七嶽もの |
カシミール3Dによる七嶽グラフィック 赤い線はGPSで実測した車道&登山ルートを編集したものです カシミールでは表現できていませんが、実際の七嶽はもっとギザギザです GPSで測定すれば七嶽のノコギリ歯みたいな特殊形状がよくわかります |
0701.七嶽・ソロ・アドヴェンチャー・レース 人間には糖質・脂質・蛋白質の三大栄養素が必要である。さらにビタミン類・ミネラル類といった微量栄養素も大切である。ミネラルといえばカルシウムや鉄分が代表的であるが、じつはカドジュンには山分という栄養素が生きていくうえで必要不可欠なのだ!山分が不足すると仕事が手につかなくなり、職員を路頭に迷わす可能性がある。そんなとき、山にのぼり山頂で目を潤ませると山分の補給完了である。過剰な摂取は社会復帰を妨げる恐れがあるため、自己・他者・社会的抑制が必要であるが… さあ!お客さんと職員の幸せのため、己の欲求を満たすため、カドジュンよ!山をめざせ! |
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実施 03/02/18 参加1名(カドジュン) 場所 七嶽周辺 あと数日ガマンすれば、七嶽トレッキングがあるというのに、監査でためてた仕事のアカを落とすため、事務員さんに「ワタシの監査前休日返上出勤、今日振り替えます!山分を補給してきます!」といい残し、ワシは七嶽へ向かった。なお2月22日のトレッキング当日、また嵐になるかもしれんから(久賀島つばき祭参照)、さきに1人でいっちゃえという本音もあった。今日は1人なので、七岳登山口公園にMTBをかくし、七岳神社まで車で移動し、そっから登り、尾根を縦走し、登山口のMTBに乗って荒川まで坂道を下り、神社へ帰るという1人でアドベンチャーレースを開催するがごとき豪華な計画だ!(誰も考えるヤツいねえって!)時間的に午後2時前でかなりきびしそうだったが、ワシは時間に追われるのだったら普段から慣れている悲しきサラリーマン管理職なので、どーにかなるだろうとお決まりの開き直りで「トレーニングもかねてイイじゃん!」と深く考えずにスタートした。 しかし、思ったとおり時間に追われ早足になり、ホントに高総体の登山競技みたいなストイックなトレッキングになってしまった。尾根道はよく整備されていて歩きやすいのだが、いかんせん途中まで景色がよくないのでつまらない。しかし、高度もオーバー350mぐらいになると植生も低木にかわって明るくなってきた。GPSもだんだん衛星を捉えだし、ところどころ景色も開けてきた。神社から1時間ほどで七嶽の最初のピークにたどりつく。絶景だ!海の絶景は五島には結構あり申し分ないが、山の絶景というのには餓えている。山はいいよにゃあ。。。と、少しこわれぎみにゆるむ。しかし、時間はない。休憩も立ったまま、画像はつぎに来たとき撮ればいいと先を急ぐ!途中、屏風岩みたいな絶壁の上を歩いたり、岩をよじ登ったりして、1時間強で360度視界が開けた一番気持ちのいい第四峰のピークに到着した。さすが九州百名山!五島が誇る景色だと思う。冷たい風が気持ちいい。体の中の老廃物が汗と一緒に出て行くようなカンジなのである。仕事のアカは落ちた!さあ、時間がない。(焦り)画像を撮り、あわてて下山する。帰りも普通に行けば1時間半ぐらいするのだろうが、1時間強で登山口公園に着いた。休むヒマもほとんどなく、自転車モードに変身!ホント、トライアスロンかアドベンチャーレース!でも帰りは下りだけなのでゆうゆうとダウンヒルを楽しむ。その勢いで七嶽神社までこいでゴール。予想より早く着いたので、駐車場にしばし寝ころんで充実感を味わった。 ワシは仕事も遊びも全力というのがモットーだが、去年、本気で仕事が楽しくてしようがなかった。残業もガマンできた。「仕事あってのワシ!」って真剣にいってた。