-ゴスドラマ過去ログ：26701-26800-
北山陽一「安全なところにだよ」
黒沢カオル「早く行こうよぉ！（泣きそう）」
北山陽一「よし、移動しよう。みんな！早く！」
酒井雄二「これは急いだほうが良いかもしれないですね。」
ト書き「５人は逃げ出した、柱に隠れていた数人が追い掛けてきた。」
黒沢カオル「いや〜おいかけてくる〜きゃぁーーー」
安岡優「楽しんでる場合じゃないよ！（と言って黒のボールみたいなのを投げた）」
ト書き「すると、辺り一面真っ黒な煙に覆われた。」
安岡優「とりあえず奴らの足止めは成功☆今のうちに早く行こう。」
黒沢カオル「優すごぉ」
安岡優「そんなことないよぉ〜（照）」
酒井雄二「照れてる場合じゃないぞ。あっちも術者・・・あんなのは一瞬の足止めにしかならない・・・・急いで！」
黒沢カオル「でも、さっき捕まえた人たちは大丈夫？痛そうだったけど・・・・」
北山陽一「大丈夫なんじゃない」
安岡優「さっきの、人身売買？あんなのに捕まったら、僕ら色んな事されちゃうよね。縛られたり、ぶたれたり、吊られたりとか。・・・」
黒沢カオル「えぇぇぇぇぇ・・・・！（おびえる）」
村上てつや「そんなにおびえなくても…」
黒沢カオル「縛られるのはいやだぁぁ・・・・（てつにしがみつく）」
村上てつや「（優しく頭を撫ぜる）」
黒沢カオル「こわいよぉ〜〜。てつぅ・・・・。」
酒井雄二「そこ、緊急事態なんですからイチャイチャしないで下さい！」
北山陽一「ピシッ(てつと薫のイチャイチャを見て血管がキレる音)」
酒井雄二「まぁまぁまぁ（北山をなだめる）　それよりどうするんですか？正直、あいつ等から逃げ切るのは難しいですよ？」
北山陽一「う〜ん・・・じゃあ、俺とユウジ・ユタカの3人の力で全員をテレポートさせるか・・・。２人ともいいかい？（と言ってユウジとユタカを見る）」
酒井雄二「オッケー！」
安岡優「準備はいいよ☆」
北山陽一「じゃあ・・・てつと薫は俺の手を握って、もう一つの手はそれぞれユウジ、ユタカの手を握って。薫もてつもしっかり念じてね。そのほうがテレポートしやすいから。（そう言って目をつぶり、呪文を唱えだす）」
黒沢カオル「（陽一の手をぎゅっと握る）」
酒井雄二「（ジャンケンの最強手みたいな手を作り念じる）・・」
ト書き「気づくと５人は知らない場所に来ていた」
黒沢カオル「うわぁっ・・。ココ、どこかなあ？」
安岡優「ジャミング入れられちゃったかな・・（現在地の座標を測定中）・・・」
ト書き「地図に、５人の現在位置を示す点滅が現れる。・・場所は、目的地に程近い山道」
安岡優「・・敵の本拠地に滅茶苦茶近いよ。ここ。１時間歩けば到着しちゃう。」
酒井雄二「それも向こうの作戦のうち・・・ですか？　俺達がテレポートするのを見越して、さっき追い掛けて来てた奴等がここに飛ぶよう念を送った・・・。」
北山陽一「ここからは慎重に行かないと・・・特に、僕と薫はね。」
村上てつや「お前等兄妹は向こうに狙われてる身だもんな。」
黒沢カオル「おにぃちゃぁぁん・・・・・。」
北山陽一「皆がいるから、大丈夫だから、ね?」
黒沢カオル「・・・・・うん。（心配そうな表情で陽一を見る）」
酒井雄二「・・・！！しっ！誰か来ます。みんな隠れて！」
北山陽一「薫！こっち・・・（黒沢の口に手を当てながら）」
ト書き「５人は道を挟んで右左に別れ、草むらや木の陰に隠れる。」
効果音「・・・ガサっガサガサっ・・・（薮を分けてナニかを探している様子・足音が徐々に５人に近付く）」
黒沢カオル「・・・・・・・・。（来ないで・・・・。）」
平見文生「（敵の一人）　さっき尾行してた奴から連絡が入った。どうやらこっちに飛んできたらしい。なんとしても見つけるぞ。特に、村から逃げたあの兄妹。なにが何でも生け捕りにしなければ・・・。（一緒にいた数名と話をしながら５人の近くを通り過ぎる）」
黒沢カオル「あんなこと言ってるよーこわいよー」
北山陽一「（しっ！！静かにしてなさい薫。もう少しで行ってしまうから・・・）←薫の頭に直接言葉を送りこんでいる。」
黒沢カオル「（わかったぁ〜）」
田辺恵二「兄妹っていうが、俺達が欲しいのは兄貴の方だろ？妹の方はどちらかといえば回復系だし。・・・あの兄貴に秘められた破壊力を利用すれば、俺達に敵う者はいなくなるからな。」
平見文生「そうなんだが、兄貴は妹を溺愛している。だから兄貴を思い通りに動かすには、妹の存在も必要だというわけだ。妹のためならなんでもするからな、あいつは。」
