-ゴスドラマ過去ログ:26501-26600- |
北山陽一「う〜ん・・・・そっかなぁ?優はなりたいと思わない?」 安岡優「思わないねぇ、俺は生きるだけで精一杯だったからさ、今まで。余裕がなかったのかもしれないけど、そういう願望を持つよりも、もっと現実的なこと考えちゃうね。」 北山陽一「へぇ・・・(少し切なげな表情を見せる)」 安岡優「そんな顔しないでよ・・・陽一」 ゴスペラーズ「・・・優・・・。ごめん。ん?薫、おきてきちゃったのか?」 北山陽一「(↑僕のセリフですよ!)薫、どうしたの?」 黒沢カオル「お月様がね「夢見る時間だよ」って。」 北山陽一「そう。今日は、綺麗な満月だから、お月様もそう教えてくれたのかも知れないね。」 安岡優「確かに、今日は綺麗な満月だよな・・・・・・・」 黒沢カオル「陽一お兄ちゃんってロマンチストだねぇ!」 北山陽一「(にっこり微笑む)」 黒沢カオル「ずっとこの月を見ていたいな・・・・。でもやっぱり眠いかも・・・。(目をこする)」 安岡優「ほらほら、もう寝るよー?明日からは思う存分見れるからさ。宿なんか泊まれないんだろうし。」 黒沢カオル「うん・・・・。お部屋までついてきて・・・・?(ヤスに甘える)」 安岡優「駄目。一人で行けるでしょ?・・兵士さんも動き回ってるし、お化けなんて出ないよ」 黒沢カオル「・・・そうだね・・私・・強いもんね!!!」 安岡優「うしうし、その調子。お休み。」 黒沢カオル「おやすみなさい。」 DJバリ"K"〜ん「くぴぽー」 ト書き「変な生き物の鳴き声で朝が来た。」 佐々木真里「薫・・・みんな、気をつけてね?」 ゴスペラーズ「はい。いってきます。」 佐々木真里「だいじょぶかしら?」 黒沢カオル「大丈夫。僕頑張るよ、お兄ちゃん達がいてくれるんだし、ねッ、みんなッ!(四人を見る)」 ゴスペラーズ「うん。」 佐々木真里「そう・・私もいつでもあなた達を想っています。絶対生きて帰ってきてね・・・。」 北山陽一「はい。大丈夫です。絶対に帰ってきます!」 佐々木真里「あなた、みんなが行くわよ!」 小林社長「薫(抱)」 黒沢カオル「うわぁ!(いきなり抱き寄せられびっくり)」 佐々木真里「…もう。……帰ってきたら、公衆の面前でどうどうと抱きつけるんだから、帰ってきてからにして。あなた」 小林社長「ぎゃおるーーぎゃおるーー(かおるーかおるー)←涙と鼻水が・・・(笑)」 黒沢カオル「ぱぱぁ?泣かないでよぉ〜…僕まで悲しくなってきちゃったぁ…(泣)」 佐々木真里「あなた!薫は大人になるって決めたのよ!あなたも少しは薫から離れる努力をしてください!」 黒沢カオル「ままぁ…あんまりぱぱを怒らないでぇ。」 北山陽一「薫」 黒沢カオル「えへへ////お兄ちゃん」 北山陽一「行こうか。(黒沢に優しく微笑む)」 黒沢カオル「ぱぱ、まま、絶対・・・絶対に帰って来るから・・・帰ってきたらいっぱいぎゅってしてね!(精一杯の笑顔を二人にお送り一人足早に歩き出す)」 佐々木真里「はぁ・・・薫も大人になっていくのね・・・。」 小林社長「うううう・・・・・・。(もう顔がぐしょぐしょ)」 佐々木真里「はい、あなた。これでその顔、なんとかして。(ハンカチを渡す)」 小林社長「真里ぃ(抱き)」 佐々木真里「はいはい(^^)(背中をぽんぽんとたたいて)」 ト書き「少しづつ離れていく影を愛おしく見つめながら、后は涙を堪え、王の背中を優しく強く抱き締めていた・・・」 黒沢カオル「…(歩きながら涙を拭う)」 北山陽一「( 薫・・・。俺たちは絶対帰ってくる!絶対に・・」 黒沢カオル「お兄ちゃん…僕…頑張るよぉ。」 ト書き「と言って、ぎゅっと北山に抱きつき不安な気持ちを必死に押さえようとする黒沢。」 北山陽一「大丈夫。心配なのは分かりますが、安心してください!」 安岡優「さて…一応、雄二のデータによると、座標はここら辺なんだよね…(地図を広げる)さて…どうやってここまで行こうかな。」 ト書き「兄妹2人がいちゃこらしている3m前方で、雇われさん3人が顔を突き合わせる」 村上てつや「そこまで行くのにでけぇ河があるなぁ。そのまま渡るのが一番早いけど・・・・。」 安岡優「うーん・・・それにしても街を一歩でると治安が悪いねぇ・・・気をつけてね?」 黒沢カオル「うん、わかった。