(ワシから仕事を取ればクズでカスみたいな人間じゃけん!)でも、それもこれも、ゴンのおかげである。自然があって仲間がいて、ホントやっててよかったと思う。早い話充実しまくっているのである。転覆隊と出会って、ワシの人生変わった。五島もけっこう沈んで暗いけど、魅力はいっぱいあるんだよなあ。将来や現状に悲観してもしようがないから、できることをがんばる。できなくてもがんばる。がんばりすぎてへこたれそうになってもワシは山分(人によっては海分ね)を補給することでなんとかなる?(聞くなって!)転覆隊の人たちだって1ヶ月の平均残業80時間でがんばっとる。赤門佐々木さんなんか家に帰るのが3,4時の状態だった!(死ぬって…)けっきょく仕事も遊びも大切なのは、カンドーする心じゃないか?と山頂からの風景を思い出しながら考えた。カンドーがあるからがんばれるんとちゃうん?また仕事をがんばろう。。。 |
七嶽神社の手前からの七嶽です 山内盆地 (この日は黄砂でかすんでます) |
チーズフォンデュに挑戦する 最近、なんだかイベントのたびに、なんか料理しなきゃ!とヘンに義務感めいたものがある。正直これじゃ体がもたん!と思うのだが、前日買出しのときに目についたチーズフォンデュ・セットが気になり、「よし、これでいこう!」と決めてしまった。そのため、最近はイベントのたびに朝の5、6時起きになるのだ。正直ツライ。。。でもサービス精神旺盛なのだ。仕事以外でもサービス業かよ。。。と考えこんでしまう。でも、やっぱり楽しいのだ。転覆隊の鉄人シェフ、チャーミー坂井さんをもっと見習わんばよなあ。。。 ということで、七岳登山口公園において小宴会開始!ウンウン、なかなか美味しい。ハマコー先生の愛妻弁当もゴチソウになり、一気にくつろぎモードにはいる!そんななか、道ゆく車は何ごとかとスピードを落とし、様子をうかがって去って行く。そりゃあなあ。。。あやしいだろうからなあ。。。でも、こっちからすれば「あっ、またこっち見た!ギャハハ!」といい気なモンなのだ。だって車の方が檻っぽくないですか?本当はこっちが見世物状態でも。。。 |
キャンプストーヴでチーズフォンデュに挑戦 |
1時間以上くつろいでいると、別ルートから登ってた地元アスリートでアイアンマン(トライアスロンね)のグッさんが山からあらわれ、さらにのりはるず!?のベース・みーくんが家族と一緒にやってきた。そこでみーくんと、こんど花見でもしようかという話に発展!そっか考えてなかったなあ。そういのもアリだよな!場所はココ(登山口公園)でいいんじゃないか?ということで決定!トイレもあり、街頭も点く、こりゃサイコーかもしんない! ということで、4月上旬お花見決定! 4時半ごろ「ワタシ出勤せんばかも。。。」みぼちゃんが帰るということなので、その場はお開きになった。天気もよくて本当によかった。私らも帰りましょうかというところに、まんじ丸から電話。「いやあ、七嶽楽しかったよ!天気はよかったし、チーズフォンデュは美味かったし、本当にザンネンだったね!そっちは… そうか少林寺だったんだなあ。よくがんばったよ!エライぞ!」「チ、チクショー!」まんじ丸の遠吠えが携帯を通して七嶽にこだました。 I think... 五島の人は純粋な山歩き(トレッキング)を趣味にする人が少ない。でもサカキとかいろんな山のものを勝手に採っていっちゃう人は多いみたい。ワシはライダーの頃から、いい景色や行ったこと自体に満足しているところがあり、山でもわきめもふらず頂上や絶景をめざしたりする。でも、だから関係ないじゃなくて、五島固有の希少な植物もあるとばい、大切にせんばばいと思う。山も海も人間のものじゃない。地球のものだ。そういえば転覆隊本田隊長もアユ釣りに憤慨してたが、釣り人は金を払うから、生活のためだからと自分たちの方が川ではエライと勘違いする人がいるらしい。モノをとってお金を払うのは当然だ。どっちが優先なんて本当はない。だいたい川は人間のものじゃない。ついでに建設省にケンカ売るみたいだけど、人間の都合で自然をつくりかえる時代はもう完全に20世紀の化石的思想なのだ。自然との共存ということばが本当に正しいのかワカランけど、ワシらは地球や五島を生ぬるく甘やかしたい。 |