田辺恵二「まぁどっちにしても、あの時、あいつ等兄妹が村から逃げてくれたのには感謝だな。おかげでこんな素晴らしい考えが浮かんだんだ。さっさと捕まえて利用するだけ利用してやろうぜ。」
村上てつや「（素晴らしい考えってなんだ・・・？）←すべて聞こえていた」
酒井雄二「なるほど・・・あの時は村を襲ってまで危険因子の２人を殺そうとしていたが、今では逆手を取って２人を利用しようとしているのか・・・。」
安岡優「（ユウジ、聞こえるってば・・・。ふ〜ん、奴らのヘッドは陽一の力を利用して世界制服を狙ってるのか？）」
酒井雄二「（世界征服ねぇ…ゴミ問題をどうにかしてくれとか。病院問題どうにかしてくれとか。そゆので苦しむだけだと思うんだけどなぁ・・）」
黒沢カオル「（お兄ちゃん、僕のことそんなに好きなの〜？うれしいよぉぉぉぉ♪）」
北山陽一「（薫、今はそんな事言ってる場合じゃないって！）」
ト書き「気付けば、探索者の足音が止んでいる。通りすぎたのか、まだ周囲にいるのか。判らないまま、聞こえそうなほど跳ね上がる心臓を抱え、緊張状態を持続させる」
村上てつや「（・・・気配は・・ある・・早く・・通り過ぎちまえ・・・）」
黒沢カオル「（うぅ・・・疲れたよぉ・・・）←無理な体勢で草むらに隠れているため。」
酒井雄二「（・・・いかんな・・薫の体力が限界に近いぞ？」
安岡優「（陽一があいつらの所に行けば敵う者なしなら、薫を守っとけば一番安全じゃない?溺愛してるし。）」
酒井雄二「（・・・・・・・確かに）」
安岡優「（陽一・・・聞こえる？今から俺のいう事聞いて）」
北山陽一「（言う事は聴くけど、飲むとか同意するってのは別問題ですよ」
安岡優「わかってるよ！！」
北山陽一「（見つかるよ。そんな大声出したら。・・・で、なぁに？俺は、人身御供になったら良いのかな？」
黒沢カオル「（瞳ごっくん？飲んじゃうの？）」
北山陽一「「(こんな緊急事態ですけど、ツッコんでもいいですか。)」」
安岡優「（お願いします・・・。）」
酒井雄二「()」
黒沢カオル「zzzzzzzzz」
酒井雄二「（爆睡そのものだな〜ホント）」
安岡優「（はははは・・・・。）（汗）」
村上てつや「（汗かきすぎだよ安岡！！）」
安岡優「（うるさいよっ）」
北山陽一「(あのぉ…薫も疲れてるみたいなんで早く言ってもらえますか？)」
村上てつや「（薫が好きだってよ）」
安岡優「（てつは黙ってて!陽一も顔真っ赤にしないでよ!）」
北山陽一「だっだって〜」
一般人（男）「そこにいるのは誰だ！！！！！！」
村上てつや「俺だよぉ〜ん」
酒井雄二「紛らわしいよあんたは！！！」
北山陽一「（で、俺が人質になればいいんですねっ!?）」
安岡優「（うん・・・悪いとは思ってるけど、何とか頑張ってもらえないかな？必ず助けに行くから・・・）」
北山陽一「（わかりました。薫の事、頼みましたよ。）　ほらほら下っ端さん、僕はここにいますよ。捕まえられるもんなら捕まえてみてください。（茂みから飛び出しその場を離れる）」
平見文生「いたぞっ！！兄貴の方だ！みんな追え！絶対逃がすな！！（すぐさま北山の後を追う）」
北山陽一「(気配に気づく）【僕がおとりになれば薫は助かるんだから】」
ト書き「後方の追っ手に小技を使って翻弄しつつ、北山は４人の隠れている場所から遠ざかるように逃げ出す。捕まえられそうになると、逃げを繰り返しつつ。」
北山陽一「だいぶ遠くまで来たな・・・ここまで来れば・・・・。（立ち止まり平見達と向き合う）」
田辺恵二「はぁはぁ・・・こざかしい真似しやがって・・・・・。観念しておとなしく捕まる気になったか？」
北山陽一「ふふっ・・・（冷たい笑顔）そんな訳・・・・ないですよ！（そう言った瞬間印を結ぶ。辺りがパアッーっと明るくなる）」
田辺恵二「な・・・なんだ？？」
ナレーション「昼間でも可視できるほどの光りを発して、北山は力を集中させる。その行為は、特攻にも見えた。」
田辺恵二「なにっ！？」
北山陽一「大体、僕が何もしないで、ここに逃げたと思いますか？」
ト書き「すでに限界まで高められた力は、針の一突きか、あともう一吹きで破裂する風船にも似た緊張感を持っていた。じりじりとその圧を高めながら、北山はにやりと笑う」
田辺恵二「このままだとお前も無事に済まないぞ！」
北山陽一「それはどうかな。」
[TOP|NEXT|BACK]