-ゴスドラマ過去ログ:25901-26000-
黒沢カオル「お兄ちゃんと!?うん、遊ぶぅ〜」
北山陽一「よし、おいで・・・お妃様、申し訳ありません。修行の途中ですが、薫を連れていってもよろしいですか?」
佐々木真里「構わないけど・・・ね、優くん、話があるんだけどいい?あっ、もちろん「婿に・・・」なんてばかげた話じゃないの。」
安岡優「ちょっとドキッっとしました(笑)っで話しってなんですか?・・・移動しますか?」
佐々木真里「いいわ、かおるも遊びに行ったし・・・ね、薫のことお姫様だって扱うの、どう?当たり前って感じかしら?」
安岡優「だって今までお姫様で通してきたんでしょ?あっ通してきたんですよね?それに・・・あんな親ばかぶり見せ付けておいて・・・(真里に聞こえないように)」
佐々木真里「何かいったかしら、優君?(笑顔なのに怒り口調)」
安岡優「いえっなんにも!(危ねぇ〜怖すぎだっつーの!!)っで、なんでまた急に?」
佐々木真里「薫が姫じゃないとかそういう話ではないの。貴方から見ての話なの。貴方から見て、薫はお姫様?箱入りで大切にしなきゃ!って感じかしら?」
安岡優「そうですね。雄二も、陽一もおそらくてつもそう思っていると思います。」
佐々木真里「それをね、あなただけでもいいからやめてくれないかしら?」
安岡優「え・・・・・?どういうことですか?」
佐々木真里「もしかするとあなたは他の仲間からすごい反発をうけるかもしれない・・・こういう事をすれば。でも誰かが薫を突き放して、あの子が自分の足で立ち上がって生きていくようにしなければならないのよ。今のあの子はまだ甘すぎる・・」
安岡優「えーっと…それは…かなり都合良く受け取りますけど。友達みたいな感じの平等な立場で居てくれって事でしょうか?保護者とか、好きだから友好的に接するとかじゃなくて。相手の事を傷つける事も“あえて”いとわないような?」
佐々木真里「あら、そこまでいってくれるの?嬉しい(にこっ)ホントはね「友達になって」って言いたかったの、でも無理だと思ったから「あの子を姫と扱わない人」になって・・って思ったの、親ばかでごめんなさいね。」
安岡優「…あのお妃様、それは親が頼む事じゃなくて姫さん本人がどうにかする事だと思うんですが。…良いですよ。雄二はともかく、他の2人に噛み付かれるかもしれないけど。平等な人間が居た方が、息抜きも出来るでしょうし」
佐々木真里「えぇ、わかっているわ、親が頼むことじゃないって。でもね、今まであの子をどんな学校に入れても友達はできなかった、生徒の親たちの間ではね「絶対に近づくな、怪我させたらどうなるか・・・」っていうのがね、通説だったのよ。」
安岡優「立場的にも国王が黙ってないでしょうね、それは(クス)。」
佐々木真里「あら、そんな怪我なんて当たり前なのよ?ちっちゃい子供だったら、薫だって小さい頃はいたずらっ子だったんだから(笑)」
安岡優「えっ!本当なんですか?全然そうには見えませんよ?今じゃ・・(心の中でなにか思ったらしいが言葉には出さなかった)いえなんでもありません。」
佐々木真里「ほら、いたずらするにしてもむかしっからトロかったから、そこら辺は全く変わってないのよ。まぁ、そこが可愛いんだけどね?」
安岡優「トロイって言うのはちょっとひどいと思いますが・・・。」
佐々木真里「んー・・じゃあいい言い方すれば、まいぺーす?」
安岡優「(それもどうかと・・・)まぁ、おっとりとした感じなので、まさかいたずらっ子だったなんて・・・。」
佐々木真里「あら、小さい子なら誰でも悪戯はするわよ。薫の場合、机に上ろうとして落ちたり、私の化粧品いじってて、自分の意味もなく塗りたくった顔を鏡でみて、「おにーー!」って泣いたりしてたけど。」
