改造記録  [USB接続ケーブルをもう1本!]
毎度のことですが...
改造は自己責任で行いましよう、今回行う改造は最悪デジカメを壊す恐れがあります、もしかしたらPC本体も壊れるかも知れません。
改造を行う人はその辺を十理解して行って下さい。もちろん何が起きても私は知りません。
しかし、こんなん記事上げちゃってRICOHさんに怒られたりしないかな?なんってちょっと心配(笑)
作成:2000/09/10
更新:----/--/--

夏に買ったRDC-7のPC接続用キット「PK−7」が今回の改造ネタです。このキットはデジカメをUSBもしくはシリアル接続し、撮影した画像をPCへ転送するためのケーブルとソフトをパッケージしたのもです。

デジカメの接続キットって結構割高なんですよね〜 メモリーリーダーの方が安いことも多々有るのですが、接続キットは写真を撮影する以外の機能がいろいろと付いている物も有るので私のような多機能好きとしては接続キットはとりあえず押さえておかなくてはならないです(笑)

このキットの中にはUSB接続用とシリアル接続用のケーブル2本が入っているのですが私的にはシリアル接続用のケーブルは実用性に欠けるので無駄だな〜なんて思うのです。 試しにシリアルケーブルも使ってみましたが300万画素を越えるデーターを転送するには役不足です。USB転送の速さを知ってしまったら使えないです(^^;; 一部のMACやNT環境なので使ってる方には必要何でしょうけど...

自宅と仕事場で画像の転送を行いたいと思うのですがやはりシリアルは厳しい、もちろん自宅では快適に使いたいしい仕事場ではHPやカタログ印刷用写真を撮ったりすることも有ると思うので転送速度が遅いのはやってられないってことで何か良い方法はないかと改造を思い立ったのです。


数週間前にケーブルを改造できないかと思っていたのですがコネクタ部分はモールドされているだろうからバラせないと思いこんでいたのですが、デジカメケーブルを接続しようとしたときにシール下の「へこみ」に気づきよく見るとネジらしき物が有るではないですか! 早速シールを剥がしてみると写真の用にネジが有るではないですか!! 何でこんな基本的なことに1週間以上気がつかなかったんだ(笑)

ではでは、ネジ外してバラしてみましょう。多少外しにくいですが合わせ部分にドライバとか入れて慎重に開けていきましょう。


コネクター部分を全部ばらすとこんな感じになりますコノコネクタ良くできていて内部がしっかりとシールドされる構造になっています。ただ気を付けないとコネクタの半田部分とシールドが接触してしまう恐れがあるので注意しましょう。

USBケーブルとシリアルケーブルの比較写真
左がUSB、右がシリアルです。使っている端子で共通なのはVCCとGNDだけです。USBの信号とシリアルの信号は別物なので当然のことですけど(笑)

気になったのはUSBケーブルなのですが、なぜか5本の線が接続されているのです。普通USBって4本ですよね、色的には赤・黒・緑・白って感じに... なんか茶色の線が1本余分な気がするんですが....


茶色の線が気になりますが後でテスター使ってあたっていけば解ることなので先に進みます。

シリアルケーブルの線を全て取り去らい端子部分の余分な半田を吸い取り線などを使って綺麗に取り除いておきます。コネクターはプラスチックなので熱を加えすぎて溶かしたりしないように注意して作業しましょう。


では、いよいよ結線作業です。あらかじめテスターで原版のケーブルを調べておき後は比較しながら結線し、再度テスターで確認していきました。 面倒な作業ですがココで手を抜くとデジカメを破壊する恐れが有りますので慎重に行って下さい。 隣の端子とショートしないように配線が密集している箇所は収縮チューブなどを使って絶縁しておきましょう。

謎の茶色い線ですがコレはGNDだったようです。私は他のGNDから極細線で持ってきました。USB接続の場合、自動で転送モードへ移行するところを見ると茶色が繋がっている端子がGNDへ落ちることでデジカメがケーブル繋がれたことを認識しているのではないかと思います。

なぜか原版のケーブルと改造に使用したUSBケーブルの色使いがまるっきり反対で迷いました。コレはRICOHの罠か!って思いましたよ(笑)

右が原版、左が改造品です。写真をクリックすると大きいのが表示されます。(57KB)


結線が終わったら後は元通り組み立てるだけかなのですがその前にシールド板部分の絶縁処理をしておきましょう。絶縁と言っても適当なテープを端子の中たりそうな所へ貼っておくだけです。

原版のケーブルを見ると同じような処理がしてあります。しかし、シリアルケーブルの方にはされていないんですよ。思うにUSBケーブルってシリアルに比べて中に使っている線が堅めなんですよね、特に電源線とか。で、コネクターの中に詰めるとき線に力が掛かってシールド板と触れて不良にならないようにメーカーでも貼ってるのかも知れませんね〜


完成!! 記念に全体写真(笑)
効果があるかは解りませんが転がっていたフィライトコアを付けておきました。一応原版の方にも付いてるんですが今一こいつが効果があるというのを体感したことがないんですよね〜

この改造、案外かんたんな割に便利だと思います。普通だったら使わないケーブルなんて箱に入れっぱなしになるのが関の山ですからね〜 私のように自宅と仕事場や自宅とモバイル用なんて使い方してる人にお薦めです。 改造に必要な部品もUSBの適当なケーブルのみですから、私はジャンクで買ってきた¥60の物を使いました(笑)

結線図についてはあえて載せてません(^^;;
今一自信がないのとメモした紙が行方不明(笑) 見つかったら載せるかも知れません。大体の感じは写真見て貰えば解ると思うのでよろしくお願いします。