『 週刊 Hanko 』 681号
◆合唱コンクール◇PTA合唱◇PTA合奏◆
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2年に一度の大イベント富岡祭りが終わり、稲刈りがすみ、秋も深まって参りました。
お祭りは、市内では太鼓の練習を連日夜遅くまでやって、山車が出て、地区ごとにそろいの支度で踊りも踊って…とまさしく住民総出の「お祭り騒ぎ」ですが、郊外??の我が家の地区は、ささやかに、5−6年生がおみこしを担いで市内を回っておしまいです。と言っても、育成会の担当の方々が、気合いを入れて子どもの髪やら顔やらを「お祭りモード」に仕上げてくれて、私は最初、どれが自分の子なのかわかりませんでした。(・_・)「馬子にも衣装」とは、よく言ったものですね。(^_^;)
◆合唱コンクール◆
夏希の中学の合唱コンクール。例年、学校の体育館で行っていたのを、昨年市内の小さいホールを借りてやったら観客が多く、立ち見が出たり、駐車場の問題があったりして、なんと今年は1100人も入るかぶら文化ホールで行われたのでした!!
で、生徒の合唱はともかく。
この合唱コンクールにはアトラクションとして「PTA合唱」があり。
ついでに昨年からは「PTA合奏」(吹奏楽)もあり。
さらに、私はPTA地区役員の割り振りで、この合唱・合奏の担当になり。
この日のために、熱い3ヶ月間を過ごしました。(^_^)
◇PTA合唱◇
合唱の練習が始まったのは先月から。でもその前に曲決めがあり、曲決めのためには楽譜や音源を集めなければならず…。
1学期のうちからリクエストを聞き、「合唱用」に編曲された楽譜を探し、曲選びの会議に備えました。N学園の音楽の先生に、楽譜集めとデモCDの製作にご協力いただき、Y子先生の協力も仰ぎ、なんとか任務全う! かくして13曲の候補の中から曲が決まりました。
「全てが僕の力になる!」 by くず
子供達は「なんでこの曲を、大人が『合唱』で歌うの?」と不思議がっていましたが、満場一致で選ばれたんだからしょーがない。
しかし、最初のネックは音域。
一番高い音が「ラ」!しかも、出だしの音が「ソ」!
しかも、前奏無しの、いきなり歌!
…誰も歌えない…ってことで、3度下げることに。
移調にあたっては旦那に協力を要請、パソコンで楽譜を打ち直してもらい…。
やっと練習にこぎつけました。
練習は計6回。早口言葉みたいなところもあり、メロディもややこしく、一時はどうなることかと思いましたが、皆さん夜の練習にしっかり参加してくれて、ハモりもだんだんバランス良くなり、本番は期待以上の見事な合唱でした!
声楽より器楽派の私が、「歌が楽しい!」と思った数少ない経験の1つとなり、とても楽しかったです。
本当に、皆様のお陰。ありがとうございました。(._.)
ちなみに、メインの中学生の合唱ですが。(^_^;)
夏希は今回、課題曲の伴奏をしました。かぶら文化ホールという大舞台で、フルサイズの高級グランドピアノを弾くなんざ、滅多にできない経験で、しかもトップバッターだったのでかなり緊張したようですが、なんとか無事大役を果たしました。やれやれ、親の方が気が気じゃないですね。他のクラスもついピアノを聞いてしまい、歌の善し悪しはうっかり聞いてませんでした。(^_^;)
でも、伴奏者も指揮者も、もちろん歌う生徒も、よく頑張ったと思います。荒れている感じもなく、みんな落ち着いて一生懸命歌っている姿が印象的でした。
…でもやっぱ、PTA合唱、良かったっしょ! (^O^)G
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◇PTA合奏◇
私的には合唱より気合いの入っていた「合奏」。
初の去年は大人5人で、中学生を何人か借りたって言うから、今年は10人を目標に参加者を捜しました。昔吹いていたらしい…というウワサを聞くと、プッシュしまくり、先生二人も巻き込み…、
なんと、最終的には16人も集まったのです!!! イェイ!!(^ヘ^)v
楽器がない人もいましたが、学校や市吹の方から借りることができました。
練習場所がなくて悩んでいましたが、市の消防団の音楽隊の人が、冷暖房完備の快適な練習場所を提供して下さり解決。夏休み前から週一で練習を始めました。
15年ぶり、25年ぶり…と、最初は音を出すのがやっとで、音程を合わせることもままならず、かなり怪しいサウンドでしたが、皆さん徐々に昔のカンを取り戻し、だんだん曲らしくなってきて、ワクワク♪ ドキドキ♪♪
低音が足りないという悩みも、たまたま市吹でコントラバスを弾くことになった旦那を引っ張り込んで解決!!
