-ゴスドラマ過去ログ:15501-15600-
村上てつや「(黒沢の後ろから)優〜荷物〜・・・・・(安岡の前に荷物を下ろす)あ〜疲れた。もう持たねーぞ、俺は。」
黒沢カオル「ご苦労様。・・・・優、陽一と雄二は?一緒じゃなかったの?」
安岡優「あれ?さっきまで一緒にいたのに・・・」
村上てつや「マジかよ?今はまだいいけど、暗くなったらこの森深いから探すのが大変になるぞ・・・?陽一も迷ったらまずいし・・・・。」
黒沢カオル「そうだよぉ・・・そんじゃちょっくら探そうか!」
村上てつや「よおいちーっ!おーいっ・・・(ガサガサッ)うわああああっ!!!」
効果音「ずぼっ!(穴に落ちた音)」
村上てつや「いてててて・・・・なんだこりゃ?ってけっこう深いぞこりゃ・・。」
安岡優「(覗き込んで)ねえ、足跡がある・・・まだ新しいよ。」
酒井雄二「にゃーにゃーっ!(てつや殿!陽一を引き上げて下さい!我輩の力ではとても・・・)」
黒沢カオル「雄二!おまえなんでそんなところに!?陽一と一緒じゃなかったのか?」
酒井雄二「にゃーっ!にゃーっ!(早くー!)」
黒沢カオル「まあ、いいや。うんっせっと!」
ト書き「みんなで北山を引っ張る。」
安岡優「(なんとか北山を穴から引っ張り出す)あービックリした。なんだってこんな所にこんな穴が・・・・?」
村上てつや「いや、それよりも・・・・陽一、どうしてお前がこの穴の中にいたんだ?」
北山陽一「・・・・・・・・・・・」
ト書き「また口がきけなくなってしまったのか、持ってきていた手帳に何か書き始めた。」
黒沢カオル「んー?何々?(覗き込む)」
酒井雄二「にゃー・・・(おーい、吾輩も助けてくだされーっ(泣))」
村上てつや「なんか、変なのが鳴いてる(にやにや)」
北山陽一「ゴメン、忘れてた!(雄二を穴から引っ張り上げる)」
安岡優「陽一兄、大丈夫ぅ?怪我とかしてない?」
北山陽一「・・・・・・・・・・・うん・」
村上てつや「(プレッシャーかけなければ、自然に声は出るんだな)落ちたのか?」
北山陽一「うん・・・まぁ・・・・・・・・・」
村上てつや「(これ以上は聞かない方がいいな・・・)そうか。まぁ、怪我がなくてよかったよ。・・・早く広場の方に行って昼飯食おうぜ。俺、運転して荷物持ちまでさせられたから腹減ったよ。」
黒沢カオル「そういえばそろそろお昼だしね。行こう行こう。(荷物を半分持って)それにしてもてつ、陽一受験生なんだから「落ちた」は禁句だよ?」
安岡優「そうそう。(もう半分の荷物を持つ)・・・でも、今はそんな事お構い無し。今の陽一兄に大事なのは、勉強とかのつらい事を全部忘れて、心にゆとりを持って生活する事なんだから。」
黒沢カオル「それもそうだね。・・・それにしても、「落ちた」が使えなかったら「穴に落ちた」ってなんて言えばいいんだろう・・・・?「穴にはまった」かな・・・?(天然発揮)」
北山陽一「(穴を気にして立ち止まり、振り返る)・・・あの光、何だったんだろう?」
村上てつや「(目がキラーン)光?」
北山陽一「あの奥で、何か白い物が光ったんだ。すごく気になって、手を伸ばしたら雄二ごと落っこちた。」
黒沢カオル「あ、自分で言った。(まぁ陽一はどんな高校を受けても落ちるハズないな。あ、こんなのがプレッシャーになるのか。)でも…穴の中から光ぃ?何でそんなところから?」
村上てつや「光・・・(ニヤリ)。気になるじゃねえか。優、車にロープ積んであったよな」
酒井雄二「うにゃー(やめましょうよ、危ないから)」
安岡優「(ロープを持って走って戻ってくる)はい。でもなんでこんなもん車に積んでるの?」
村上てつや「(満面の笑みで)こういうときのためだろ。さて、誰から降りる?」
黒沢カオル「お前、腹減ったんじゃなかったのかよ」
村上てつや「・・・そっか・・・・・・つうかお前、自分が腹へってもたないんだろ?しょうがねーまず食ってからにするか。」
黒沢カオル「あ〜良かった、このまま食べずじまいかと心配しちゃったよ。ささっ、食べよう♪(そう言いながらすでに広げ始めている)」
北山陽一「…薫兄…気合い、入れた? ……塩釜で焼いたとり肉のサンドイッチとか…美味しそうだけど、大変だったよね?」
黒沢カオル「え?全然?あ、このラタトゥユのパイとかぁ。あとさ、こっちのサラダにかける、刻んだトマト入ってるドレッシングも手作りだし、旨すぎるから覚悟して食えよ?」
安岡優「もう〜、おなかぺこぺこ。早く食べようよ!いっただっきま〜す♪」
酒井雄二「にゃー(陽一殿、その・・・私のご飯は?)」
北山陽一「ごめんごめん。あれ?鞄が・・・ああーっ!さっき穴に落ちたときだ!」
