『 週刊 Hanko 』 646号

学園祭◆恩師、再会!◆

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 ようやく梅雨らしい毎日になってきました。ホタルの季節でもあります。我が家の近くの小さな川でも、ちらちらと動く光に出会えます。2匹ゲットして、暗くした部屋に放しました。小さな流れ星を間近で見ているようで、とてもキレイでした。(^o^)

◆学園祭◆
 2年に1度の学園祭。前日が雨で心配しましたが、当日は晴れてたくさんの方が訪れました。私は予定通り管楽アンサンブルのコンサートに参加。おそろいのTシャツも注文して中高生にとけこんだつもり…!?にしては、ちょっと無理があったかな。(^_^;)なんたって、完全に一世代離れた集団に混ざってるンですもんねぇ。
 今回は、頼まれもしないのに割り込ませてもらったわけですが、クラ吹きとして(一部の方には)認知されたし、とにかくN学園の礼拝堂でクラを吹いたぞ!という結果に満足しています。特に、客席が空の状態で一人で吹くと、お風呂で歌ってるみたいに自分の音に酔えます。あぁ、気分良かった!専用の練習場にしたい!?
 2日目はパパと子供達が聞きに来てくれて、その後校内を案内。生物部の鶏の解剖をみて、演劇部の劇を最前列で見て、美術部の皮細工に挑戦して…。
 途中、春歌がまたお財布をなくす!という事件も起きましたが、幸いにして発見され、やれやれ…でした。(春歌の前科は多い)

◆恩師、再会!◆
 ここ1週間で、30年ぶりの恩師に二人も遭遇してしまいました!
 ちょっと所用で市の教育委員会に行った時、階段ですれ違った方の名札に見覚えが…!「あれ、I川先生ですか?」と思わず声をかけてしまったら、「はい、I川です」と。わぁ、本当だ!「あの、(旧姓)関ですが」と言うと、あぁ、わかるわかる、と少しお話をした後「あれ?(大学出た後)群馬を離れてたって聞いたけど?」えぇっ、中学卒業以来、約30年ぶりなのにどうしてご存知(ご記憶)なんでしょう、と感動しつつ、さすがに田舎だなぁ!と納得。今年70歳になられたというI川先生(ってことは、当時は今の私と同じくらいだったんだ!)、平日は教育委員会、週末は(世界遺産の暫定リストに載った)富岡製糸場の解説員(そうそう、社会の先生でした)でお休み無しのお勤めとか!お元気そうで何よりです。また教育委員会でお会いしましょう!

 数日後の日曜日、市吹で某小学校訪問、「親子で聞く音楽会」で演奏しました。その時挨拶に見えた校長先生の名札に、またまた見覚えのある名前が!
 「あのっ、富中で数学を教えて下さったS崎先生ですかっ?」…するとすかさず「はい、そうです。本当は理科なんだけど数学教えてました。体育も教えてたけどね。(^_^;)」と先生。さらに!私の名前をフルネームで、しかも漢字まで正しく覚えていて下さってビックリ!!中1の時だから、本当に30年ぶりで、その後何百、何千人の子どもと出会っただろうに、いきなり再会して名前が漢字ごと出てくるという記憶力に、ひたすら脱帽でした。(._.;)
 なんと、あの時S崎先生は新卒だったんだって!そうだよねぇ…、実は私の頭の中にいる20代前半のS崎先生と、目の前にいる50代の校長先生が、全っ然一致しなくて不思議な感覚だったのです。(先生の方は、12歳の女の子がいきなりおばさんに変身して現れたんだから、もっとギャップが大きいよね…)
 そしてなんと、S崎先生は今私が行っているN学園の卒業生であることも判明、いや、狭いなぁ!

 それにしても、気がつけたのは、いずれも名札の威力です。不審者対策かもしれないけど、こんな再会の手助けになるとは。
 それに、名前を覚えていてもらうって、嬉しいですね。私なんか、今教えている200人はまだ覚えきってないし、去年教えた200人だってもう忘れかけてる…。人数多いから…年間でも50数回しか会えないから…と言い訳してたけど、なんか、反省しちゃうなぁ…!それにそれに、「同級生に○○がいただろ」なんて、どうして30年前の生徒の人間関係まで記憶してるの!私なんか、夏希と春歌の同級生でさえすでに混同してるってのに…。あぁ。。良い教師というのは、ただ上手に授業ができればいいだけでなく、こんな才能も必要なのだ…と教えられました。私は授業だって手一杯。やまりまだまだ駆け出しです。(^_^;)

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2007. 7. 7  斎藤 範子(Hanko)



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