0703.七嶽クエスト!?(またはお茶を飲もう!冬季七嶽トレッキング3部作完結篇) WHY? もと来た道をカドジュンは1人だけ逆走していたからだ!なんでそんなメンドクサイことになったかというと…(前回の七嶽トレッキングより) BECAUSE じつはカドジュン、6万円相当のGPSを落としていたのだ!トホホ… さあ、みんなチャンスがやってきた!七嶽で宝探しだ!いや、でもやっぱ違う!先週山へ来れなかったまんじ丸のためであり、山頂で紅茶と洒落こむのである!? |
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実施 03/03/08 参加2名(カドジュン、まんじ丸) 場所 七嶽周辺 「なんでまた登るの?」「エッ!? あくまで、今回のトレッキングはまんじ丸のためだよ」と自分を偽り、カドジュンは今年3度目の七嶽へ向かった。こんな寒い日こそ山頂であったかい紅茶を飲もうじゃないかと自分に言いきかせた。まんじ丸は「なんでこんな日にするんですか?別の日でも…」「寒いじゃん。この寒いなか山頂の紅茶は記憶に残るものになるぞ」とまんじ丸まで言いきかせた。 よくよく考えてみれば、今回まんじ丸はアウトドアらしいゴンの企画に初めて参加することになる。きけば「水もお茶もリッターのペットボトルで持ってきてますよ」である。分厚い上着にデカイ荷物、これはなんかオモシロイことが起きそうな予感♪いや、これで山が嫌いなったら困るな。 案の定、第1峰まで、まんじ丸も大汗かいて、ヘバッている。そりゃシロウトがそんな装備でのぼりゃあにゃあ。。。冬でも暑いさ。その姿はまるで転覆隊の雄叫びの西橋さんみたいだ。デカイ体で大食漢、まるでアメ車だ!燃費が悪い。「ワシ100Kgの人、背負って歩きましたけん」とデカイこと言っていた頃のまんじ丸が懐かしい。 第1峰到着、天気は雲が厚いがすがすがしい。先日とどいたゴンの旗を取り出し記念撮影。なかなかいい出来ばえである。さすが染物職人タカシ!これでバトルやイベントごとでの写真が映えるなと思った。だんだんチームらしくなってきた! 前回と同じようにのこぎり状の尾根を歩いて第4峰に到着!やっぱりまんじ丸も感激していた。寒いし時間もないので紅茶に取りかかる。そこで小雪が降っていることに気づいた。平地じゃ小雨なのだろうが、山頂では雪なのである。さすが気温の低減率!うん、やっぱりこんな日にはあったかいものはオイシイ!まんじ丸よアリガトウ! つぎの目的GPS探しに移る。ビデオの分析の結果、第4峰以降紛失したのは間違いない。下山しつつ下ばかり向いて歩く。最悪のトレッキングである!しかし、先週逆ルートのアイアンマン・グッサンが見つけられなかったように、ワシらも見つけきれなかった。。。たぶん尾根の下の林に落ちたのであろう。次第にあきらめがつくカドジュン。。。 そんななか、下り坂でまんじ丸がしゃがんで滑り出したのだ!こ、これは、みぼの登山セオリーその2じゃないか!「同じレベルだ!こいつら!」 ねっ、みなさん分かるでしょう。こんなシロウトでも七岳を満喫することはできるのです。(下段へつづく) |
まんじ丸はどこ!? |
気合いだあ! |