酒井雄二「うな〜(な、なんですと〜!?ご馳走なのに・・なのに・・泣)」
安岡優「(サンドイッチをくわえたまま穴を覗き込む)・・・ほへるははぁ(取れるかなぁ)」
酒井雄二「にゃ〜ん…(ごは〜ん/泣)」
黒沢カオル「(パイをくわえたまま)・・・ひへはいほ(見えないぞ)」
村上てつや「(おにぎりをくわえたまま)ほんはひふはふは(そんなに深くは)・・・・・・うわーーーーーーっ!!!!!」
安岡優「(顔を覆う)あちゃー、また落ちたよ。」
村上てつや「かおるーたすけろーーー」
黒沢カオル「(もぐもぐ、ごっくん)・・・・はい、いいよぉ〜〜(引っ張り上げ)」
北山陽一「あ、あの、カバン‥」
黒沢カオル「(引っ張り上げている途中に、「あっ!てつ、陽一のカバン。」」
ト書き「そう言って村上の手を離す。すると村上は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
村上てつや「え?あ、(ズルッ)うわーーーーーーーーーーーっ!!!」
ゴスペラーズ「(全員で顔を覆う)・・・あちゃー」
村上てつや「いてて・・・・・・鞄、あったぞー。ん?何か光ってる・・・」
酒井雄二「(村上の肩に飛び降りる)てつ殿、大丈夫ですか?」
村上てつや「あぁ、平気。お前腹減ってんだろ?(光を見つめながらも、鞄から出してやる)・・・・ほら、喰え・・・えっ?お前・・しゃべれんのか?」
酒井雄二「(くあっ?!なぜだっ・・・?!)うにゃぁ〜・・・?」
村上てつや「???まぁいいや、薫〜〜!雄二上げるから受け取ってくれ!」
黒沢カオル「おっけ〜。ユウジ、おいで。(穴の中に手を伸ばす)」
ト書き「村上の手から黒沢の手に渡される酒井。その後北山のカバンも上に上げる。」
村上てつや「さて・・・あとはこの中から見えた光の謎だけだな。」
北山陽一「てつ兄、僕も行く。(ロープをつたって穴の中に降りてくる)」
酒井雄二「にゃ〜!(陽一、待ってください!我輩も行きます〜!)>せっかく穴から出してもらったのに、再び穴の中へ行く酒井」
村上てつや「お、なんだ?雄二も来るのか?」
安岡優「てつ兄、大丈夫?」
村上てつや「おお、受け身取れたから。特に…擦りむいたぐらいの怪我しかしてねぇよ」
黒沢カオル「ねえー!みんな大丈夫なのっ?!」
北山陽一「うにゃ〜(大丈夫ですよ、薫殿。皆さん無事です。)」
村上てつや「おわっ?!陽一〜!お前雄二のマネをするのが上手いなぁ〜っ!うっははははっ!!(お腹をかかえて笑っている)」
酒井雄二「うにゃにゃ〜っ(もしも〜し、それは私のせりふでございますよ〜陽一殿)」
北山陽一「(ごめんごめん)」
村上てつや「よっしゃ、行ってみるか!!」
北山陽一「おいで、雄二(雄二を腕に抱き上げる)」
酒井雄二「にゃ〜(陽一の腕に抱きかかえられご機嫌)(気を付けてくださいね?陽一〜・・・)」
北山陽一「・・・・・(分かってるよ雄二。ありがとう。ごめんね。)」
酒井雄二「にゃ〜?(なぜに陽一が謝るんですか?付いて来たのは我輩のわがままなのに。)」
北山陽一「うん・・・だって、こんなに心配してもらってさ・・・。皆もすごく優しくて・・・。」
酒井雄二「にゃぁん(皆陽一のことが好きだからいいんですよ。勿論我輩もね・・・?)(陽一の腕にすりすり)」
北山陽一「ありがとう雄二・・・」
村上てつや「・・・・(本当に会話してんじゃねぇか・・・?)」
北山陽一「雄二、おなか減ってない?大丈夫?(耳の後ろを撫で撫で)」
酒井雄二「うにゃっ(減ってます〜ご馳走〜!!マタタビ酒〜(泣))」
北山陽一「・・・マタタビ酒はないよ、雄二(そう言って雄二のあたまにこぶしを軽くぐりぐり)」
酒井雄二「ふにゅぅ〜(あるって言ってたじゃないですかぁ〜(泣))」
ト書き「さっきまでご機嫌だったのに、北山の言葉にシュンとなる酒井。」
北山陽一「(雄二の頭にキスして)ぷっ!・・・嘘だよ。ちゃんと持ってきたよ。(雄二をいじめるのはおもしろいなぁ)」
効果音「ぽこぽこ」
北山陽一「どう?おいしい??マタタビ酒。」
酒井雄二「うにゃーん・・・(酔っぱらったようにふらふらと穴の奥へ走り出す)」
北山陽一「あ、待って!雄二!(雄二の後を追って走っていく)」
村上てつや「おい、勝手に先行くな!また迷子になるぞ!・・・ったく世話の焼けるヤツらだっ(2人の後を追う)」
効果音「(遠くで水滴が落ちる)‥‥‥ぴちょーん‥‥‥」
村上てつや「永遠の森の奥にこんな洞窟があるなんて・・・陽一、足元滑るから気を付けろよ」
北山陽一「・・・うん(壁に手をついてゆっくり歩く)」
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