皆にくっついているから・・・・(ちょっと不安そう)」 北山陽一「薫、大丈夫だよ。皆と一緒だから☆(優しい笑顔)」 酒井雄二「…ん〜…山を迂回するって手もありますが。2人の脚だと…無理でしょうね。マメ通り越して、破けて泣きそうですし」 安岡優「そうだね。・・山道よりは、負担が少ない所で言うと・・でっかい街道を抜けて行って・・河は、状況を見て突っ切るかどうか考えよ?」 北山陽一「いいんじゃないか?それ」 ト書き「北山の一言で決まり、一行は街道へと歩き始めた。」 黒沢カオル「まだ着かないのぅ・・・?」 村上てつや「もう少しだから頑張ろうな?薫(薫の頭をなでる)」 北山陽一「(てつと薫の間に割り込んで)じゃあ僕と手を繋いでいこうか?(ニッコリ) 」 安岡優「(本当に妹離れする気あんのかなぁ・・陽一)・・足痛くなったら、ちゃんと言うんだよ。我慢は駄目だからね」 黒沢カオル「わかってる〜♪(陽一と手を繋いでニコニコ顔)」 村上てつや「(ちぇ…陽一のやつ…ムカツク)」 酒井雄二「さあ、もう少し頑張りましょう。」 安岡優「(小声で酒井に)てつ機嫌悪いよぉ…薫とられちゃったからさぁ…」 酒井雄二「ホントだ。ただでさえ人相が悪いのに、さらに悪くなっちゃってるよ。(ボソッ)それに比べ陽一のあの眩しいくらいの笑顔といったら・・・」 安岡優「そうだね。」 北山陽一「(まぶしい笑顔)」 村上てつや「(眉間にしわ)」 安岡優「恐ろしいくらいの差だ…。」 酒井雄二「薫は全然気が付いてないけどな…。」 黒沢カオル「♪」 安岡優「見て見て!陽一と薫がニコニコしながら話すたびに、てつの眉間のしわが増えてくよ。おもしろ〜い!!」 村上てつや「・・・おい、安岡。聞こえてるぞ。てめぇ。(不機嫌な顔のまま安岡の襟をつかむ)」 酒井雄二「はいはいはい。…殴るなら、未成年の見えないところでどうぞ。」 安岡優「止めてよ〜・・雄二〜。怖い事促さないでさぁ」 北山陽一「はい!そこ!台本に無いことしない!」 村上てつや「(誰のせいだと思ってんだよ・・・) はいはいはいはい。わかりましたよ。」 酒井雄二「・・・台本ねぇ・・(ばさばさめくる)・・なんだこりゃ!勝手に書き加えられてるじゃないのさ〜・・誰がやったか判らんが、一部には都合の良い演出だこと・・(呆)」 安岡優「どれどれ〜?」 酒井雄二「『シーン25.寄り添って台詞』・・俺には言えない甘々でたるい台詞だから省略・・以下云々」 安岡優「じゃあ俺が読む。えーと、「寒くない?寒いんだったら・・・・・・俺に、寄りかかりなよ。・・・・・・ね?」(微笑む)・・・・・・・何だこれ。(嫌そうな顔。)」 村上てつや「う…うるせぇ!!俺の台詞が少ないから…増やしただけだっつーの!」 酒井雄二「ふぅん。二人して、水増ししあってるのですか。これは、北山の台詞ですが。・・」 北山陽一「うっっっっ!!!(村上に罪をなすりつけようとしてた。)」 酒井雄二「モーションかけたいとか〜…そういうのは特に止めませんけど、一人が好きなら万人好きっていうのは通じませんからね。言っておきますけど。」 黒沢カオル「どうしたの?」 北山陽一「薫?!な、なんでもないぞ!!(誕生日なのに激しく動揺)」 村上てつや「なんでもない!もぉ〜何もなかったんだ!(こちらも動揺)」 ト書き「何かあったと判ったものの、村上と北山があからさまに隠すので、黒沢は安岡と酒井を見る」 酒井雄二「本当に、何でもないことなんですよ。(笑)目玉焼きに、何をかけるかって言い争うくらい、些細な事です(笑)」 黒沢カオル「(ちょっと疑いつつ・・・・・)なんだ、そっか。あ、聞いて!!僕はねぇ、お醤油派!!!(北山と村上を見ながら笑う。)」 村上てつや「俺も醤油派かな〜!(まだ動揺してます)」 北山陽一「あぁ〜!僕も醤油派ですよぉ〜!あははぁ〜…。(動揺しすぎ)」 黒沢カオル「う?(首傾げ)陽一兄ちゃん。変な汗かいてる…珍しぃ…」 北山陽一「そんなことないよ!てつのほうが変な汗かいてるよ…珍しくもないけどさ…。」 ト書き「二人の様子がヘンなので黒沢がさ〜・・・っと酒井の横へ行き、酒井が後ろに隠していた台本を取った!」 |
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