GPS発見される! 10月19日、カヌーに乗ったワシとまんじ丸が岐宿町沿岸で死にかけていた日の夕方、メールが入っていた。差出人はyonnさん、面識はないのだが、福江でお店をやっていて、その店のサイトがとても凝っているなあという印象で以前みていた。なんとそのyonnさん、先日七嶽に登ったときにGPSらしきものをみつけたとおっしゃるのだ!このGONのサイトをみていたため、これじゃないか?と思い出していただいたらしい。しかし、yonnさん自身GPSを見たことがないので、これが本当にGPSかどうかわかんないという。メールで特徴を教えあうと、やっぱりワシが3月の七嶽で落としたGPSで間違いないみたいだった。yonnさんのお店に御礼を持って伺うとやはりワシのGPSが待っていた。半年以上雨風にさらされて汚れていたが、作動するらしい。yonnさんはしばらく不在ということでいらっしゃらなかったが、ありがたく持ち帰った。よくみるとゴムの部分にかじられたようなナゾの跡があったが、電池を交換するとみごとに衛星を捉えだした!カンドーした!本当は福江島1周カヌーで使って地図とリンクさせたかったのだが、みつかっただけでもラッキー!としか言いようがない。yonnさん、本当にありがとうございました! |
発見されたGPS! 汚れて、かじられて(?)いたが 元気に作動していた |
七ツ岳登山道口公園に こんなにたくさんの人が集まるなんて… |
七ツ岳(ななんたけ)トレッキング 玉之浦町荒川温泉まつり実行委員会プロデュースによる七ツ岳(ななんたけ)トレッキング!カドジュンもグループリーダーとして、20名以上を率いて登山!シロウトさんに山の魅力を知ってもらうのだ! 実施(04/04/04)! 参加者100名以上!予想を超える大盛況だが、ワシとアキヒコは大丈夫かな〜と不安があった。シロウトすぎやしないかという不安である。みると参加者に従兄弟が来ていた。あとから聞いた話だが、そのアニキは高所恐怖症らしく、かなり山頂でマイッタらしい。最初から言ってくれれば教えたのにと思ったが、大丈夫だろうとタカをくくっていたようなのである。多分、そんな人が多かったのである。 な、アブナイだろう? 荒川でグループを5つに分けてワシはグループのリーダーを任せられた。地元のメンバーがコースの途中にいるということなので、何とかなるかなあ。。。とそのときは安易に考えていた。昨年、花見を開いた七ツ岳登山道口公園にバスで移動。こんなに人が集まるなんてなあとゴンではありえない光景にカンドーする。 しかし、いやあ、実際きつかった。山じゃないよ。山はサイコーだ!あいかわらずだ!山は一つも変わらずワシらを受け入れてくれるし、突き放してくれる。七嶽はとくに素晴らしいよ。。。シロウトが手軽にあんな絶景みれるんだから、これからも守らなきゃいけない。だからワシはゴミ袋もって行ったさぁ。あまり落ちてなかったけど拾ったさぁ。じゃ、なんだ? …すまないが小学生未満はカンベンしてくれ!いくらシロウトOKとはいっても幼児且つシロウトはやっぱりダメだよ〜 歩きはじめて10分もすると、すぐ後ろの親子連れの男の子がぐずりだした。ああ… ダマシダマシもっていっても限界がある。なんといってもいい大人のまんじー&みぼちゃんがグダグダになってしまったコースなのである。困ってしまった大人たち(とくに定点にいた地元メンバーやワシ)が交代でその子を背負い、抱え、なだめ、あの七嶽のノコギリ状のアップダウンをクリアしていった。 しかし、こんな大勢で七嶽に登るなんてこと今まであっただろうか。大人数ツアーの短所→リピーターをつくりにくい。というのはあるが、とりあえず七嶽の魅力を知った人が増えたかなあと思った。自然に対して素直にカンドーできる五島人が増えていかないと、この島の自然の魅力は五島人自身によってつぶされていくだろうなあとワシは考えていた。うーん、とりあえず今日もいい汗かいた!ビールが美味いぞ。 |
七嶽第一峰にて昼食休憩 ワシにとって 竹の杖はジャマでしかなかった |
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