安岡優「やっぱ今と基本は変わらないんですねぇ」
佐々木真里「そうなのよ、昔から何も変わってないの。可愛くて優しくて甘えんぼでね。だから私達も、ついつい過保護になってしまって(苦笑)」
安岡優「そうだったんですか(笑) でもそれは僕だけじゃなくて、陽一にも頼んだ方がいいと思いますよ。いくら僕等ががんばっても、兄である陽一を離れられないならあまり意味が無いし、陽一も「薫を一人立ちさせた方が」って考えてるみたいだし・・・。」
佐々木真里「そうね。陽一は薫を溺愛してるところがあるからね。」
安岡優「//」
ト書き「二人にそんな事を言われてるとも知らない薫と陽一はその頃・・・」
北山陽一「へっくしょん」
黒沢カオル「ありょ?・・・大丈夫?」
北山陽一「うん・・・誰かウワサしてるかな。」
佐々木真里「ただ陽一はあくまでも「お兄ちゃん」だからねぇ・・・ね優君、教育して欲しいなんて、「友達になって」なんて贅沢は言わない。ただ、あの子を姫として見ないで欲しいの、難しいとは思うけど・・お願いできないかしら?」
安岡優「わかりました。・・・陽一には僕から話してみましょうか?」
佐々木真里「お願いするわ」
安岡優「わかりました。話しておきますね。」
佐々木真里「ありがとv・・・ね、優君ってさ・・・・・・・」
安岡優「…………な…なんでしょうか……?婿になれって言わないって言ってましたよね。…ぷらいべーとな質問には答えませんよ」
効果音「ぷるぷるぷる・・・・・・(真里の携帯)」
佐々木真里「あれでしょ、優君って彼女とかいっぱいいるでしょ?(いい逃げで電話とる)はーい?あーなにぃ?(メイドさんだったらしい)ん?旦那が寝込んだ?あぁ、薫に「ぱぱやぁ・・」って言われたからでしょ?ほっといてあげて。OK?はーい(ぶちっ)」
安岡優「・・・もう、お話は済みましたか?・・・失礼します(ぺこ)」
佐々木真里「ぷらいべーとな事は答えないんだもんねーじゃあ修行大変だと思うけど頑張ってね、今日は実力も見れたし、明日からはきっと実践的に入るから。」
安岡優「あ〜・・はい、判りました」
ナレーション「その頃、薫たちは・・・」
黒沢カオル「・・・(ため息)・・酒井さんの召喚獣・・良いなぁ・・(ぽつり)」
北山陽一「友達になりたかった?(なでなで)」
効果音「ぷりゅぷりゅぷりゅぷりゅ(安岡の携帯)」
安岡優「にゃあvvもちもち?やちゅおかでちゅよ?」
酒井雄二「サムっ!人食い人サムサムよりも寒いぞ!・・おのれは何歳だ・・」
安岡優「(酒井無視)ん?そうでちゅよ?どうちたの??(話し続ける)」
酒井雄二「ん?そっちの騒動は落ちついたか?・・婿がどうとか。」
安岡優「ん〜、終わったよぉ?いちお、今日の修行は終わって、フリーになったとこ。」
酒井雄二「そうかそうか、それは良かった。では、今から戻るとしよう。3秒でお前のとこ着くからよろしく。」
安岡優「1,2,3、はい!」
酒井雄二「って、急に飛べるか!」
安岡優「え〜?今、ノリで両腕上げて、「とぅ!」ってポーズしたんじゃないの〜?」
酒井雄二「そっ、そんなことはない。(実際やってた人)」
安岡優「雄二あやしいよ(ーー+)」
小林社長「薫ぅー・・・かおるぅーー(1人枕を濡らしている(笑))」
佐々木真里「(寝室に入ってくる)あのねぇ、薫だってもう子供じゃないんだから(笑)」
黒沢カオル「おにいちゃん、今日も一緒に寝てくれるかなぁ、てつぅ・・・・」
村上てつや「そうだなぁ・・・。お願いしてみれば・・・・?」
黒沢カオル「あっ、ごめんなさいなの。お兄ちゃんに話しかけたなの、てつとぉ一緒に寝たいのぉ・・・・・」
