっかし薫はこういうところに女連れ込んでるんだーねー(ふむふむ、メモメモ)」
ナレーション「村上さん・・・?(呆)なんでそんな所だけ勉強熱心なんですか?」
黒沢カオル「女の子ってさー結構こういう所好きじゃない?車で連れてきてくれるしぃ、お弁当とか作ってきてくれるしぃ、膝枕してくれるしぃ。」
村上てつや「っていうか、おまえさぁ、免許くらいとれ!」
黒沢カオル「俺、まだ死にたくないし。」
安岡優「(遠くに村上、黒沢の姿を確認する)あっ!てつ兄と薫兄!お〜い!!てつ兄〜!薫兄〜!ここだよぉ〜〜!!」
ナレーション「薫の納得せざるを得ない答えに、しばし固まってしまっていたてつやであった。」
黒沢カオル「(手を振っている安岡を発見)あっ!!いた!・・・お〜い!!ゆ〜たか〜!」
安岡優「(黒沢の方へ走って行く)薫兄、やっと来たぁ。待ってたんだよ。・・・てつ兄は?」
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