バンドの名前も考えました。演奏する人にも、聞いている人にも、夢を与えられるようにと願い、
♪ドリーム・バンド♪ です。
写真提供(南中学校)
プログラムはGREEEENの「キセキ」と、ディズニーの「ハイホー(白雪姫の小人の歌)」でしたが、調子にのって本番3週間前に、アンコールの「ポニョ」まで用意し、結局3曲も練習しました。(「合唱コンクール」で、ブラスが3曲もやっていいのかなぁ…と言いつつ、やる気満々のメンバー (^^) 去年はアンコール無しのルパン1曲だったのに!)
1ヶ月くらい前からは欠席者もなく、前日のリハーサルも、仕事が…!と言いつつかけつける人あり、めでたく全員集合!明日の成功を祈って別れました。
いよいよ当日、なんと言っても合唱がメインのイベントだから、ブラスのメンバーが全員顔を揃えたのは本番のステージの上!音合わせもそこそこに演奏が始まってしまいました。
が、驚いたことに1曲目から手拍子! (@_@)
2曲目はさらに大きくなり、「ポニョ」は手拍子と歌声とで、演奏が聞こえないくらい??
皆さん、楽しんでくれたのですね。(*_*)
映画「スイング・ガールズ」に近い感動を、実際に味わってしまいました♪
が、もっと感動したのは、打・ち・上・げ!!
2才の小さい子供がいる先生が一人欠席しただけで、あとは全員参加。
一人ずつ感想を聞く中で多かったのが「子供に初めて、楽器を吹いてる姿を見せることができて嬉しかった」。
中には「俺は、年くって子供が産まれたから、子供にはいつも、恥ずかしいから学校に来るなと言われていた。でも、今回俺が吹いてるところを見て、涙が出るくらい感動したって言われて、俺も涙が出るくらい嬉しかった」という人もいました。(*_*)
初めはあまり乗り気じゃなかったけど、あんまり楽しかったんで、練習用の(トランペットの)マウスピースを買っちゃいました!と見せてくれる人も。「来年に備える!小遣いためて楽器も買う!」とか。(^o^)
今年で子供は卒業だけど、呼んでくれれば来年もOBとして出たい!という人も。
トロンボーンで参加してくれた先生は、「バレー部の顧問なのにトロンボーンが吹けるなんてスゴイ!と、普段話をしたことのない子が話しかけてくれたり、あの楽器がやってみたい!と興味を持ってくれたりして嬉しかった」と。
意外性は大事だけど、それを披露するチャンスがあってこそ、ですから、やっぱりお誘いして良かったな、と思いました。
当日の演奏をDVDに編集して来た人もいて、みんなで小さなテレビを囲んでわいわい! 今度はあの曲がやりたい、とかリクエストもあり、もう来年に向けての意慾満々の打ち上げとなりました。(^_^)
メンバーそれぞれの、ブラスに寄せる熱い思いを語り合い、その思いが観客にも伝わったことを確認でき、とてもとてもハッピーでした。
で、気がついたら11時…!! (@_@)
ほんとにおいしいお酒でした。
参加してくれた皆さん、楽器や楽譜を貸してくれた市吹の方々、本当にありがとうございました。(._.) そして、去年あっての今年だから、昨年頑張って合奏を始めてくれた5人の方に感謝!です。(練習の夜、3人で留守番しててくれた子供たちも、ありがとう!) また来年、このメンバー+α の皆さんと、同じ夢を見ながらワクワク、ドキドキできる日を、心から
楽しみにしています。\(^_^)/♪♪
2008. 10. 28 斎藤 範子(Hanko)
☆感想のお便り、お待ちしてます。 hanko.saito@nifty.ne.jp
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