村上てつや「おー!!」
北山陽一「はぁ!?村上さん、アナタ何を変なことを言ってるんですか!寝言は寝てからになさい!薫、お兄ちゃんと一緒に寝てくれますよね!?」
黒沢カオル「あぅ・・・・(すっげぇ困ってる(笑))」
北山陽一「ほら、こっちに来るんだよ、薫。(ニッコリ)」
黒沢カオル「う〜・・やっぱてつといしょに寝る〜。お兄ちゃんもすきだけどやっぱお兄ちゃんはお兄ちゃんなの〜」
北山陽一「な・・・なんでだぁっ!一緒に寝るのにお兄ちゃんもなにも関係ないだろうぉ!?」
村上てつや「いいじゃねぇかよ。俺と一緒に寝たいって言ってんだからよ。」
北山陽一「あなたは黙っててください!!」
黒沢カオル「なんかねーなんとなくねぇ、ぱぱとぉ、ままとぉ、お兄ちゃんとはぁもう寝たくないのぉ、だーいすきだけどぉ、でも寝るのはぁてつとがいいのぉ。」
北山陽一「寝たくない!?(超ショック)」
黒沢カオル「うー・・・おにいちゃんがだめなんじゃなくてぇ・・わかんないけどぉ・・(思っていることが上手く言葉にならくてじたばた)」
村上てつや「とりあえず俺と寝たいんだよな、薫は!(嬉しそう)」
黒沢カオル「あ・・・迷惑だった・・?ごめんなさい・・(しゅーん)」
村上てつや「全然迷惑じゃないよ(にっこり)」
黒沢カオル「ホント?(ほっとしたような笑顔)←昨日まで「1人じゃ寝れないよー!(ぶー)」と話合いに参加しようとしていた村上を邪魔していた子供とは思えない変わりよう(笑)」
北山陽一「(なぜ、何故薫は俺を拒むんだぁ!?)」
佐々木真里「よーいち!ちょっとこっち!!(術で盗み見てた(笑))」
北山陽一「お后様なんですか?(2人の様子が気になって、真里の方は見ない)」
佐々木真里「あのねぇ、子供は大人になっていくの。お兄ちゃんや親が嫌いになってるわけじゃないの、でも、一緒に寝たくはなくなるのよ。そんなものよ、薫はそれが遅かっただけ・・・それに・・・」
北山陽一「はぁ、、、(とてつもなく悲しげな表情)それに、なんですか??」
佐々木真里「薫が自覚してるかどうかは別としてね、誰でも恋はするものよ☆」
北山陽一「う〜ん・・・自立してくれるのは嬉しいんですけど・・・・・・あいつ(村上)に恋をするのは・・・・(困惑顔)」
ト書き「頭の中がぐるぐる回りだす北山。」
佐々木真里「自分で駄目だな〜って思ったら、離れるでしょ」
北山陽一「それはそうですが・・・。けど最近、てつと仲良しだから・・・、心配で。」
佐々木真里「ダメだなぁ〜って思ったら離れる・・っていうのは、自分でよいなぁ〜って思ったらずーっとくっついてる・・って事だからねぇ。」
北山陽一「……これって……もしかしたら。王様と同じ気持ちなんでしょうか。『娘は嫁に出さないぞ』の娘が妹に代わっただけで…」
佐々木真里「あら、今ごろ気がついた?(やさしく笑う)」
北山陽一「あ・・・はい。今、気がつきました(苦笑)」
佐々木真里「薫から、離れようとしてるのは判るけど。・・独占欲は、まだまだ消えないわね」
北山陽一「だってあんなに可愛いんですよ?」
佐々木真里「それはわかるわぁ、もう10年も親やってるんですものvvvもう食べちゃいたいくらい可愛いvv」
北山陽一「薫が僕から離れていくなんて・・・・。耐えられないかも・・・。(かなり落ち込んでいる)」
佐々木真里「陽一・・・・大丈夫よ!・・・・それに私達にとってあなたはもう息子同然なんだから」
黒沢カオル「お兄ちゃん!(とてとてと北山の所に走ってくる)・・・どうしたの?なんか悲しい顔してるよ・・。」
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