『 週刊 Hanko 』 721号

◆雑草の宿命◆スパイクシューズ◆

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 先週末は驚きましたね!4月の雪が積もるとは!
 この時期に降るのは40年ぶりとのことですが、桜の花に積もる雪景色。夜中、街灯の明かりに映し出されながら黙々と降る雪と、その中でじっと静かに咲き続ける桜とに、しばし見とれました。
 その後、雪は夢だったかのような暖かさ!今、我が家の庭は穏やかな桜吹雪が…。1年にたった2週間の桜の花の終宴です。

◆雑草の宿命◆
 今年度の授業が始まりました。今年も1年生の理科2で最初は野外観察、グランドのまわりで野草を見つけよう…と下見に行ってみたら…!!
 びっくり、草刈り&除草剤散布で、キレイさっぱり野草の宝庫が消滅…!!(@_@
;)

 例年、野外観察の終わる6月頃除草作業をしていたと思いますが、今年は何かの手違い?なのか、教材として観察していることを認識されていなかったのか?
早めの作業になったらしく…。(理科2だけでなく、環境の授業でも毎年活用していたので、担当の先生がっかり…)

 気持ちはわかります。でも、貴重な理科の教材を、ここまで撲滅しなくても…!

 どうしよう!と思いましたが、かろうじて南面に少し生き残っているのがあったので、それを観察しました。でも、除草されてから出直した雑草たちらしく、まだ背も低いし花が咲いてないのもあるし、種類も激減だし…。でも仕方ありません。(-.-)

 これら雑草と呼ばれ、無残にも抜き取られる運命にある野草を観察しながら、世の中に「雑草」という名の草はなく、すべての植物に名前がついていること、そしてそれぞれが生きるために根をはり、葉を広げ、子孫を残すために色々な工夫をしているんだぞ…ということを伝えたいと思うのですが…。

 「スズメノカタビラ」という、どこにでもある草が、生徒には見つけられません。
 ほらそこ、踏んでる!と指さすと、「え、これ??」とみんな驚きます。そこで、「こんな、雑草中の雑草みたいな草にもちゃんと名前があって、花だってちゃんと咲いてるんだよ〜…」と話したら、ノートに「スズメノカタビラは、本物の雑草。」と書いている子がいました…。
 正しく伝えるというのは難しいですね。(^^;)

◆スパイクシューズ◆
 まだまだ仮入部期間だというのに、春歌はどこにもよそ見をせず、毎日陸上部の練習に参加しています。先日、スパイクシューズを用意するように言われ、早速スポーツ店に行ってきました。

 陸上は、全くのド素人で… (^^;)
 スパイクシューズなるものを初めて間近で見ました。
 第一印象「痛そう!」第二印象「歩きにくそう!」 とにかくピンの長さにビックリ!こんなんでちゃんと走れるのか!? 路面に合わせてピンが交換できるのも初めて知りました。世の中、まだまだ知らないことがたくさんです。

 シューズを買い、靴下を買い、普段履いているものとの値段の差に春歌が思わず「ママごめんね〜〜」(あぁ、普段の母の節約ぶりをよくわかってるのね!)
 いやいや、吹奏楽部に入って楽器を買うことを思えば、シューズの一足や二足、どうってことないよ!と言いましたが、その後ふと不安に…。
 確か弟が中学時代、母が「この前買ったバスケットシューズが、もうはけないんだって」と嘆いていたのを思い出したのです。春歌もここ数ヶ月でどんどん足のサイズが大きくなっています…。楽器と違って靴は消耗品なんでしたね…。(+_+)

 で、春歌に念を押したことは
一、1足にたくさんついているピンを、取りかえる時に絶対無くさないように!
一、このシューズで踏んだり踏まれたりすることが絶対ないように!(この靴は凶器だ!) 

 シューズはともかく、紛失や過失での出費や事故は防がないと!
 普段忘れ物の多い春歌さん、そこんとこしっかり頼みますよ!!
後は、思う存分走って下さいネ。(^。^)

2010. 4. 19  斎藤 範子(Hanko)



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